[CML 039932] プーチン:国連総会の演説で難民危機の元凶「民主主義革命の輸出」を糾弾

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2015年 10月 1日 (木) 00:15:41 JST


みなさまへ   (BCCにて)松元

バルセロナの童子丸さんから送られたプーチンの国連総会演説についての新記事
を紹介させていただきます。

=====以下全文転載=====

バルセロナの童子丸開です。

9月28日に行われた国連総会での、ロシア大統領プーチンの演説に関する国営
RTニュースからの和訳記事をお送りします。

「難民危機」は、欧州に住んでいるとひしひしと感じられるもので、バルセロナ
市も500〜800人ほどのシリアやイラクなどからの難民を引き受け ること
になりました。

私の住むこの街で、彼らが何とか人間らしく生き延びることを願います。

同時に、_戦争と破壊と殺人と社会的混乱が終結した、平和な彼らの祖国に戻る
日が、一日でも早くやって来るように、祈らざるを得ません_。

そのためには何が必要か、どんな政策を支持すべきなのか、世界中の人々に考え
てもらう必要があります。

いつもながらで恐縮ですが、ご拡散をよろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction2/Putin_to_UN-Export_of_so-called_democratic_revolutions_continues_globally.html
*
和訳:ロシア国営RTのニュースより
**プーチン:国連総会の演説で**難 民危機の元凶「民主主義革命の輸出」を糾弾*


 先日私は、現在欧州を襲いつつある「難民危機」についての記事『*現在進行
中* */2005 年に予想されていた現在の欧州難民危機/*
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction2
/Predicting_Europes_Current_Refugee_Crisis_in_2005.html>』を書いた。その
中で難民が主要に、アフガニスタン〜パキスタン、イ ラク、シリア、スーダ
ン、リビア、ソマリアなど、米欧の「貨幣神崇拝者」による戦争・不安定化政策
の場となった国々から現われていることを明 らかにした。

  もう少し突っ込んで言えばそれが、2001年の9・11以来、それらの
国々に、米国とその傀儡どもの武力と謀略によって「民主主義」が導入さ れた
必然的な 結果であることを、明確に指摘しなければならない。その「民主主義
革命の輸出」を支持してきたマスコミや評論家・専門家、「人権」活動集団
が、難民が出て くる《元》について一斉に口をつぐむはずである。このような、
意図的にそれに加担してきた人々や集団は、自分が加わった犯罪を覆い隠してお
き たいだろう。 しかし、共犯の意図はなく愚かにもそれを称賛してきた人々
は、早くその愚かさに気付いてそうと認め、この難民問題の元凶の方に目を向け
てもら いたいもので ある。

 この9月28日に、ニューヨークで行われた国連総会の場で、ロシアのプーチ
ン大統領がこの*「民主主義革命の輸出」を厳しく 糾弾し、それが現今の「難民
危機」の根本原因*で あることについて、世界中に警告を発した。やっとのこと
で、これほどにまともで当たり前のことを公式に発言する国家首脳が現われたわ
けだ。例 によって貨幣 神の眷属である西側の報道機関では全く触れられていな
い。プーチンは国連を通して「テロ=輸出された民主主義」との戦いを呼びかけ
ているが、 さぞかし耳の 痛いことだろう。

 このところロシアはシリアのアサド政権に対する直接の軍事支援とイスラム国
(ISIS)への攻撃の方針を明確にしてい る(近頃イスラム国を単独で爆撃
したフランスはこれに乗ってきたのかもしれない)が、この国連総会の場での発
言は、そのロシアの基本外交を正 当なものにす るための重大な手続きなのだろ
う。またプーチンは*米国の「例外主義と免罪の政策(アメリカは無前提に例外
的な国であり、何を してもその罪を問われず罰せられることはない、という考
えを基盤にした政策)」* を、米国大統領オバマの眼の前で手厳しく非難する。

 今回の翻訳(仮訳)に用いたのはロ シア国営RT <http://www.rt.com/>の次
の記事であ る。
http://www.rt.com/news/316804-putin-russia-unga-speech/
Violence instead of democracy: Putin slams ‘policies of exceptionalism
and impunity’ in UN speech (Published time: 28 Sep, 2015 16:16Edited
time: 29 Sep, 2015 07:48)

 そしてそれに対する米国のオバマ大統領の発言にも注目したい。彼は、アサド
政権に対する姿勢では対立するものの、シリア情 勢の解決に向けてロシアやイ
ランに協力する意向をほのめかした。さらに、リビアに「権力の空白状態を残し
たこと」の“誤り”を認めたと受 け取られる発言を したのである。こちらのRT
の報道(オバマ国連演説のビデオと音声記録付き)をご覧いただきたい。
Obama to UN: US ready to work with Russia and Iran on Syria
<http://www.rt.com/usa/316766-obama-un-speech-stength/>
  オバマは貨幣神崇拝者の意のままに、安定していたリビアに「民主主義革命
の輸出」をやらかして、そこをテロリストの巣窟に変えてほったらかし にして
いるの だ。いまさらそんなことを言われても、その結果としてリビアからの
「難民」をいやというほど受け入れなければならないイタリア人にとっては怒
り心頭だろ う。

 訳文のプーチンの発言の中で、ウクライナ問題に関しては私のサイト「*現代
世界:虚実の皮膜 *
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction/fact-fiction_of_our_age-
mokuji.html>」にあるウクライナ関連記事をご参照いただきたい。また今回の
テーマ に関連して、次の「田中 ニュース <http://tanakanews.com/>」の公開
記事の内容 が参考になると思われる。
シリア内戦を仲裁する露イラン <http://tanakanews.com/150904syria.htm>
クルドの 独立、トルコの窮地 <http://tanakanews.com/150909turkey.htm>
ロシア主導 の国連軍が米国製テロ組織を退治する?
<http://tanakanews.com/150924syria.htm>

 なお、以下の翻訳の文中で、字体と色を変えて書かれている 部分は原文で斜
体で強調されている個所(プーチンが国連総会で行った演説の一部)である。ま
た原文に挿入されている写真やビデオ、ツイッター の説明とそのUrlも色や
字体を変えて文章中に配した。

2015年9月29日 バルセロナにて 童子丸開

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*民主主義ではなく暴力:
プーチンは国連演説で「例外主義と免罪の政策」をこき下ろす
*2015年9月28日

写真:https://cdn.rt.com/files/2015.09/original/560968bcc46188942a8b45c3.jpg
ロシア大統領ウラジミール・プーチンはニューヨークの国連本部での第70回国
連総会の中で出席者に演説する (September 28, 2015. (c) Mike Segar /
Reuters)

 いわゆる「民主主義」革命の輸出は引き続いているが、それは貧困を一気に拡
大させ、民主主義の勝利ではなく暴力を解き放ってしまった。この ように、ロ
シア大統領ウラジミール・プーチンは国連総会での演説で述べた。
/
/ イデオロギー的なより好みに基づいて他の国々で の変化を押し付ける試み
は、「進歩というよりは悲劇的な結果と衰 退を」導いている。プーチンは、月
曜日にニューヨークで行われた国連総会の第70回記念総会での演説の中で、世
界の指導者 に向かってこう語った。

 プーチンは言った。 「我々はすべて、過去が我々に教えること を思い起こ
すべきだ。たとえば、我々はソビエト連邦の歴史にある例を覚えている。」

 ところが一部の人々は他者の過ちから学んではおらず過ちを繰り返しているよ
うに思える、と語って彼は次のように付け加えた。「いわゆる『民主主義』革命
の輸出が引き続いている。」
【RT による動画:プーチンの国連演説から】
https://video-mad1-1.xx.fbcdn.net/hvideo-xaf1/v/t43.1792-2/11958986_1083160481694204_1689936557_n.mp4?efg=eyJybHIiOjE1MDAsInJsYSI6MTAyNCwidmVuY29kZV90YWciOiJoZCJ9&rl=1500&vabr=519&oh=b22929c3679b83d8fba924008782678d&oe=560AA47A

  「私はこの状況を引き起こした人々に問わざるを得ない。あなた方はご自分
が何をやってきたのかお気づきか?と。」 「しかし残念なが らその質問はむ
なしい ものになるだろう。自分たちは例外であり罰を受けることはないという
自信と信念に基づいた政策が決して放棄されてこなかったからであ る。」

 彼は中東と北アフリカでの革命を例にとり上げた。そこでは人々は変化を求め
たのである。しかしながら、変革と民主主義の勝利と進歩ではな く、「暴力、
貧困と社会的災厄が現われ、人権と、生きる権利です ら、何の重要性も与えら
れてこなかったのだ。」

 「変革がもたらされるのではなく、攻撃的な外国からの干渉が、国内体制と生
活のあり方自体の騒々しい破 壊をもたらした。」
【ツイッターの写真と説明: #Putin
<https://twitter.com/hashtag/Putin?src=hash>to #UNGA
<https://twitter.com/hashtag/UNGA?src=hash>: 我々は国連を通して #ISIS
<https://twitter.com/hashtag/ISIS?src=hash>およびテロと 戦うためのグルー
プに協力したい ‐ http://www.rt.com/on-air/<http://www.rt.com/on-air/%C2
%A0>】
http://twitter.com/RT_com/status/648532505671397377/photo/1

 冷戦の時代が終わった後に、たった一つの支配の中心が世界 に現われたと、
プーチンは述べた。「このピラミッドの頂点」に いる者たちは、次のように考
える誘惑にかられた。「自分たちがそ れほどに強く例外的である以上は、他の
者たちよりもうまくできることは何かを知っている、と。」

 「したがって彼らは国連を気にする必要がない。国連はしばしば、必要とされ
る決定に対して自動的に承認 と正当性を与えるかわりに、障害を作りだす、言
い換えると『道に立ちふさがる』ことがあるのだ。」
【YouTube ビデオ】
https://www.youtube.com/watch?t=76&v=q13yzl6k6w0
*「あ なた方はご自分が何をやってきたのかお気づきか?」プーチンが2015
年国連総会で演説*
'Do you realise what you've done?' Putin addresses UNGA 2015 (FULL SPEECH)

 ロシアは、国連の権威と正統性を切り崩そうとする試みが「極 端に危険なも
の」であり、国際関係の全体的なシステムの崩壊を導きかねないものだと確信す
る、とロシア大統領は語っ た。前に集まる世界の指導者と政策立案者達に話し
かけて、彼は国連の更なる発展に向け統一を呼びかけた。
【ツイッターの写真と説明: *今 日、我々は、政治的な理由で国連を通さない
一方的な経済制裁に遭っている* - #Putin
<https://twitter.com/hashtag/Putin?src=hash>http://youtu.be/q13yzl6k6w0<http://t.co/gLa9HKeLfz>#UNGA
<https://twitter.com/hashtag/UNGA?src=hash>
http://twitter.com/RT_com/status/648533958104322048/photo/1

*【テロリストを用いるゲームをやめ、 ISISに対抗して国連の下に集まれ】
*
 プーチンは、中東と北アフリカ地域における権力の空白が、過激派とテロリス
トが即座に充満を開始する無法地帯を産み出してきた、と語った。

 彼は、イスラム国(IS:以前のISIS/ISIL)は、イラクとシリアで
足場を固めたのだが、いまや全イスラム世界を支配しようと企んで いる、と言う。

  「(イスラム国は)2003年のイラク侵略の後に街頭に放り出されたイラ
クの元軍人を含む者たちを隊列に加えている。多くの応募した 者たちがリビア
からも やってくる。リビアは、1973年の国連安保理決議に対する大がかり
な違反の結果として、国家としての状態を破壊された国なのだ。」
【音声記録: *ロ シアは拡張主義的な野望は持っていないが、テロに対しては
容赦しない*】
https://soundcloud.com/rttv/putin-un

 過激派の一部はシリアの「穏健派」反政府勢力から転向した のだが、それは
一部の西側諸国によって支援されていると、彼は強調した。

 「まず彼らは武器を与えられて訓練を受け、次にい わゆるイスラム国に向か
う。加えて、イスラム国は単にどこからもやって来なかっただけではない。それ
は元々、望まれない非宗教的な政 権に対する武器として作りだされたものでも
あったのだ。」と彼は説明した。

 彼はそれを、テロリストたちが全世界に対する自分たちの脅威を宣言する一方
で財政支援を受け取る通路を見せないようにするための「偽善であり無責任」と
して描いた。

 「我々は、テロリストを用いてゲームを行ういかな る試みも、彼らに対する
武器供給一つをとっても、単に近視眼的であるのみならず『引火注意』ですらあ
ると信じる。これは、全世界的な テロの脅威が劇的に増加し世界の新たな地域
を炎に包む結果をもたらしかねない。」と彼は言った。
【ツイッターの写真と説明: *い わゆる「民主主義」革命の輸出は世界中で続
いている*- #Putin <https://twitter.com/hashtag/Putin?src=hash>to #UNGA
<https://twitter.com/hashtag/UNGA?src=hash>http://on.rt.com/6sg4<http:
//t.co/aU5wavZhuw>】
http://twitter.com/RT_com/status/648535814545231872/photo/1

 イスラム国は多くの国々から来る戦士たちに訓練を施す。そ れは欧州を含み
ロシアも例外ではない、と彼は語った。プーチンは、地上戦でテロリストと戦っ
ているシリア政府軍との共闘を強く求めた。

 彼は「我々は、テロリストたちに面と向かって勇敢に戦っている シリア政府
およびその軍隊との共闘を拒否することが大変な間違いであると考える。」と述
べた。

 「我々は結局、アサド大統領の軍隊とクルド人武装勢力以外に は、シリア
で、イスラム国やその他のテロ組織と本当に戦っているものがいないことを、認
識すべきだ。」このように彼は付け 加えた。

 ロシアは、この地域でテロリズムに対する戦いを率いるイラク、シリアや他の
国々に、軍事技術的な支援を提供してきた、と彼は強調した。

 プーチンはテロリズムに対する幅広い国際的な連帯の努力とその創設に参加す
るように提案した。彼は、国連憲章の原則に基づいて、イスラム国 とその他の
テロ組織と対決する合同軍創設を目指す解決方法について、国連安保理事会で協
議することを提案した。

*【難民危機の最終的な解決は中東の回復である】*

 危機に陥った国々を政治的・経済的に安定させる総合的な戦略が展開されるな
ら、難民危機という問題に取り組む希望が生まれるだろう、とプー チンは述べた。

 「自分たちの祖国を離れるように強制された人々の流れは、近隣 の国々と欧
州に、文字通り洪水となって押し寄せた。」こう言って、彼はそれを「人々の新
たな痛々しい移民」と呼んだ。
【YouTubeビデオ】
https://www.youtube.com/watch?v=f1qIuuMaQ_M
難 民危機の解決のために国連による中東の安定化が必要とされる―プーチン
UN: Political stability needed in Middle East to solve refugee crisis -
Putin

 彼は、難民危機の根本的解決が、国家としての存在を破壊されてしまった場所
でそれを再建すること、政府の機関が弱体化する場所でそれを 補強し、人々の
出身国に対して総合的な援助を行うことに基づいていると強調した。

*【ウクライナの領土的な統合性は武力によって確保できるものではない】*

 冷戦思考と地政学的な新たな領土を探る願望は、国際的な共同体の中の一部
に、いまだに存在するとプーチンは言う。

 「まず彼らはNATO拡大の政策を続けた。」と 彼は語る。ソビエト連邦崩
壊に続いて「彼 らは旧ソ連の国々に対して、西側に付くか東側に付くかとい
う、偽りの選択肢を提供した。この対決の論理が、遅かれ早かれ、重大な 地政
学的危機を引き起こさ ざるをえなかったのだ。それこそがまさにウクライナで
起こったことだ。そこでは当時の権力者たちに対する民衆の不満が利用され、
それに外国からの軍事クー デターが同調し、それが結果として内戦を引き起こ
したのだ。」
【YouTube ビデオ】
https://www.youtube.com/watch?v=6xJRPw6Nfmo
国連:プーチンはウクライナ紛争を巡るNATOの拡大を非難
UN: Putin blames NATO expansionism for Ukraine conflict

 プーチンは、この1月にノルマンジー・フォー*(注 記:フランス、ドイツ、
ウクライナ、ロシアの4カ国首脳)*によって取り結ばれたミンスク合意の完全
な実施を、再び呼びかけた。彼は、その合意がウクライナの「文明国家」として
の発展 を保証するだろうと述べた。

 「ウクライナの領土的な統一性は脅迫と軍事力で確保できるもの ではない。
必要なことは、ドンバス地域の人々の利益と権利に対する真摯な考慮であり、彼
らの選択に対する尊重である。」

【引用、翻訳、ここまで】
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