[CML 040087] 「福島で進行する低線量・内部被ばく甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える」を広げよう

京都の菊池です。 ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2015年 10月 10日 (土) 16:07:48 JST


「福島で進行する低線量・内部被ばく甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える」を読んで広げましょう


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京都の菊池です。

耕文社のホームページ
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新刊
 『福島で進行する低線量・内部被ばく
  甲状腺がん異常多発と
  これからの広範な障害の増加を考える』
    2015年8月15日 発行

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「話題の新刊」
http://www.kobunsha.co.jp/sinkan.html
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甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える
 医療問題研究会 編著
 ●A5判 並製 151ページ
 ●定価1,296円(税込)
 ●ISBN978-4-86377-040-9

去る5月18日、福島「県民健康調査」甲状腺検査評価部会は、
112人が甲状腺がんと判定されたことを、他の統計と比べ「数十倍のオーダーで多い」と公式文書ではじめて「多発」を認めた。

前著「低線量・内部被曝の危険性」でこの事態を危惧し、危険性を訴えてきた医療問題研究会が、
これまでの知見を踏まえ、「健康調査」のデータを科学的に分析し、福島の実態を見据えつつ、甲状腺がん多発の正確な評価を示し、これからの広範な障害の増加に警鐘を鳴らす。

被ばくの現実に真摯に向き合うことなく、また被害の最少化に努力しようとしない政府・原子力ムラの姿勢は今すぐ正されなければならない。 

目次

 第1章 甲状腺がんの異常多発
 第2章 チェルノブイリと福島の放射線被ばく量の比較、甲状腺がんと放射線量の関係
 第3章 甲状腺がん多発をごまかす「論拠」
 第4章 低線量被ばくの危険性
 第5章 チェルノブイリ事故による甲状腺がん以外のがん
 第6章 広範な健康障害について
 特別編 ベラルーシ・ドイツ訪問記
 資料編
 おわりに


本より

はじめに
を引用します。


はじめに

 福島原発事故はいまだに収束どころか、莫大な放射能物質を出し続け、それを遮断する方法も明らかでない状況が続いています。川内原発など原発再稼働の動きが加速化し、海外への原発輸出さえ協力に進められています。
 福島県県民健康調査で甲状腺がんの異常多発が明らかにされたにもかかわらず、福島県や周辺地域での被ばくを避けるどころか、高度汚染地域への帰還政策が進行しています。
 他方では、これらの政策を進めるために、福島での被害隠しが必要です。その中核が「低線量被ばく」による障害を認めないことです。そうすれば、高線量被ばくを受けた少数の地域や事故処理労働者の方々以外の被害者には補償も何もしないでよいからです。私たちはそのことを危惧して、2011年11月に『低線量・内部被曝の危険性』を発行し、その危険性を喚起しました。
 その後、福島県健康調査により、小児の甲状腺がんが多数発見されました。私たちは、これは原発事故による異常多発であることを、チェルノブイリのデータや、全国「がん登録」のデータと比較して明らかにしてきました。この過程で、岡山大学津田敏秀教授の科学的な分析を知り、私たちの正しさを確認することができました。
 残念ながら、この明らかな甲状腺がん異常多発でさえ、すべての学会をはじめ、反原発を唱える識者たちでさえ「まだわからない」、ないし否定する方々が大多数です。このままでは、原発推進派「専門家」たちの「原発事故とは関係ない」とのウソを許し、検査され手術された犠牲者の補償どころではなくなります。
 甲状腺がんだけではありません、漫画『美味しんぼ』では、甲状腺がん以外の健康障害が問題にされましたが、これにも多くの反原発の識者はそれらの健康障害を認めず、安倍内閣の強引な言論統制を許しました。しかし、チェルノブイリがそうだったように多くの健康障害が事実として進行し、福島県双葉町や宮城県丸森町でのアンケート調査などで、鼻血はもちろん多くの症状や病気が増加していることが示され、さらにドイツの科学者などにより乳児死亡の増加などが明らかにされています。
 このような現実を見て、甲状腺がんの異常多発に加えて、低線量被ばくの障害性をもう一度見直すとともに、この間チェルノブイリなどで報告されている放射線障害の具体的な内容を調査し、小児科学会などに発表してきた内容を整理したのがこの本です。被害が甲状腺がんだけなら数百人に1人という単位です。しかし、被ばくによる障害を合わせれば、頻度は何人かに1人につながる可能性があることをチェルノブイリ事故は教えています。
 1章は甲状腺がんの異常多発についての現状分析。
2章は福島の被ばく推定量と甲状腺がんとの関連を分析し、
3章は甲状腺がん多発隠しの「論拠」批判、
4章は主に100mSv以下の低線量被ばく障害を、発がん性を中心に解説しています。
5章はチェルノブイリでのがん多発について、
6章はその他の多彩な障害と福島ですでに表れている障害を紹介しました。
特別編は、医療問題研究会の3会員が核戦争防止国際医師会議ドイツ支部に招請されてドイツとベラルーシを訪問したことの報告です。
また、「健康診断」の項目に関してと、多彩な健康障害を社会に紹介した「鼻血問題」に関する資料をつけています。
 今回、福島原発事故の処理に従事されている方々の健康状態のデータは得られませんでした。今後の課題としたいと考えています。
 全体を通じて、福島原発事故をめぐる一つの焦点である低線量被ばく障害を科学的に考える上で重要な情報は相当程度提示したつもりです。この本を読んでいただければ、甲状腺がん異常多発、低線量被ばくの危険性と、環境省や福島県の障害かくしの「論拠」の間違いを理解していただけるかと思います。
また、福島をはじめ日本全国にばらまかれている放射能汚染から身を守るために、健康診断を求める運動や、健康手帳を広げ求める運動などにも役立てば幸いです。


菊池
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