[CML 038060] 関西救援連絡センターニュース6月号

shoichi matsuba mauricemerleau at yahoo.co.jp
2015年 6月 22日 (月) 21:21:15 JST


第321号 2015年6月
関西救援連絡センター
〒530‐0022大阪市北区浪花町11‐14
   電  話 06?6372?0779
   振替番号 00910?2?73915
発  行  隔月刊(原則として) 
賛助会費  月 額 1口   500円
年間購読  送料共 1部 1,000円

■「司法取引&盗聴拡大」「共通番号制」の実体化阻止へ
◆『刑訴法改悪』
 三月十三日に閣議決定され、五月十九日に衆議院本会議で趣旨説明が行われ、二六日から衆議院法
務委員会で審議が開始されていた「刑訴法改正」がいよいよ成立に向けて動き出した。 
 六月五日には、上川法務大臣、山谷国務大臣(国家公安委員会委員長)、葉梨法務副大臣、政府参
考人及び最高裁判所当局に対し質疑を行い、参考人から意見を聴取することを決定した。九日は全日
程審議、十日には参考人から意見を聴取した。
 参考人は、以下の五名。
 推橋隆幸中央大学教授
 内山新吾日弁連副会長
 周防正行監督
 桜井昌司さん
 加藤健次弁護士
 意見聴取後、各党(自民、公明、民主、維新、共産)から質問を行った。
 衆議院法務委員会での審議は、一括審議ではなく、4つに分けて審議されることになった。
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化は6月第2週、∋碧ー莪は第3週、E霙伊,呂和4週、い修梁召6/30からの週、採決は7/10頃と
思われていたが、派遣法や安保法制の関連で、二週間、委員会が開催されない可能性が高い。
六月中
旬には法務委員会で採決、六月中に参議院に送付され、参議院法務委員会での審議が始まると思われ
ていたが、大幅に遅れることになった。しかし、法務委員会は六月十九日から再開されており、会期
は六月二四日までだが、大幅延長は確実といわれていおり、今国会での成立が目論まれている。
 現在、二十を越える単位弁護士会から反対声明も出されている。大きな反対の声を! 

◆『共通番号制』
 共通番号を預貯金にも拡大する法改正案は、三月十日に上程され、五月八日衆議院内閣委員会で質
疑が始まり、わずか十八時間の審議で、五月二十日に委員会採決、二一日に衆議院本会議で可決され
、二二日、参議院内閣委員会に付託された。しかし、年金事務所からのデータ流出により、審議がス
トップしている。参議院内閣委員会では、他の法案の審議を先に始めるようである。
 共通番号法は、二〇一三年三月一日関連四法案が第一八三通常国会に上程され、四月三日衆議院内
閣委員会で審議が始まり、四月二六日委員会採決、五月九日衆議院本会議で可決し参議院に送付。五
月二四日に参議院本会議で可決成立している。
 今年十月には、国税庁による法人番号(PDF)の指定・通知、市町村による個人番号の通知(通知カ
ードの送付)が、来年一月から個人番号カード(PDF)の交付開始が予定されている。社会保険などに
関しては個人番号での本人確認が義務付けられているため、現在、企業向けの講習会などが多数開催
されている。
 しかし、法制化は進んでいるものの、実質業務を行う地方公共団体のシステム改修、条例改正はす
すんでいない。また、年金事務所のデータ流出に象徴されるように、システムのセキュリティ構もず
さんなままである。
 共通番号制を許すな!
 個人番号カードを拒否しよう!!


■大阪地裁 令状なしGPS捜査は違法=捜査報告書の証拠能力を否定
 裁判所の令状なしに車両にGPS(全地球測位システム)の発信器を付けて得た証拠について、六
月五日の公判で、大阪地裁は「車両使用者のプライバシーを大きく侵害するもので、(令状が必要な
)強制処分に当た」り違法と判断、証拠採用しない決定をした(長瀬敬昭裁判長)。この決定書では
、広域窃盗事件を対象にした今回の捜査内容に照らすと、『GPS捜査について相当程度、令状が発
付された可能性が十分にあったのに、これを怠った。警察官の令状主義軽視のあらわれだ』と厳しく
批判されている。
 しかし、この判決が出たにもかかわらず、警察庁はGPS捜査を継続すると発表している。

■道路運送法違反を口実にした反戦運動への弾圧を弾劾する!
 六月四日、大阪府警公安三課は、昨年九月二八日のX―バンドレーダー基地建設設置反対集会の参加
者を現地まで運んだとして「道路運送法」違反で三名を逮捕し、十数カ所に家宅捜索を行った。
 今回の逮捕は、明らかに市民運動を萎縮させる目的で行われた弾圧である。
 事案を吟味もせず捜索。逮捕令状を発行した大阪地裁令状部が最も問題であるのは、いうまでもな
い。
 また、三名をの逮捕に際してはABC放送を同行させ、逮捕を報道させるという悪辣なことまで行って
いる。サンケイ新聞をはじめマスコミは実名報道のうえ、所属組織名を仰々しく書き立て、あたかも
強大な過激派組織が関与していると思わせるような報道を行った。
 三名は逮捕翌日六月五日に送検された。勾留請求が認めら、接見禁止付きの勾留が決定した。なお
、三名は大阪府警、西署、曾根崎署に分散留置された。十二日、三名に勾留延長決定がでたが、勾留
延長に対する準抗告が認められ、一名は十六日に、二名は翌十七日に釈放された。


■和歌山カレー事件再審請求 補充書を提出 青色紙コップ中のヒ素は別物
 和歌山カレー事件再審請求弁護団は、六月五日付で和歌山地裁に補充書5を提出した。 
 昨年春、河合鑑定(意見)書を提出したが、それ以降も継続して、鑑定関係のデータ分析を依頼し
ていた。昨年秋にはスプリング8で鑑定を行った中井泉氏に対し、弁護団から公開質問状が出され、
中井氏からは検察官への意見書で回答すると返事があり、その回答に対しても、分析は続けられてい
た。
 河合教授のデータ分析(弁44号証として三月三十日に提出)により、カレーにヒ素を入れたとされ
る青色紙コップに付着のヒ素(亜砒酸)は、林関係ヒ素と重元素の含有比が異なっていることが判明
。これら重元素は製造過程で混入したものであり、製造過程が異なることを意味する。つまり、青色
紙コップ付着のヒ素は、林関係砒素と由来を異にすることが明らかとなったのである。 
 なお、現在もヒ素データの分析は継続されており、河合潤教授(京都大学)研究室のホームページ
に和歌山地裁提出後の意見書が「中井意見書に対する河合公開反論・意見書」として掲載されている
。
 河合研究室ホームページ http://www.process.mtl.kyoto-u.ac.jp/


■安倍靖国参拝違憲訴訟 七月三一日に原告九名が証言
  前回口頭弁論終了後の進行協議において、原告らは学者証人二名(小林武・高橋哲哉)と原告十
名の証人採用を強く求めていた。
 六月九日午前十時から、大阪地裁二〇二号法廷で第六回口頭弁論が開かれ、裁判所は原告九名を証
人採用した。氏名・住所などを公表せずに証言させるように求めていた原告一名については不採用と
し、学者証人に対しては、意見書で十分であるとして、証人採用を認めなかった。
 今回も、口頭弁論前日に、十名による補助参加の申立がなされ、裁判所は直ちに却下。しかし、補
助参加人は同席していなかったものの、代理人の徳永信一弁護士は、却下されたにもかかわらず、被
告側代理人席に座っていた。
 七月三一日午前十時から夕方まで原告が証言し、当日夜には、エルおおさかで原告の話を聞く集会
が開催される。
 なお、十月二三日(金)二時から最終弁論、来年一月には判決が予定されている。
★安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京
第五回口頭弁論 七月十七日(金) 午後二時〜東京地方裁判所一〇一号法廷
★ノーハプサ靖国合祀取消訴訟
第五回 九月二五日(金)十三時半〜 東京地裁一〇一号
第六回 十二月八日(火)十三時半〜 東京地裁一〇三号

■公判日程
6月19日11時    和歌山カレー大拘立会&PC国賠   大阪地裁(民)第5回
6月22日10時30分  JR大阪駅前街宣&瓦礫説明会弾圧* 大阪高裁(刑)第1回
6月23日11時    反ヘイトスピーチ裁判*      大阪地裁(民)第5回
7月24日14時    監視カメラ情報公開拒否取消訴訟  大阪地裁(民)第5回
7月31日10時〜全日 安倍靖国参拝違憲訴訟*※1    大阪地裁(民)第7回
*は傍聴券が抽選になる可能性の高い裁判です。
※1 午前10時から12時、午後1時から夕方までの全日です。原告9名の証言です。台湾や沖縄の原告も
証言します。

■■催し物■■
★こんなに危険なマイナンバー 個人情報の漏洩・なりすまし・管理と監視の強化―あなたはそれで
もいいですか?!
  6月30日(火)午後6時30分〜午後8時45分エルおおさか 5階 研修室2
  講演 :白石 孝さん(共通番号いらないネット、プライバシーアクション)  
  資料代:500円
  主催 :「こんなに危険なマイナンバー」の集い実行委員会(06-6844-2280 カンカンネット 06-
7502-3636 草加)
 10月にはあなたのマイナンバーが役所から送られてきます。「この番号は社会保障のため」「行政
の効率化」といっていますが、そうではありません。なりすましが横行し、個人情報が漏洩します。
低所得者には給付の抑制と徴収の強化となります。不正行為への監視の強化の名目で、全ての人が監
視の対象となります。住民登録や戸籍のない人、非正規滞在者や難民申請者にとっては社会から排除
されるシステムです。病気で差別される人には病名が知られる危険性もあります。DV被害者にとって
は加害者に情報が漏れる恐れとなります。任意の市民団体にも銀行口座等の登録を通じて、法人と同
じように管理しようとします。マイナンバーの危険を見抜き、どうすればよいかをこの機会に考えま
しょう。

★高作正博さん講演会(関西大学法学部/憲法学) 死刑制度の憲法論 『法治国家』か『報復国家』か
2015年 6月21日(日)午後2:00〜4:30 (開場1:30)ドーンセンター4F 会議室1 (京阪・地下鉄「天満橋駅」)
参加費:1,000円 事前申込不要、先着順
主催:アムネスティ`(死廃大阪) 問合せ:shihaiamnesty at yahoo.co.jp 06-6227-8991

★「世論調査と死刑廃止」〜4割は死刑の存続を望んでいない〜
講師:小川原 優之弁護士(日弁連死刑廃止検討委員会事務局長)
7 月 1 日(水) 18:00〜20:00 真宗教化センターしんらん交流館(花屋町烏丸西入る東本願寺北側)
資料代500円
主催:「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク

★参加費無料(要事前申込)先着300名
龍谷大学矯正・保護総合センター・シンポジウム宗教教誨の現在と未来―日本人の宗教意識―
7月11日(土) 13:30?17:30 龍谷大学深草学舎和顔館B201
【第1部】科学の時代における宗教の役割?矯正・保護と宗教活動?
  〔お話し〕大谷光真(浄土真宗本願寺派前門主)
  〔聞き手〕堀川惠子(ジャーナリスト、『教誨師』〔講談社、2014年〕の著者)
【第2部】犯罪と宗教教誨    「日本社会と宗教教誨」 赤松 徹眞(龍谷大学学長)
    「死刑と宗教教誨」   平野 俊興(東京拘置所教誨師)
    「浄土真宗と死刑制度」 平川 宗信(名古屋大学名誉教授)
申込方法(締切6月30日)矯正・保護総合センターのホームページ(http://rcrc.ryukoku.ac.jp/)か ら
問合せ先:龍谷大学矯正・保護総合センター事務部TEL: 075-645-2040

★「松本健次さん再審連絡会」集会 参加費未定/申込不要
7月18日(土)午後 大阪弁護士会館10F
お話: 池田 浩士 氏

★和歌山カレー事件から17年 林眞須美さんは、獄中から無実を訴え続けています!!
再審請求弁護団報告(現状と課題) 河合教授の解説付
  7月20日(月・祝日)午後2時〜エルおおさか5F視聴覚室
 再審請求弁護団は、この2年余り、河合 潤教授に鑑定書の分析をしていただいてきました。その結
果、中井鑑定の杜撰さが明らかになるとともに、動かないと考えられていた事実が揺るぎ始めていま
す。いま何が明らかになっているのか、今後の課題は何なのか。今回は、この事件に注目し支援して
いただいてきた皆様への弁護団からの報告集会とさせていただきます。ご参加をお願いします。
挨拶:鈴木邦男さん(林眞須美さんを支援する会代表)

★陪審制度を復活する会連続セミナー第16弾=
  司法の犯罪(冤罪)は防げるか
いずれも、エル・おおさか/13時半〜16時半 
 1回1000円〔5回で4000円。学生は無料〕
■申込み先(当日受付も可)陪審制度を復活する会事務局 FAX.06‐6365‐1822 E-mail:m-kaba at kabashima-law.jp
第3回 7月25日(土) 709号室
   「新時代の刑事司法のあるべき姿とは〜取調べの可視化、司法取引、証拠開示を 中心として〜」
    前田 恒彦氏(元特捜部主任検事)
第4回 8月8日(土) 709号室
   「刑事司法改革は取調べと調書に依存した刑事手続からの脱却をもたらすか」
    渕野 貴生氏(立命館大学法科大学院教授)
第5回 9月12日(土) エル・おおさか709号室
   「高知白バイ事件の行方」
    生田 暉雄氏(香川県弁護士会)
◆詳細は、以下のHPでご確認ください。http://baishin.blog.fc2.com/ 



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