[CML 037632] IK改憲重要情報(74)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2015年 5月 28日 (木) 14:29:00 JST


IK改憲重要情報(74)[2015年5月28日]

 私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)
   
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)

 弁護士アピールを支持する市民の会
 http://2010ken.la.coocan.jp/kaiken-soshi

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(以下の見解は、河内の個人的見解です。よろしく御理解お願い申し上げます。)

   南シナ海戦争に日本は参戦する

 先日の「IK改憲重要情報(73)」で、南シナ海の国際紛争に日本の自衛隊が警戒
監視にあたることを検討するという中谷防衛大臣の
発言を紹介させていただきました。警戒監視の任務遂行中に戦争が勃発したら、引き
上げることはできませんし、そもそも、警戒監視の任務がアメリカ軍の作戦の一環な
のですから、中谷発言は、事実上の、将来起こりうる南シナ海戦争(仮)への参戦発
言だと思います。
 日本のマスコミは、昨年の従軍慰安婦問題を
見ても明らかなように、事実を追及するというジャーナリズム精神が希薄です。です
から、今回の中谷発言を追及する日本のマスコミは有りませんでした。
 その闇に鋭く迫ったのがロイターです。ロイターは、日本とフィリピン政府が「防
衛協力」を拡大する交渉を開始する予定である、とスクープしました。フィリピン政
府が日本に対し供与を希望する装備品のリストには、レーダーや艦載ミサイル、対潜
哨戒機P3Cなどが含まれているということです。びっくり仰天です。
http://jp.reuters.com/article/idJPKBN0OC0O820150527

 フィリピンの情報をインターネットで検索
しているうちに、フィリピンの旧米軍基地についての情報を眼にしました。フィリピ
ンでは中国脅威論が高まっており(当然でしょう!)、
その中で1990年代にフィリピンを退去した米軍が戻ってきている、住民がそれを歓迎
しているというのです。1990年代の米軍基地の返還は、「(スペインがフィリピンを
支配して以来の)
400年ぶりの快挙」と言われましたから、あのときの米軍基地撤去を闘った友人たち
は、どうしているでしょうか。複雑な気持ちです。
http://jp.reuters.com/article/JPshiten/idJPKBN0O00DR20150515

 「夕刊フジ」2015年5月28日号は、南シナ海戦争(仮)が始まっても、米軍が7日で
圧勝
するとの予想を掲載しています。
 軍事評論家世良光弘氏は、「有事となれば、横須賀基地(神奈川)に常駐する第7
艦隊が即応部隊として派遣される。空母・ジョージワシントンは現在、米国本土の基
地に帰還中のため、イージス艦が主体となった水上艦艇部隊が現場に急行する。潜水
艦やイージス艦が人工島の中国軍拠点に巡航ミサイルによる攻撃をしかけるだろう」
「中国軍の艦隊は南シナ海一帯に展開する米潜水艦の魚雷の餌食になる可能性が高
い。中国軍が潜水艦部隊で応戦しようにも、米軍との間では、兵器の性能や錬度に圧
倒的な差があり歯が立たない。今の両軍の力の差を考えれば、戦闘は1週間で米軍の
圧勝に終わるだろう」と述べています。
 しかし、世良氏の分析には疑問もあります。
世良氏は「小規模限定戦争」を予想しているようですが、それには確実な保証があり
ません。
 また中国軍は圧倒的なミサイル攻撃や航空機による物量攻撃をかけるでしょう。そ
の評価が、少し低くないでしょうか。


 南シナ海戦争(仮)が確実に勃発する証拠はなにか、という質問を受けることも有
りますが、
私は「確実に勃発する」とは言っていません。可能性が大きいと言っているのです。
そもそも平和運動は、戦争に反対するものですから、戦争になる可能性が大きいとい
う段階で反対運動をすべきなのです。戦争の開始が確実になってから反対運動をしよ
うというのでは、手遅れになる可能性が大です。反対運動をして戦争にならなかった
ら「めでたし、めでたし」なのです。

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                以上

 




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