[CML 037895] IK改憲重要情報(80)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2015年 6月 14日 (日) 16:09:59 JST


IK改憲重要情報(80)[2015年6月14日]

 私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)
   
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)

 弁護士アピールを支持する市民の会
 http://2010ken.la.coocan.jp/kaiken-soshi

_____________________________________
(以下の見解は、河内の個人的見解です。御理解のほど、よろしくお願い申し上げま
す。)

   国際社会での激しい応酬

 中国の南シナ海での岩礁埋め立てをめぐって、国際的に激しい応酬が展開されてい
ます。
 6月11日には、カーター米国防長官と范
長龍・中国中央軍事委員会副主席が米国防総省で会見しています。いわば、軍事面の
トップとトップが直接にやりあったのです。
http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPKBN0OS01C20150612

 国連海洋法条約の締約国会議では、フィリピンが中国を厳しく批判しました。フィ
リピンが軍事的衝突もやむをえないと考えている様子には、全面的に賛成できません
が、フィリピンが中国に毅然とした姿勢を貫いていることは立派です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150613/k10010113501000.html

 フィリピン・マニラでは、6月12日、中国への抗議デモがおこなわれました。
http://www.sankei.com/world/news/150612/wor1506120035-n1.html

 マレーシアが中国船監視にミサイル搭載の海軍艇の派遣を始めました。マレーシア
は最近まで、今回の中国の岩礁埋め立てに対し、「中立的」と報道されていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150614-00000002-asahi-int

 中谷防衛大臣が国会で、有事も平時も豪軍と連携可能と答弁しました。これは、重
大な答弁です。つまりは、有事も平時も関係ない、相手がだれであっても、連携が必
要であれば連携する、ということで、国会での議論は関係ない、ということになりま
す。私が恐れているのは、この論法でいけば、周辺事態法の「改正」も「改正」しな
いも関係ない、南シナ海紛争に自衛隊は正々堂々と関与する、ということになるとい
うことです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150613-00000067-san-pol

 中国の羅援・退役少将が、アメリカに10項目の挑戦状を送りました。「アメリカ国
民はそれを容認できるか」から始まる10項目の主張は、傲岸不遜そのもので、読んで
いて気分が悪くなります。このような主張する人民解放軍がアジアを支配すること
は、絶対にごめんです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43999?pd=all

  上記の記事の中で、北村淳氏が「南シナ海での米中軍事バランスは中国側が有利
に」と書いていることは、議論を呼ぶでしょう。米中衝突の場合の軍事シュミレー
ションについては、この「IK改憲重要情報」
でも、とりあげてきましたが、私にはよく分かりません。よく分からない一つの原因
は、中国の強力な武器である弾道ミサイル東風21号がどのように配備されているか、
それに対し、アメリカの対抗策がどれくらい実効性があるものか、よく分からないか
らです。
 引き続き、この問題を追及していきます。
この問題を研究しておられる方に御教示いただければ幸いです。
 よろしく、お願い申し上げます。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/asbm.htm

_________________
               以上







CML メーリングリストの案内