[CML 038045] IK改憲重要情報(82)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2015年 6月 22日 (月) 16:53:40 JST
IK改憲重要情報(82)[2015年6月22日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)
弁護士アピールを支持する市民の会
http://2010ken.la.coocan.jp/kaiken-soshi
_____________________________________
(以下の見解は、河内の個人的見解です。御理解のほど、よろしくお願い申し上げま
す。)
フィリピンとの「連携」
フィリピン軍との「共同訓練」のため、自衛隊のP3C哨戒機がフィリピンに到着
しています。
http://www.sankei.com/world/news/150621/wor1506210012-n1.html
日本の自衛隊がフィリピン軍の軍事基地を利用するための協定、軍事訪問協定の協議
が開始されていることは、御存知のとおりです。
http:// <http://エレボスちゃんねる.com/archives/5815> エレボスちゃんね
る.com/archives/5815
この動きをみても分かるとおり、アメリカと日本の支配層は、南シナ海問題を利用し
て、アジアの諸国を自分たちの勢力圏にぐるぐる巻きにして取り込もうとしていま
す。
日本の民衆運動が、日米安保条約に反対するが、日比軍事協定に反対しなかった
ら、アジアの民衆からは、そのダブルスタンダードが糾弾されることになるのでは、
ないでしょうか。
米中戦略・経済対話
6月23日から、ワシントンで、第7回米中戦略・経済対話が行われます。アメリカは、
そこで南シナ海問題を重点課題としてとりあげると言われています。
http://mainichi.jp/select/news/20150620k0000m030170000c.html
「対話」は結構ですが、対話で解決ができるほど南シナ海問題は簡単な問題でなく
なっているのは、皆様ご存知のとおりです。
米CIA前副長官マイケル・モレル氏が、「中国の南シナ海での埋め立て行為が、
米国の盟友に緊張を与えている。このような睨み合いは、中国と米国の未来に“敵対
的”な開戦リスクをもたらす」と述べています。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20150620-00000003-jitsuwa
宮崎正弘氏は、アメリカの保守系雑誌「ナショナル・インタレスト」が、「米中が南
シナ海で軍事衝突にいたる三つのシナリオ」を掲載していると報告しています。私の
読んだ中では、もっとも緻密な分析でお勧めです。
http://yhsvtex.blogspot.jp/2015/06/blog-post_17.html
北村淳氏は、中国が「日本の軍艦に体当たりするぞ」と息巻いていることを紹介
し、中国の「強気」の根底に、しょせんオバマは腰抜けだとみていることがあると分
析しています。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44040?pd=all
南シナ海問題は、日本にとって、けっして「対岸の問題」ではありません。
ネットをみていたら、南シナ海研究会という団体が、日本と南シナ海との過去のか
かわりを次のように分析していました。このような分析が正しいかどうかは別とし
て、日本と南シナ海のかかわりを歴史的に見て行こうという態度には学ばされるもの
があると思います。
「ある国が地域の覇権を握ろうとしたとき、治めるべき海のことを地中海と表現する
が、アジアの地中海がまさに南シナ海だ。その支配を初めて試みたのはかつての日本
であり、太平洋戦争の一因も南シナ海にあるといえる。当時日本は侵攻を進めていた
が、単に中国へ進出した程度では米国との戦争までは発展しなかった。しかし、イン
ドシナ方面に進出し、南シナ海の覇権を握ったため、米の戦略を脅かし、戦争へと突
入したのだ」
http://www.jfss.gr.jp/news/minamixinakai/minamishinakai4-04.htm
以上
CML メーリングリストの案内