[CML 038052] 今日の言葉 ――横畠法制局長官は「毒があるから全部食べたらそれはあたるが、肝を外せば食べられる」というがこの法案は与党の「肝・い・り・法案」である
higashimoto takashi
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2015年 6月 22日 (月) 20:20:25 JST
【横畠法制局長官の与党「肝・い・り・法案フグ理論」】
本日(22日)の特別委員会には、第61代内閣法制局長官の阪田雅裕氏と第62代長官の宮崎礼壹氏が参考人招致されている。
両元長官はどのような見解を述べるだろうか(歴代長官の見解は『東京新聞』2015年6月20日付参照)。(略)その彼らの後輩の
第66代横畠裕介現長官は、19日金曜の特別委員会において寺田学委員(民主党)から、「腐ったみそ汁の中で1杯とっても、腐
っているものは腐っていると思うが?」と問われたことに対し、「理屈で縷々述べてもわかりにくいと思うので」として、「(集団的自
衛権が)毒キノコだとすれば、煮ても焼いても食えないし、一部をかじってもあたる」と答えた。すかさず野党席から「それは腐っ
たみそ汁と同じだろう」と野次が飛び、その方向をチラリと見た長官は、「じゃあフグかもしれない。毒があるから全部食べたらそ
れはあたるが、肝を外せば食べられる」と答弁した((『朝日』6月20日付一面カタ)。「フグ理論」(寺田委員)である。だが、この法
案は与党の「肝・い・り・法案」と言われている。横畠長官の論理破綻は悲惨である。安倍政権は、立憲主義をけちらし、法制官
僚にこんなのけぞるような答弁をさせるまでに追い込んだ。「内閣の最高の法律顧問」である法制局長官に「お友だち」をねじ込
む手法が、その組織を腐らせてしまった。安倍首相の罪は重い。その暴走を「法論理」を駆使して支える高村正彦副総裁。彼が
弁護士登録をしている山口県弁護士会を含む全国52弁護士会すべてが安保関連法案に反対決議を行い、先週18日、日本弁
護士連合会も、この法案に反対する意見書を出している(PDFファイル)。高村氏は所属弁護士会の144人の弁護士に、また駅前
通りにあるご自身の所属法律事務所の同僚弁護士3人に、「砂川事件最高裁判決は集団的自衛権行使を認めている」といった
読み方で彼らを説得できるだろうか。(水島朝穂「今週の直言」2015年6月22日)
http://www.asaho.com/jpn/index.html
【山中人間話】
下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1345.html
東本高志@大分
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