[CML 038006] 今日の言葉 ――「私は『民主』の名のもとにおいても、権力は制限されるべきだということを、何度でも言わねばならないという考えでした」。その意味が十分に理解されぬまま時は過ぎ、いまの事態に至っている。
higashimoto takashi
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2015年 6月 20日 (土) 21:58:54 JST
【何に向かって発言していたのか】
「東北大・東大名誉教授樋口陽一さん語る」「私は1973年に研究者として初めてまとめた単行本のタイトルに「立憲主義」と
いう言葉を意識的に使いました。当時は、革新自治体の全国的な広がりがあり、いい意味で民主が大いに元気だった時代
です。」「私は「民主」の名のもとにおいても、権力は制限されるべきだということを、何度でも言わねばならないという考えでし
た。立憲主義が危機的状況にある現在、当たり前のことを、いっそう繰り返していかなければならないと思います」。樋口先
生は1973年の時点で、「「民主」の名のもとにおいても、権力は制限されるべきだということを、何度でも言わねばならない」と
いう考えを明確にしていらした。今の時点で「そりゃそうだよね」と思う人がいるかもしれないが、本当に当時そういうことが言
われていたのか。樋口先生は当時、何に向かって発言されていたのか。その意味が十分に理解されぬまま時は過ぎ、いま
の事態に至っている。(國分功一郎Twitter 2015年6月20日)
twitter.com/lethal_notion
【補遺】
安倍晋三内閣の安保法制案は理論的に完全に破綻した。第一に、憲法学者の95%が法案を「違憲」としているのに、政府
側の反論が全く説得力を欠いているからである。安倍首相は「合憲と確信」しているとしか言えないのである。高村副総裁の
目が泳いで弁護士とは思えぬ意味不明な発言を連発している。首相の理由なき確信だけで法律を通すことはできない。第
二に、政府が根拠とする最高裁の「砂川判決」は、時の田中耕太郎最高裁長官や藤山愛一郎外相の売国的言動を伴なう
不当裁判であった。それが米国側情報で明らかになったからである。この国が米国の属国同然であったこと―あること―が
誰の目にも明白である。第三に、地上波や全国紙が報道しない国会や党首討論の「全過程」画面をみれば、個別の問答で
の安倍首相、中谷防衛相、岸田外相の答弁は支離滅裂で屁理屈にすらなっていない。それが小学生にもわかるからである。
大手メディアが報道しなくても、各地の反対運動、とくに若者が増加しつつある街頭活動、公聴会での反対者の多さ、圧倒的
な反政府世論、が「潮目」を変えつつある。しかし、敵もさるものである。政権には圧倒的な「数」があるのである。私は100
万人の人々が国会を廃案と安倍退陣まで包囲することを望むものである。しかしお前はどうするのか。私は傘寿を迎えて体
調不芳でありデモや集会に参加できない。世の中には私のような高齢者の他に、仕事の都合や世間体が気になって、大っ
ぴらに動けない人が大勢いると思う。どうすればよいのか。まことに平凡ながら次のようなことをマメにやることが大事だと思
う。1.知人一人一人に「安保法制廃案と安倍退陣」を会話やメールで訴える。有効と思う「サイト」や「ブログ」の記事、好まし
い集会・催事の予定、写真を転送、拡散する。「良いサイト」の共通認識が意外に少ないと感ずることが多い。2.国会議員、
地方自治体議員に対して質問したり廃案賛成を要求をする。3.メディアに対して感想、批判、注文を送信する。一つのメデ
ィアに対して社長、局長、担当へ同時送信する。要望や苦情受付窓口だけだとブロックされる恐れがある。4.自分が執筆で
きるメディアがあれば積極的に活用する。電子メールだけでなく印刷物でも勿論よい。(半澤健市「リベラル21」2015.06.19)
lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3215.html
【山中人間話】
・ジョン・レノンの名曲「Imajine(イマジン)」を Lady Gaga(レディ・ガガ)が本気でカバーしたらこうなった。3分を過ぎたあたりか
らが圧巻。 – @動画
以下、下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1342.html
東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/
CML メーリングリストの案内