[CML 040707] Re: 韓国検察、朴裕河を名誉毀損罪で起訴

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2015年 11月 20日 (金) 05:21:35 JST


前田さん

この件については、弁護士の澤藤統一郎さんが「表現の自由」という民主主義の根幹的な理念を擁護する立場から韓国社会の
非寛容を憂い、反対を表明しています。

・「帝国の慰安婦」著者の起訴に韓国社会の非寛容を惜しむ(澤藤統一郎の憲法日記 
2015年11月19日)
http://article9.jp/wordpress/?p=5937

上記で澤藤統一郎さんは次のように言っています。

      「朴裕河の「帝国の慰安婦」の日本語版にはざっと目を通して、読後感は不愉快なものだった。不愉快ではあったが、
      このような書物を取り締まるべきだとか、著者を処罰せよはまったく思わなかった。よもや起訴に至るとは。学ぶべき
      ものが多くあるとの印象が深かった韓国社会の不寛容の一面を見せられて残念でならない。

      もちろん、私は日本軍による戦時性暴力は徹底して糾弾されなければならないと思っている。被害者に寄り添う姿勢
      なく、どこの国にもあったことと一般化することによって、旧日本軍の責任を稀薄化することにも強く反対する。しかし、
      それでも見解を異にする言論を権力的に押さえつけてよいとは思わない。当然のことながら、私が反対する内容の言
      論にも、表現の自由を認めねばならない。」

私も朴裕河の論理には批判があります。韓国とは逆にこのニッポンにおいては朴裕河の著書は評価され、最近立て続けに毎日
新聞社主催の第27回アジア・太平洋賞特別賞や石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞文化貢献部門大賞などを受賞してい
ます。私はそうしたニッポンの朴裕河評価の風潮はこのニッポンの現代思潮の右傾化の風潮と無関係ではありえない。そう思っ
て彼女の著書『帝国の慰安婦』の受賞をこのニッポンの右傾化の風潮とあわせて強く批判してきました。

が、それでも、「表現の自由」を権力的に抑え込むことには私も反対です。民主主義の理念に反することだと思っています。その
民主主義の理念を擁護しえない者は権力にたやすく操られる者に堕してしまうでしょう。「権力の罠」はそのようにして仕掛けられ
るのでもあります。戦前、私たちの先輩の多くはその罠にはまりました。同じ過ちは繰り返してはならないだろうと思います。

私は澤藤統一郎さんの論を支持します。


東本高志@大分
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http://mizukith.blog91.fc2.com/


From: maeda at zokei.ac.jp
Sent: Thursday, November 19, 2015 11:25 PM
To: pmn ; 市民のML ; 無防備地域運動 ; all-rentai ; vaww-rac ; erd-net ;
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Subject: [CML 040705] 韓国検察、朴裕河を名誉毀損罪で起訴
前田 朗です。
11月19日

朝日新聞夕刊に掲載されています。

韓国検察、「帝国の慰安婦」著者を在宅起訴 名誉毀損罪
http://www.asahi.com/articles/ASHCM347THCMUHBI00Y.html

韓国刑法についての知識がないため、ちゃんとしたコメントはできません。

感想のみ。

『帝国の慰安婦』は、歴史の記録と創作の違いを無視したデタラメ本です。

日本の責任逃れに加担する「韓国版歴史偽造」の朴裕河に対する批判は必須不可
欠です。

世界の植民地解放闘争に対する侮辱本ですから。

朴裕河が、自分の本が日本で評価されたと自慢しているところが凄いところです。

なお、朴裕河の本については下記参照。

植民地解放闘争を矮小化する戦略――朴裕河『帝国の慰安婦――植民地支配と記憶の
闘い』
http://maeda-akira.blogspot.jp/2015/07/blog-post_13.html



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