[CML 037898] 池上彰は本当にリベラルの星なのか? ――時事解説「ディストピア」さんのまっとうな池上彰評価と岩波『世界』批判

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2015年 6月 14日 (日) 19:02:58 JST


池上彰は本当にリベラルの星なのか? ――時事解説「ディストピア」さんのまっとうな池上彰評価と岩波『世界』批判
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1332.html

時事解説「ディストピア」さんの「池上彰は本当にリベラルの星なのか?」という記事のタイトルから察するところ池上彰という元
NHK記者は巷間では「リベラル」と評価されていた人のようです。しかし、私は、彼のNHK在職中に『週刊こどもニュース』とい
う番組を2、3度観たことがあるという程度でそれ以上のことはまったく知りません。それでも彼がNHK退職後さまざまな媒体で
活躍していることは記事の見出しの情報程度には知っていました。ですから、彼が「リベラル」であるか「保守」であるかはまっ
たく私の知見の外のことです。ただ、例の「池上彰の新聞ななめ読み」記事の掲載拒否事件は明らかに朝日新聞に非がありま
したので、相対的に池上彰という人の「リベラル」株は株価の値動きのごとく上がったもののように見えます。ただし、株価の値
動きは実質をともなわないことが多いので、依然として彼が「リベラル」であるか「保守」であるかについては私の評価の外にあ
りました。そして、それ以上の関心は私にはありませんでした。

しかし、池上彰という人に対しての「リベラル」という世間(とりわけ「リベラル」界隈)の評価が虚構のものであるとすれば無関心
のままに放置しておくこともできません。それは「害毒」の放置と同じことになるからです。革新政治の実現のためにも「害毒」は
根治退治されなければならないでしょう。時事解説「ディストピア」さんによれば、池上彰氏の言説は、すでに一般的には「リベラ
ル」の砦と評価されている岩波の『世界』や岩波新書をも犯しているようです。そうであればなおさら放置することはできません。
まずは時事解説「ディストピア」さんのご意見をうかがうところからはじめようと思います。そして、池上彰氏の言説とはどういうも
のかを確認するために「リテラ」というインターネット誌掲載の「なぜ? リベラルの星・池上彰が韓国特番でネトウヨ、嫌韓本その
ままのヘイトデマ解説」(2015.06.12付)という記事も添付しておきます(改行と要約は引用者)。

池上彰は本当にリベラルの星なのか? - 時事解説「ディストピア」 2015-06-13
http://blog.goo.ne.jp/minamihikaru1853/e/9d28917e56f1579f4ca8d8ee4bb4a345

さすがに度が過ぎたのか、池上彰の番組が非難されているようだ。(略)記事では池上はリベラルの星と表現されている。しかし、
池上が左翼はおろか、リベラルに立ったことなどない。靖国問題に関しては、参拝の意義を理解してもらうよう訴えることが大事
と言い、慰安婦問題に関しては、解決されないのは韓国の市民団体のせいだと言い、竹島に関しては、「日本としては、それ(韓
国の領土化)を阻止するため、韓国の実効支配を認めないというアピールをしておかなければなりません。」と言っている。どこら
へんがリベラルなのか、さっぱりわからん。池上の主張は右翼の言説をそのままなぞったものだ。(略)右翼の言葉と左翼の言葉
を並べて、最終的に保守よりの意見を述べるのが、池上のスタンスではないか? 例えば、池上は靖国神社にしても、実はこの
神社は天皇の神社であり、西郷隆盛など、賊軍として働いた人間は、同じ日本人でも祭られない、つまり、日本人ではなく天皇の
兵士を称える神社であることを知っている。ところが、最終的に彼は「日本のために死んだ兵士を悼む気持ちを理解してもらおう」
という安倍の言い分をそのまま繰り返している。(略)今回の反日解説番組にしても、いつも通りの通常運転だったのだが、なぜ
か今回だけ批判されてしまった。これは実に不思議なことだ。リテラをはじめ、岩波書店、その他の左派系メディアも池上彰を正
義の使者であるかのように褒め称える。正直、私はヘイト・スピーチよりも池上のほうが性質が悪いと思う。桜井誠の言い分は、
誰がどう聞いたっておかしいとわかる。だが、池上の場合、ウソを含め肝心の事実を知らせず「わかりやすく」解説する。そのた
め、予備知識の無い一般市民は彼の言説を疑わず信じるだろう。つまり、合法詐欺師としては桜井より池上のほうが遥かに上
だ。明らかに後者のほうが受け手の思考力を鈍らせている。テレビの効果もあいまって、池上の言説を聞き、嫌韓や嫌中に目
覚めた国士は結構いるような気がする。その点を黙認して、池上無双だの、リベラルの星だのといって同氏を宣伝している左翼
系メディアの無責任な言動は批判されてしかるべきだろう。(略)『世界』の編集部や岩波新書の編集者は、池上の言説が保守
派のそれだと気づかないのだろうか?(略)今の日本の右傾化は正確に言えば、左翼の右傾化だ。

附:
なぜ? リベラルの星・池上彰が韓国特番でネトウヨ、嫌韓本そのままのヘイトデマ解説(リテラ 2015.06.12)
http://lite-ra.com/2015/06/post-1181.html

省略。


東本高志@大分
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