[CML 038128] 東本さんのニュースピークと植民地主義(2)
maeda at zokei.ac.jp
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2015年 6月 26日 (金) 10:11:24 JST
前田 朗です。
6月26日
東本さん
花崎の植民地主義に対する批判は下記をご参照ください。
虚妄の民衆思想(1)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2010/09/1.html
虚妄の民衆思想(2)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2010/11/blog-post_22.html
虚妄の民衆思想(3)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2011/06/blog-post_16.html
アイヌ先住民族の権利(1)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2010/11/1.html
アイヌ先住民族の権利(2)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2010/11/blog-post_17.html
アイヌ先住民族の権利(3)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2010/11/blog-post_928.html
「北方領土」とアイヌ民族の権利(1)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2011/04/blog-post.html
「北方領土」とアイヌ民族の権利(2)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2011/04/blog-post_14.html
「北方領土」とアイヌ民族の権利(3)
http://maeda-akira.blogspot.jp/2011/04/blog-post_2012.html
それと、花崎の植民地主義に追随する多くの花崎教徒の名前を教えていただきあ
りがとうございます。エピゴーネンまで取り上げて批判するほど暇ではありませ
んが。
ではまた。
----- Original Message -----
> 前田 朗です。
> 6月26日
>
> 東本さん
>
> ご意見ありがとうございます。
>
> 「戦争は平和である」「武力行使は積極的平和主義である」「良い侵略は侵略
で
> はない」「過酷な侵略者はよくないが、温情溢れる侵略者はよろしい」「残忍
な
> 奴隷主は駄目だが、親切な奴隷主は素晴らしい」。
>
> 東本さんのお好きなニュースピークでは、「良い侵略と悪い侵略」について語
る
> のでしょうが、侵略には「悪い侵略ともっと悪い侵略」しかありません。
>
> レトリックでごまかそうとするのは、自らの植民地主義をごまかそうとしてい
る
> か、無自覚なのか。
>
> 岩波書店編集部や池澤夏樹を持ち出しても無意味です。特に池澤夏樹は、かつ
て
> 沖縄に移住したものの、植民地主義的ではないかと批判され、北海道に逃げ帰
っ
> たことで知られる人物です(池澤の文学者としての資質を私は否定しませんが)
。
>
> 東本さんのご主張は、「侵略者を持ち上げる侵略者がいるから侵略は正当であ
る」
> と言っているのとさして変わりません。
>
> 「記録を残したから素晴らしい」などというのは、西欧植民地主義の尖兵とな
っ
> た宣教者や文化人類学者を称揚するレトリックそのものです。
>
> [aml]時代から長いことお付き合いしているのでよくわかりますが、これ以上
議
> 論しても意味がありません。植民地主義を必死で擁護する東本さんの主張を私
が
> 認めることはありませんから。
>
>
> ----- Original Message -----
> > 前田朗さんの坂井貴司さんへの返信の内、「探検家松浦武史郎」問題に絞っ
て
> コメントをしておきます。
> >
> > > 1)松浦武史郎ではなく、松浦武四郎です。
> > > 2)松浦は侵略者です。
> >
> > 前田さんは「松浦は侵略者」だと断定しますが、私たち日本人は、日本人と
し
> て過去の負の遺産をも継承する「歴史の子」である
> > ことをすべからく免れない以上、総体として、近代天皇制国家がアイヌの土
地
> を植民地化し、アイヌ人に対して同化政策を行った
> > 歴史的事実について「侵略者」としての歴史的責任を負っているといわなけ
れ
> ばならないだろうとは私も思います。が、松浦武四
> > 郎が、そうした日本人総体としての責任以上に特別に「侵略者」としての責
任
> を負っているとは私は思いません。
> >
> > 花崎皋平著「静かな大地 ―― 松浦武四郎とアイヌ民族」が2008年2月に
岩
> 波現代文庫として再刊行されることになったときの
> > 岩波編集部の同著の内容説明には次のように記されています。
> >
> > 「本書の主人公は幕末の探検家,松浦武四郎です.探検家のみならず学者,
文
> 人としての顔も持ち,明治初期には北海道,樺
> > 太,千島の行政にも短期間関わりました.松浦を変えたのはアイヌ民族との
出
> 会いでした.幕末の「蝦夷・樺太」を十数年間にわ
> > たって探検調査した松浦は,アイヌ民族の風俗・文化を克明に記録すると共
に,
> 和人による虐待を告発するようになりました.ア
> > イヌの心の輝きと苦悩に深く共感して自らを変革していった松浦武四郎の足
跡
> が,いきいきと本書では再現されています」
> >
> > 上記の説明では松浦武四郎は「侵略者」であるどころか「和人による虐待」
の
> 「告発」者であるとされています。
> >
> > 同著の文庫化の際の「解説」に作家の池澤夏樹さんも以下のように記してい
ま
> す。
> >
> > 「もしも松浦武四郎がいなかったら,今のぼくたちは当時アイヌが置かれた
状
> 況について何も知らないままだった.なぜならばア
> > イヌには苦境を訴える手段がなかったから.松前藩の場所請負制度によって,
> 生きる自由のほとんどを奪われた人々.アイヌに
> > 生まれついたという以外に何の理由もないまま,終身刑に処せられた人々.
後
> 世の自分たちがそれを知らないという事態を思っ
> > て,ぼくは戦慄する.知るべきことを知らないままでいるというのは恐ろし
い
> ことだ」
> >
> >
> >
> > 後世の私たち日本人は松浦武四郎によって当時の「アイヌの苦境」を知るこ
と
> ができる、と池澤夏樹さんも松浦を評価しています。
> >
> > 上記の岩波現代文庫の解説から読みとれることは、松浦を「侵略者」という
の
> は前田さん及び一部の人たちの主観的な解釈でし
> > かない、ということです。
> >
> > それとも松浦武四郎侵略者説を裏づけるなんらかの信頼するに値する史料を
前
> 田さんはお持ちなのでしょうか? お持ちであれ
> > ばお示しいただきたい。「花崎は、中国侵略戦争を正当化してきた人物」だ
と
> いう資料も含めて。それができないのであれば、前
> > 田さんの「松浦は侵略者」という主張も「インチキ民衆思想家」という花崎
皋
> 平批判も単なる悪罵にすぎないということになるほか
> > ありません。
> >
> > また、「現在の日本の運動圏でも、インチキ花崎を持ち上げる異常な集団」
云
> 々という批判もありますが、その「異常な集団」とは、
> > 青山薫、天野恵一、大橋成子、小倉利丸、海棠ひろ、梶川彩、白川真澄、鶴
田
> 雅英、遠野はるひ、武藤一羊、山口響各氏が運
> > 営委員で、 秋山眞兄、李泳采、太田昌国、金井淑子、金子文夫、川本隆史、
> 齋藤純一、斉藤日出治、塩川喜信、ダグラス・ラミ
> > ス、田中利幸、中村尚司、花崎皋平、弘田しずえ、古田睦美、武者小路公秀
各
> 氏がアドバイザーの「ピープルズ・プラン研究所」
> > のことですね。(参照:[CML 036980] ★PP研新連続講座★ 再検証!〈敗戦7
0
> 年―原発震災から4年〉)
> > http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-April/037146.html
> >
> > 上記の「松浦武四郎侵略者説」が当たらなければ、当然、その批判を根拠に
す
> る「ピープルズ・プラン研究所」批判もまったく当た
> > らないということにもなります。
> >
> > 最後に逆説的に言えば、「ヘイト・スピーチが絶えないのは、こういう異常
な
> 人物が多いから」ではなく、あなたのような異常な主張
> > をするヘイト・スピーチ「学者」がいるからだと私は思います。
> >
> >
> > 東本高志@大分
> > higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
> > http://mizukith.blog91.fc2.com/
> >
> >
> > From: maeda at zokei.ac.jp
> > Sent: Wednesday, June 24, 2015 9:29 PM
> > To: 市民のML ; pmn
> > Subject: [CML 038108] Re: 探検家松浦武史郎
> >
> > 前田 朗です。
> > 6月24日
> >
> > 坂井さん
> >
> > ご苦労様です。
> >
> > このMLでは、時に酷い差別的発言が出ます。しかも他方で、差別でもない
の
> に差別だと騒ぎたてる異常な人物がいます。まともな議論が出来ないMLです
か
> ら、仕方ないかと思いますが、
> >
> > 1)松浦武史郎ではなく、松浦武四郎です。
> > 2)松浦は侵略者です。
> >
> > アイヌ民族に対する侵略者の松浦を持ち上げるのは日本人です。卑劣な日本
人
> です。
> >
> > 特に花崎何とかと言うインチキ民衆思想家が松浦を持ち上げて来ました。ひ
た
> すら侵略を正当化してきました。いろいろと勝手な理由をつけて、松浦は素晴
ら
> しかった、と褒めたたえます。そして、侵略を正当化します。
> >
> > 現在の日本の運動圏でも、インチキ花崎を持ち上げる異常な集団がいます。
イ
> ンチキ花崎は、自分がベトナム戦争に反対したと言うただそれだけの理由で、
自
> 分が平和主義者で正義であると盛んに主張していますが、デタラメです。花崎
は、
> 中国侵略戦争を正当化してきた人物です。にもかかわらず、こういう人物を宣
伝
> する人物・集団がこのMLにもいます。民族差別とジェノサイドを称揚・絶賛
す
> > るのが、日本の市民運動団体なのです。
> >
> > ヘイト・スピーチが絶えないのは、こういう異常な人物が多いからです。完
全
> に狂っています。
> >
> > 以上。
> >
> >
>
>
>
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