[CML 036506] 化石と化した裁判所が 常岡浩介の準抗告棄却

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2015年 3月 2日 (月) 23:11:40 JST


*化石と化した裁判所が 常岡浩介の準公告棄却*

*捜索差押(ガサ)に準抗告を申し立てていたジャーナリスト常岡浩介氏
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/3e6702680d80e40600adc56de575c0c9>*
に、東京地裁から届いた棄却決定、読んでいたら激しい怒りがこみあげた。87年に筆者らがガサされて以来何ら進歩がないのである。優等生ヒラメ裁判官は、今もまかり通る。裁判所は、いつまでこんなデタラメ裁判を続けるんだろうかと、暗澹とした思いにかられた。

発端は、ある北大生がIS、いわゆるイスラム国の戦闘員になるためにシリアへの渡航を計画し、常岡氏がそれに関わったという屁理屈で「私戦予備罪」の容疑を受け、10月6日にガサ。押収物は、ビデオカメラやデジカメ、スマートフォン、パソコン、タブレット端末など計62点。これに対し常岡氏は準抗告を申し立てたのだった。

刑法93条の私戦予備・陰謀罪、その起源は1880年(明治13年)の旧刑法で、適用例がないから化石化している。それを適用するのは無茶苦茶な話だ。シリアに渡航しても北大生本人がISの戦闘員になるとは考えられなかったと常岡氏は述懐している。

問題の準抗告棄却決定。まず、捜索差押許可の裁判の取り消しは「同裁判が刑事訴訟法429条の準抗告の対象とならず、差押許可の裁判の取消しを求める申立ては、同裁判に基づく差押処分が既に完了しており、同令状の有効期限も経過しているのであるから、申立ての利益を欠き」と片付けた。十年一日の如く同じ文面の繰り返し。

80年代に*尊敬すべき木谷明裁判官・当時は浦和地裁
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/8fda8b603fa1edf98c7404abe3c9bada>*
、が取り扱った、動労連帯高崎労組が申し立てた捜索差押の準抗告の決定で、木谷氏は詳論した上で「捜索許可の裁判も対象になる」と判示した。←これ、画期的!
なのに理由を付さずに棄却するのは許されない。

さらに、その後の決定文も縷々述べているが、棄却決定の決まり文句「一件記録」を理由に、申立てを悉く退けた。この点はさすがの木谷氏も超えられず、やはり「一件記録」を用いた。そもそも「一件記録」とは、警察が提出してきた非公開の捜査書類、三人の裁判官による合議体が、準抗告申立の裁判で、一方的な警察の主張を認めてしまう。なんのことはない、裁判所が警察とグルだという証左ではないか。

憲法35条の否定になるから、それらは誤りだ、と前々からガサ子ちゃん倶楽部が訴えてきたことだ。裁判所は全く変わっていない。裁判官の頭の中も、いまだに化石だ。

秘密保護法が問題になっているが、秘密保護法違反でガサされてはたまらない。このままではこの国は、ガサ漬けで人々を弾圧する警察国家へと急加速していく。

*(家宅捜索にあった愛猫たみちゃん写真を載せようと思ったけど、プライバシー配慮でイメージ映像)*

*クリエイティブ・コモンズ
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA>にて、転載。救援連絡センター
<http://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2007_6/p14_15.pdf>発行「救援」紙の、2面の連載コラムより*

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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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