[CML 039956] Re: [wam_ml: 4532] Re: [pmn-ml 22814] 植民地支配を問う主体形成を 梶村秀樹『排外主義克服のための朝鮮史』

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2015年 10月 2日 (金) 21:20:29 JST


前田 朗です。
10月2日

飛田さん

ありがとうございます。

私は歴史学者ではないので、梶村さんのことを知ったときには、既に亡くなって
いました。後に少しずつ読んできました。残念ながら、梶村さんにきちんと学ん
だとはいえません。

韓国で、いま、梶村さんを読むということは、「植民地近代化論」との闘いだろ
うと思います。

日本側の「植民地主義開き直り」、「歴史修正主義」、要するに「帝国史観」に
呼応して、

韓国でも「植民地近代化論」が強まっています。

朴裕河は、うまく立ち回っていますが、実体は「植民地解放闘争を非難する」こ
とに主眼を置いています。

朝日新聞、和田春樹、大沼保昭をはじめとするエセ知識人たちが朴裕河をひたす
ら持ち上げるのもよくわかります。

それだけではありません。

「慰安婦」問題の解決を求めて20年頑張ってきたはずの人の中にも、

今年になって、「和田春樹先生は誠実だ」などと、文字通り異常で、狂った発言
が出ています。

度し難い、思想の腐敗の腐敗です。

人間に対する侮辱です。

結局、日本人のほとんどは梶村秀樹さんの著作を読む能力がない、のでしょう。

歴史に向き合うための基本的立場をきちんと理解すること、

自らの責任を徹底して問い詰めること、

いかなる事実からも逃げることなく、歴史と歴史学の総体を把握すること、

私で言えば、権利の主体と責任の主体を明らかにして、法の本質を解明すること、
です。

日本人のかなり多くには、こうした当たり前のことを求めることが不可能なよう
に、思えてきます。

そう言ってあきらめるわけにもいきませんが。




----- Original Message -----
> 前田さん、神戸学生青年センターの飛田です。ごぶさたしています。いつもご
くろうさまです。
> 梶村秀樹研究の本が、韓国でも出版されていますが、その筆者のひとりからい
ただきました。
> むくげの会 http://ksyc.jp/mukuge/
> で1970年代に梶村秀樹さんの講演会を開いており、
> 最近、その講演録を韓国の人々に見ていただこうをホームページにアップしま
した。ご覧いただければ幸いです。
> 
> むくげ通信目次集
> http://ksyc.jp/mukuge/tuusinn.htmlから探せます。
> 
> 梶村秀樹
> 27号(1974年11月23 日)
> ・講演録 梶村秀樹「解放後の朝鮮 −1945年8〜9月を中心に−」
http://ksyc.jp/mukuge/027/kajimura-kaihougo.pdf
> 
> 26号(1974年9月22 日)
> ・講演録 梶村秀樹「朝鮮における資本主義萌芽の問題」 
> http://ksyc.jp/mukuge/026/kajimura-sihon.pdf
> 
> On Fri, 02 Oct 2015 16:33:02 +0900
> <maeda at zokei.ac.jp> wrote:
> 
> > 前田 朗です。
> > 10月2日
> > 
> > ブログを更新しました。
> > 
> > 植民地支配を問う主体形成を
> > 梶村秀樹『排外主義克服のための朝鮮史』(平凡社ラブラリー、2014年)
> > http://maeda-akira.blogspot.jp/2015/10/blog-post_2.html
> > 
> > 
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