[CML 037778] IK改憲重要情報(78)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2015年 6月 7日 (日) 19:00:51 JST


IK改憲重要情報(78)[2015年6月7日]

 

 私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)

   

弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

 

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所

(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)

 

 弁護士アピールを支持する市民の会

 http://2010ken.la.coocan.jp/kaiken-soshi

 

_____________________________________

(以下の見解は、河内の個人的見解です。御理解のほど、よろしくお願い申し上げま
す。)

 

 南シナ海問題への関与を広言する日本政府

 

 既に皆様ご存知のように、6月5日の国会で南シナ海問題についての論議がなされま
した。中谷防衛大臣は「我が国の周辺海域は常に関心をもっているが、自衛隊は南シ
ナ海で常続的な警戒監視活動は行っておらず、現在、具体的な計画を有している訳で
はない」と答弁したと伝えられています。

http://www.sankei.com/politics/news/150606/plt1506060011-n1.html

 これは全く白々しい答弁です。

 6月4日には、フィリピンと「防衛装備品」の技術移転に関する協定締結に向けた
交渉を始めることで合意しているではありませんか。日本は、南シナ海問題の当事国
なのです。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150606-00000049-rcdc-cn

 

 また先の中谷答弁は、問題を警戒監視活動だけに矮小化しようとしている点でも危
険な答弁です。もちろん、日米共同パトロール構想には私は反対です。

http://toyokeizai.net/articles/-/72301?page=1

 

北村淳氏が、南シナ海問題についての日本政府の想定が甘すぎると警鐘をならしてお
られます。

北村氏の議論は、私の今の知識では100%賛成できませんが、甘すぎるという点は、そ
のとおりと思います。アジア・太平洋戦争時にも、敵の想定に甘さがあったというこ
とは良く知られていることです(たとえば、孫崎享『日米開戦の正体』458頁参
照)。私に言わせると、これは日本民族の決定的とも言える弱点です。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43933

 

 中国国内で、マスコミが「米国は朝鮮戦争を忘れたか」という議論をあおっている
ようです。ただ、ネットの議論=中国の民意ではありませんから注意が必要です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150607-00000016-scn-int

 

 少し以前のニュースですが、中国のポータルサイト新浪網が、米中が台湾をめぐっ
て軍事衝突した場合の軍事シュミレーションの記事を掲載したという記事を見つけま
した。同記事では、中国は、まず沖縄の嘉手納基地をミサイル攻撃をするというシナ
リオになっています。

http://news.searchina.net/id/1575926?page=1

 

これは南シナ海戦争をめぐっても十分ありうる事態だと思います。「嘉手納基地にミ
サイルの雨が降る」という事態は、恐怖の事態です。しかも、アメリカは、これにつ
いての十分な対策を持っていないようです。布施哲氏は、嘉手納基地では、「駐機す
る戦闘機をミサイル攻撃から守る防御装置はほとんどほどこされていない」(布施哲
『米軍と人民解放軍』講談社現代新書210頁)と重大な事実を指摘されています。

 私は、沖縄の平和運動関係者に、以前にもこのことを指摘したことが有るのです
が。

 

 産経新聞に田村秀男氏が面白い記事を書いています。アメリカが、中国共産党の腐
敗追放運動の総元締めである王岐山の腐敗追及の「重い腰をあげた」ようだと報じて
います。

 腐敗追及運動の総元締めが腐敗していた、しかもアメリカがその証拠を握っている
となれば、

南シナ海でやりすぎるとアメリカが習近平の腐敗の証拠を暴露するかもしれない、と
いうことでブレーキがかかる可能性が「少し」はあるのです。私は、アメリカがこう
いう手段に出るのは大賛成です。ある評論家は、アメリカは「アメリカにある中国共
産党の高官の銀行口座を全て公開し、没収するぞ」と言えばいいのだ、とさえ言って
います。 

 

http://www.sankei.com/premium/news/150607/prm1506070028-n1.html

 

 私が言いたいのは、南シナ海問題の平和的解決にはどういう手段があるか、もっと
知恵をしぼるべきではないか、ということです。軍事的解決しかないと考えるのは、
頭が固すぎるのではないでしょうか。

 

                 以上

 

 



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