[CML 038134] 3人の対話を聴いて

森中 定治 delias at kjd.biglobe.ne.jp
2015年 6月 26日 (金) 13:06:54 JST


みなさま
 
井出さんと田島さん,檜原さんの対話の内容を拝見しました.自分が発話者にならなくとも,他人の対話を聴いているといろいろとプラスになります.それだけでCMLの価値があります.
この対話を,私は最初は興味深く聴いたのですが,後の方は汚い言葉が出てきて嫌になりました.井出さんは医師の方のようですが,“しこついガキ”などという文字を見ると,医師とは思えなくなります.
田島さんのお嬢さんが胸部x線写真を何十枚も撮った.被曝を重複することを避けるために,自費でフィルムを焼き増しして,次の病院に持っていった.次の病院ではそれを一瞥することなく,同じように沢山の写真を撮った.私自身は,どちらに味方するでもなく冷静に考えて,田島さんの行動は望ましいと思います.井出さんの言うように,次の病院の医師が田島さんの知らない所でその画像を十分検討して使えないと判断したということはあるのかも知れません.しかし,我々の住む世界は資本主義社会です.利益を優先することもあり得ることは誰でも分かります.何十枚も写真を撮れば,それが医療行為として利益を生みます.だから他病院のフィルムがあっても,もう一度撮ることは,一般人として十分想定できます.そのフィルムが役に立たないから取り直したのか,利益を生むから取り直したのか重なっています.そういうことが少なくとも田島さんレベルの人には分かります.一般の社会人に対して医師は誠意を見せなければ,その信頼は失われ,何も考えない,何も知らないロボットのような一般人しかいない日本社会になるでしょう.
井出さんの言われる“治療が嫌なら病院に来るな!”という主張ですが,この発言通りそのまま受け取れば,自分ではなす術のない病人(弱者)を切り捨て脅かすような発言です.医師が口にする言葉ではないように思います.けれど,頭を切り替えて,“そういう病院に来るな!”という主張と受け取ったらどうでしょうか.
私の家の近くには,医療生協という組織があって,若い医師が何人もいます.公民館とか近くの一般家屋を借りて定期的に,健康についての講演会をしたり,診断をしたりしています.歌声もやっています.そういう医師に相談すれば,おそらく前病院のフィルムで判断できるならそれを参考にするというでしょう.ただどうしてもそれで判断できなければ,再度写真を撮ってもいいかと必ず聴くでしょう.一般の社会人が純分納得できる行為をすると思います.医師と一般人,ともにものを考えることのできる同じ人間です.医師しか分からないから黙って言うことを聞けという態度は,人間にあるまじき態度のように思います.
 
森中




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