[CML 038124] 分断して統治せよ!Re: 探検家松浦武史郎
檜原転石
hinokihara at mis.janis.or.jp
2015年 6月 26日 (金) 07:25:14 JST
檜原転石です。
前田先生、こんちは。
主題とは違いますが、以下発言──
On 2015/06/24 21:29, maeda at zokei.ac.jp wrote:
> 前田 朗です。
> 6月24日
>
> 坂井さん
>
> ご苦労様です。
>
> このMLでは、時に酷い差別的発言が出ます。しかも他方で、差別でもないのに
> 差別だと騒ぎたてる異常な人物がいます。まともな議論が出来ないMLですから、
> 仕方ないかと思いますが、
「差別でもないのに差別だと騒ぎたてる異常な人物がいます」は具体的には誰の
事でしょうか?
さて、「差別扇動表現(ヘイトスピーチ)」について頻繁に発言している前田先
生ですが、何故かPC運動(差別・偏見のない表現を目指す)は“言葉狩り”だと
言い、まるで言葉の言い換えが不当だという筒井康隆並のトンデモも口走りま
す。常識で考えて、「差別扇動表現(ヘイトスピーチ)」に反対することと、
PC運動(差別・偏見のない表現を目指す)は車の両輪のような気もしますが、
何で前田先生はそう考えないのでしょうか?
米国では憎悪犯罪(ヘイトクライム)で黒人(ブラック)9人が射殺されていま
すが、日本ではブラックにあらゆる悪を含意させトンデモ和製英語「ブラック」
(「ブラック企業」・「ブラック大学」など)が大流行しています。まあ言い換
えれば日本ではブラックに対する差別・偏見を大氾濫させていますが、この状況
は前田先生にとっては好ましい状況なのでしょうか?あるいは好ましくはない
が、やむえない状況なのでしょうか?それとも両者はまったく関係ない事象であ
ると考えているのでしょうか?さらに、こういう質問自体が愚劣なのでしょうか?
次に──
師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』(岩波新書、2013年)には石原慎太
郎の数々の差別発言が載っています。まあ言い換えれば、“私たちは石原慎太郎
と真逆の人間を目指せばいい”わけです。
で、名誉白人だった石原慎太郎、人種主義者の石原慎太郎(日本・南ア友好議員
連盟(1984年発足) 幹事長)発言――「アメリカでは黒人を使って能率が落ちて
いる。黒人に一人一票やっても南アの行く先が混乱するだけだ、独立してもやっ
ていけない」と、米国の憎悪犯罪の犯罪者と目くそ鼻くそですよね。
そうです、石原慎太郎並の名誉白人ときっぱり決別すべき人間が、トンデモ和製
英語「ブラック」を使い、名誉白人気取りで果たしていいのか?という問題なの
です。
最後に──
▼[CML 027370] 天皇ネタには発言できない知性はいかほどなの?
2013年 11月 1日 (金) 19:50:37 JST
http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-November/027318.html
「山本太郎議員の天皇に手紙手渡し問題」に関する前田先生の発言──「ふ〜ん、
なるほど。山本太郎のアイデア力と実行力を妬んで、みんな大騒ぎしているわけ
ですね。どっちに転んでも、という話です。」に私は度肝を抜かれましたが、言
うまでもなく、「差別扇動表現(ヘイトスピーチ)」も「天皇・王族へのオベン
チャラ」も通底している人間の愚劣は同じものでしょ?
米国の奴隷制も「分断して統治せよ!」の戦略として案出されたように、貧民は
いつでも分断の罠に取り込まれる愚劣をやってしまいます。今回の米国の憎悪犯
罪も強欲企業独裁を企む連中には“良いニューズ”なのです。よって日本の労働運
動においても、トンデモ和製英語「ブラック」などを氾濫させては絶対いけない
のです。言葉使いの上で、初めから黒人から分断されている労働運動など、恥ず
かしい限りです。
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