[CML 040124] Re: 休戦の呼びかけが重要でしょう 10.11 日本も難民を受け入れよう! デモ

Yoshihiko Murata murata0431 at yahoo.co.jp
2015年 10月 12日 (月) 17:13:00 JST


村田です。書きかけの文が送信されてしまいました。申し訳ありません。改めて
投稿します。



石垣様

常日頃熱心に投稿されている石垣様には大変失礼かと思いますが、僅かながらも
難民に関わる者として、(すでにデモの予定日を過ぎてしまいましたが)ひと言
申し上げたいと思います。

>お世話様です。
>難民受け入れは
>人道上大切なことです、
>しかし、同時に中東での休戦の呼びかけが
>より重要でしょう。
>休戦が実現しない限り、難民は無くなりません。

上記発言は、つまりは「休戦が実現しない限り、難民はなくならないのだから、
休戦の呼びかけの方が重要なのだから、『日本も難民を受け入れよう』と政府や
市民に呼びかけるよりも、停戦を呼びかけるべきだ」、という趣旨で書かれたの
でしょうか? 

しかしながら「難民を受け入れよう」との呼びかけは、一見すると(時勢柄)シ
リア難民を受け入れようという趣旨のように受け取られたかも知れませんが、同
会の公式? ブログ(http://pinkydra.exblog.jp/)の説明を読む限り、難民受
け入れ枠の拡大を求めるだけではなく、入管の収容所での人権無視をやめよ、紛
争を悪化させる日本政府の政策を変えさせることなどを呼びかけるデモ、と理解
出来ます。

昨年の難民申請者数五千人に対して、認定者数が僅か11人というこの状況を石垣
さんはどのように考え、感じていますか? 

日本に於ける難民認定の問題は、単に認定数の問題だけではありません。
それは、迫害から逃れて日本に来た難民は、再び日本政府等による人権侵害に晒
される、という問題です。

申請から決定まで(人により異なりますが)2〜3年、異議申したてから3〜5年と
非常に長い期間、極めて不安定な状態に置かれます。その間、発給されるビザは
3ヶ月〜半年の短期であり、健康保険に加入できないなど生活上様々な制約を受
けます。とうてい受け入れることの出来る状況ではないし、また、こうした状態
を看過することも許されません。

僕自身は長年バングラデシュのチッタゴン丘陵問題に関わってきた関係から、日
本に在住するジュマ民族の難民申請を微力ながら支援してきました。過去20年間、
恐らく50人以上が来日して難民申請しましたが、裁判を通じて正式に認定された
のは僕が知る限り一人だけで、後は「人道的な配慮が必要なものとして在留を認
め」られた者が数名、多くても10数人。非常にお寒い状況です。

このように長期間に亘って法的に不安定な地位に置かれることの不安と苦痛は大
変なもので、僕自身は重大な人権侵害だと考えています。このような状況下では、
日本は難民条約から離脱した方が難民のためには却って良いのではないか。そう
なれば、UNHCRを通じて受け入れ国を探すことが出来るのに、と正直思ってしま
います。

もちろん、不認定で退去強制が決定され、それを拒否して牛久などに収容された
人たちはもっと大変です。SYI(収容者友人有志一同)という団体を直接知って
いるわけではありませんが、彼らの「日本も難民を受け入れよう」というデモの
呼びかけは、困難な状況を生きている収容者の切実な願いが反映されているもの
と思います。

この問題は遠く離れた中東で起きていることではなく、日本で起きていることで
あり、難民認定者数を増やすことや、申請者の処遇を改善することなどは日本政
府の責任である以上、我々日本の有権者の責任でもあります。

さて、次に
>しかし、同時に中東での休戦の呼びかけが
>より重要でしょう。
>休戦が実現しない限り、難民は無くなりません。

という点について。

一体、この言葉は誰に向けて発せられているのか不明ですし、その「休戦の呼び
かけ」の内容も不明です。

シリア情勢に限って言えば、あくまで現時点においてですが、「休戦の呼びか
け」という主張は中身はどうあれ、空疎に聞こえるだけです。なぜなら、シリア
にせよイラクにせよ、ISを正当な交渉相手として認めるとは到底考えられないし、
仮に認めて交渉しようとしたところで、IS側が応じるとも思えません。交渉が到
底見込めない以上、穿った見方をすればこの主張はISとそれを陰で支えている勢
力(米国、イスラエル、トルコなど)を応援することにならないとも限りません。

さらに、休戦が実現しない限り難民は無くならないという主張は、逆に言えば休
戦が実現すれば難民は無くなるという主張だと受け取れますが、ことはそう簡単
ではありません。紛争が解決しても、様々な形態の迫害が無くなるわけではない
からです。

この単純な事実に目を向ければ、紛争の解決と難民受入は、どちらが優先順位が
高いとか、どちらが重要などと秤に掛けて比べられる問題ではそもそもないので
す。

したがって、「より重要でしょう」などと比較して、(これまでの発言から、そ
のような意図が石垣さんに実際にあるとは思ってはおりませんが)ある団体が行
うデモの意義を貶めるような発言は厳に慎んで頂きたいと思います。

以上

>
>>幾千の
>>コスモスに酔う
>>空の向こう
>>戦争しか知らない
>>子どもらがいる
>>  (山地あい子)
>>
>>(さいたま市 石垣敏夫)
>>
>>
>>>>たびたびで申し訳ありません。
>>当日のデモ・コースが確定したので、改めてご案内させてください。
>>
>>以下、転送・転載・拡散歓迎です。
>>よろしくお願いいたします。
>>
>>--------------------------------
>>日本も難民を受け入れよう! デモ
>>
>>▼ 2015年10月11日(日) 15:00デモ開始
>>(14:00-14:50 街頭宣伝)
>>
>>→ デモ参加者は、14:45くらいまでにお集まりください!
>>
>>▼ 出発地: 東京都・新宿駅東口広場(アルタ前)
>>
>>→ 14:50ごろに「アルタ前」から移動し、歌舞伎町交差点のあたりで列を作りま
>>す。それから、西回りに新宿駅周辺を一周します。
>>
>>▼ 呼びかけ: SYI(収容者友人有志一同)
>>http://pinkydra.exblog.jp/
>>
>>
>>
>>-----
>>このメッセージにウイルスは検出されませんでした。
>>AVG によってチェックされました - www.avg.com
>>バージョン: 2015.0.6172 / ウイルスデータベース:4435/10789 - リリース日:
>>2015/10/10
>
>
>
>-----
>このメッセージにウイルスは検出されませんでした。
>AVG によってチェックされました - www.avg.com
>バージョン: 2015.0.6172 / ウイルスデータベース:4435/10801 - リリース日:
>2015/10/11


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