[CML 040640] 今日の言葉 ――日本共産党機関紙しんぶん赤旗の納得できるじゅうぶんな理由もないわたしへのインタビューの無礼千万なドタキャン。「国民連合政府」樹立をよびかける政党のこれが〈道理〉というならわたしは嗤うしかない。

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2015年 11月 15日 (日) 11:51:49 JST


【流砂的政治状況のいま、これは考察の対象ではある】
昨日は久しぶりに東京にいった。1日だけでたくさんのことがあったようにおもいだされる。堀田善衛の『時間』復刊(岩波現代
文庫)にかんし、(略)復刊を企画、実現した編集者Nさんとそこではじめて会う。メールのやりとりはしていたが、初対面。『時
間』復刊をおもいたち、わたしに解説を書かせた編集者。(略)仰天した。眼前の男は長身痩躯でじつにもの静かな若者。おも
わず歳を訊いたら、こともなげに28だという。絶句。昭和末年に生まれ、身体的には昭和をなにも知らないであろうはずの若
者が、1950年代の堀田の問題作『時間』を復刊したとは!N君にはまったく気負いがなかった。わたしの連載「1★9★3★7」
を読んでいて、そこになんども引用されている『時間』が絶版になっていることを知り、復刊をかんがえたという。笑いだしたくな
るぐらいおどろいた。愉快だった。近来まれな快事とはこのことだ。(略)

夜、M君から電話。日本共産党機関紙しんぶん赤旗が、みずから申し込んできた『1★9★3★7』(イクミナ) にかんするわたし
へのインタ ビューを急きょ中止するむね連絡してきたという。数日前に、インタビューしたいので都合のいい日時を提示してほ
しいということで、今月17日午前11時半を提案した矢先の、不可解な、そして無礼千万なドタキャン。不快だな、とはおもうが、
まったく予期していなかったわけでもないので、心はさほどに沸騰しない。ただ、なにか不気味なものを感じる。M君ら編集者た
ちは一様におどろき、国会前の権力屈従的デモにたいするわたしの批判を、日本共産党への批判と同一視したすえの、「スタ
ーリン主義的な傲慢・短絡」の発露だろうと言う。だろうか?わからない。ともあれ、インタビューはかれらが申し込んできたのだ。
それを、納得できるじゅうぶんな理由もなくキャンセルするというやりかたはとうてい尋常ではない。「国民連合政府」樹立をよび
かける政党の、これが〈道理〉というなら、わたしはちゃんちゃらおかしいと嗤うしかない。とまれ、流砂的政治状況のいま、これ
は考察の対象ではある。

『時間』を復刊したN君のあくまでも静かな目、ガーナのコワクさんの、視たものを吸いこむような瞳をおもう。それらの目こそ視
るに値する。そう言えば、堀田善衛は共産党を信じなかった。昨日、朝日新聞朝刊一面に『1★9★3★7』の三八広告が載る。
オビ文をそのままつかっているようでいて、じつはそうではない。おもしろいものだ。肯綮がちゃんとはずしてある。おどろくべき
「獣性」と「慈愛」をつないだ天皇……の文言は、だれがそれを指示したのか、きれいに消えていた。隣には佐藤優なる人物の
本の広告、2センチ右上には皇室特集記事の案内。膚がザワザワする。(辺見庸「日録1」2015/11/14)

【山中人間話】

以下、省略。全文は下記をご参照ください。
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東本高志@大分
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