[CML 038015] 「絶対に死んではならない。敵は民間人は殺さない。手を上げて洞窟を出て親元に帰れ」。ふじ学徒隊上映
京都の菊池です。
ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2015年 6月 21日 (日) 08:40:23 JST
「絶対に死んではならない。敵は民間人は殺さない。手を上げて洞窟を出て親元に帰れ」。ふじ学徒隊上映
転送・転載歓迎
京都の菊池です。
先日
NHKスペシャル
沖縄戦 全記録
:http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0614/index.html
が放送、再放送されました。
沖縄戦でなぜ多くの住民が死んだのか
を検証した大切な番組です。
その一方で
大切なことを、
隠そうとする、または、大したことではないと無視する、または気づかないでいると見て思いました。
番組で
「軍民一体」と言います。
この言葉の元は、
軍官民共生共死の一体化
であると番組は教えてくれて
この語だともう少し状況に近づきますが、
「一体」
という語からは、
対等、平等、共に
という意味が私は浮かんでしまいます。
戦場で一方的に利用され、死に追いやられた
住民と
住民を一方的に死に追いやった、切り捨てた
軍を国を
一体であると、うそでおおうことに違和感があります。
戦争の狂気で
仕方がないと
いう感じを起こさせる番組のつくりも気になります。
番組が
軍隊は住民を守らない、
ということをはっきり主張してないことも残念です。
沖縄戦直前まだ住民50万人いた沖縄本島
本土防衛時間かせぎを求められたということは、
住民の4人に1人にあたる12万人の死者となった沖縄戦。ですが、
それを超えて、50万人住民全員の死
全員死ぬまで戦うことを求め、
玉砕と讃えることを
国は、軍は、望んでいたのでしょうか。
最後まで戦えと住民を切り捨てました。
番組は、集団自決とよび、それへ日本軍が大きく関わっていることは
伝えませんでした。
貴重な手榴弾を、住民がどのように手に入れたか述べず、
手榴弾で死んだとだけ伝える。
追い詰められ仕方なかったとでもいうように
日本軍が、沖縄の住民を利用すると同時に
スパイ視し、
日本軍による沖縄住民の殺害も行われたことも
伝えませんでした。
それと、
軍民一体、軍への協力でかたづけようとしますが、
日本軍が住民を切り込みに追い込む
壕から追い出し、戦場に放り出すことは、
住民虐殺ではないのでしょうか
そのことを隠そうとする、または、大したことではないと無視する、または気づかないのであれば、
声を上げなければと思います。
あらゆる地獄が集められた戦場と言われた沖縄戦を
なぜ生き抜くことができたということを、
伝える映画が
また、上映されます。
ぜひ、ご覧ください。
積徳高等女学校の沖縄戦を記録したドキュメンタリー映画
「ふじ学徒隊」のホームページ
http://fujigakutotai.com/
より
2015年6月10日 東京新聞(夕刊):「生きろ!」沖縄戦・看護学徒隊の真実
http://fujigakutotai.com/news/entry-1258/
より
2015年6月10日 東京新聞(夕刊):「生きろ!」沖縄戦・看護学徒隊の真実
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061002000233.html
6/20〜26
東京(アップリンク
http://www.uplink.co.jp/
10:20〜)、
大阪(シアターセブン http://www.theater-seven.com/
10:20〜)、
沖縄(桜坂劇場
http://www.sakura-zaka.com/
10:00〜)
一般1,200円
各劇場にてDVD販売(個人視聴用2,500円)
東京新聞
トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事
【社会】
「生きろ!」沖縄戦・看護学徒隊の真実
2015年6月10日 夕刊
写真
ドキュメンタリー映画「ふじ学徒隊」の野村岳也監督=東京都千代田区で
太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦の南部に従軍しながら、多くの人が生還した看護学徒隊「ふじ学徒隊」の女性たちの証言をまとめたドキュメンタリー映画が二十〜二十六日、東京都渋谷区の映画館「アップリンク」で公開される。
野村岳也(がくや)監督(82)=多摩市=は「彼女たちの言葉は『命(ぬち)どぅ宝(命こそ宝)』の心であふれている。
突き刺さるような真実を聞き、七十年前の戦争を想像してもらいたい」と話している。 (安藤恭子)
ふじ学徒隊は一九四五(昭和二十)年三月、県内の十校でつくられた女子学徒隊の一つとして、那覇市の積徳(せきとく)高等女学校(廃校)四年生二十五人で編成された。
当時十六歳の少女たちは、
野戦病院壕(ごう)に配属され、うじがわいた傷病兵の看護や、手術で切断された手足の廃棄などに当たった。
捕虜になるより死を選べと教えられた時代。
従軍した十校の女子学徒隊
約五百人のうち二百人近くが犠牲となり、
中でも「ひめゆり」の悲劇は広く知られている。
その中で、二十五人中三人だった「ふじ」の戦死者の少なさは際立っている。
映画に登場する元学徒の女性たちの証言からは、
隊長の小池勇助少佐の指示で、多くの学徒が生き延びたことが浮かび上がる。
「絶対に死んではならない。敵は民間人は殺さない。手を上げて洞窟を出て親元に帰れ」。
隊が南部の糸満市に後退した同年六月二十六日、小池少佐は握手して学徒を送り出し、自分は青酸カリで自決した。
映画の中で、元学徒の一人、宮城トヨ子さんは当時を振り返り、「生き延びて、第二第三の国民の養成に当たってくれという隊長さんの言葉が心に残った。結婚して子どもができ、一生懸命生きてきた」と語っている。
「ふじ」の女性たちの多くが戦後、生き残った罪悪感から口を閉ざしてきた。
「隊長の指示によって『生かされた命』に着目した」と野村監督。元学徒ら十二人をインタビューし、二〇一二年に映画を完成。
戦後七十年を機に、東京など全国三都市の上映とDVD化を実現した。
映画「ふじ学徒隊」は、料金一般千二百円、毎日午前十時二十分から上映。問い合わせは海燕(かいえん)社=電098(850)8485=へ。
とのこと。
ぜひ、劇場にお越しください。
※DVDも発売されたとのこと。
・・・
隊長の小池勇助少佐の指示で、多くの学徒が生き延びたことが浮かび上がる。
「絶対に死んではならない。敵は民間人は殺さない。手を上げて洞窟を出て親元に帰れ」。
・・・
という事と、
映画ホームページ
ふじ学徒隊について
あらすじ
http://fujigakutotai.com/about/
に、
・・・
戦況は悪化、衛生兵は、次々と斬り込み隊として壕を出る。
米軍の総攻撃の真っただ中、学徒隊に解散命令が下り、戦場に放り出され、女子学徒の多くが命を奪われる。
小池隊長は、戦闘が沈静化するのを待ち、6月26日、ついにふじ学徒隊に解散命令を発令。
・・・
とあるように、
小池隊長は、戦闘が沈静化するのを待ち、6月26日、ついにふじ学徒隊に解散命令を発令。し
米軍の総攻撃の真っただ中、戦場に放り出すことを、防いだことが
多くのふじ学徒が生き残ることに、つながりました。
もう一つ
戦後に亡くなった学徒を、ふじ同窓会が、3人目の戦死者として慰霊碑に刻銘したこと
彼女がなぜ亡くなったかということも、
沖縄戦について思ううえで大切だと思います。
映画「ふじ学徒隊」の主題歌「ふじの花」は、
海勢頭豊さんが作りました。
海燕社 (@kaiensha) | Twitter
https://mobile.twitter.com/kaiensha
より
https://mobile.twitter.com/kaiensha/status/612041139156193281?p=v
海燕社
@kaiensha
海燕1号です。「ふじ学徒隊」の主題歌は海勢頭豊さんの作詞作曲。海勢頭さんは野村監督の古い友人です。監督は映画全体の音楽をと思っていたのに反対。主題歌にしてほしいと。
私は、海勢頭さんの「月桃」が好きです。「喜瀬武原」も。
歌を作って欲しかった。
是非、主題歌「ふじの花」を聞いて欲しい。
16:35 - 2015年6月19日
下記も参照ください。
海勢頭 豊オフィシャルホームページ - Biglobe
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ai90125/
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ai90125/profile.html
別件ですが、本日沖縄についての放送があります。
NHK番組表
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/read/c.cgi?a=001&c=21&f=top
より
6/21日曜日
午前11時00分から午前11時54分(放送時間54分間)
NHKとっておきサンデー
が
▽どーも、NHKです:終戦から70年〜沖縄局〜
を放送予定です。
日本テレビの
NNNドキュメント’15
日曜 深夜0:55〜
http://www.ntv.co.jp/document/
(関西では、
読売テレビ
http://www.ytv.co.jp/
で放送予定)
シリーズ 戦後70年 ガマフヤー
遺骨を家族に 沖縄戦を掘る 30分枠
放送:6月21日(日)
24:55〜
ナレーター:玉川砂記子
制作:日本テレビ
再放送:6月28日(日)11:00〜
BS日テレ
6月28日(日)
7:00〜/24:00〜
CS「日テレNEWS24」
また先日放送された、
NHKクローズアップ現代
シリーズ戦後70年 礎(いしじ)に刻まれた沖縄戦
の放送内容全文が
番組ホームページに掲載されました。
放送まるごとテキスト
2015年6月18日(木)放送
シリーズ戦後70年 礎(いしじ)に刻まれた沖縄戦
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3671.html
菊池
ekmizu8791アットezweb.ne.jp
(菊池へ送信の場合、アットの部分を@に直して送信してください。菊池)
CML メーリングリストの案内