[CML 037670] 【報告】第1503日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★
青柳 行信
y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2015年 6月 1日 (月) 08:19:47 JST
青柳行信です。6月1日。
【転送・転載大歓迎】
ストップ再稼働!6.7 3万人大集会 in 福岡
〜川内原発のスイッチは押させない!〜
本日<事務局会議>
1)日時 6月1日(月)18時30分〜21時
2)場所 福岡市人権啓発センター
福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号(あいれふ8階)
地図 http://www.kenkou-support.jp/access/
●=鹿児島薩摩川内(せんだい)原発再稼働反対の声をあげよう=●
新作 音楽と詩 九電本店前ひろば
https://youtu.be/z0JXiqUxFDw
<6.7 3万人大集会メッセージ>
☆川上直子(バスストップから基地ストップの会) さんから:
地震大国日本、火山大国日本に危険極まりない原発は要りません。
原発再稼働など、もってのほかです!断じて許しません。
すべての原発を廃炉にしていきましょう。
一刻も早く再生可能エネルギーに転換して、
安全で安心のエネルギーにしていきましょう。
どもたちに未来を残すため、
この福岡から、九州から、日本を必ず変えていきましょう。
●ストップ再稼働!6.7 3万人大集会 in 福岡●
〜川内原発のスイッチは押させない!〜
ホームページ http://bye-nukes.com
チラシ・賛同・メッセージ
再稼働阻止の意思表示カンパ賛同金ご協力のお願い。
http://bye-nukes.com/info/donation.php
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1502日目報告☆
呼びかけ人賛同者5月30日合計3888名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
★ 私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>
★ 横田つとむ さんから:
青柳さん
(30日)夜遅く帰国しました。
成都から 上海経由で 福岡まで 飛行機が飛ばなかったりして、
結局 13時間半も 掛かりました。
かえってみると、新聞は 地震と火山で揺れていました。
チベットも7000年前のプレートの移動でできたところです。
エベレスト山脈は今も 少しずつ動いています。
日本だけが動かないという説明は成り立ちません。
チベットは 水力発電、風力発電、太陽光発電の可能性をたくさん
持っています。
ヤルツァンペ川の水量も豊富で ラサの人たちは 大麦やハダカ麦をつくって
いました。お寺の灯りは ヤクのバターです。
郊外の人たちは 交通機関も発達してないので、みんな歩いて移動します。
すごいパワーです。
私たちが言う 「省エネ」という 言葉すら 色あせるようでした。
あんくるトム工房
地震と火山 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3490
成都 上海 福岡 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3489
成都空港 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3488
★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
☆ペラペラと空虚な答弁を棚に上げ「質問せよ!」と野次る宰相
(左門 2015・6・1−1039)
※2月22日にも同じ非礼と議事法違反を犯して謝罪したのに、
心から反省していないから又ぞろ・・・・。正鵠を射た質問に対し
まともに答弁できない無能力宰相は「答弁になっていない!」と
批判されるのに逆切れがアリアリ見えている。日本中の桟敷席
から「まともに答弁しろ!」と叱咤があるの聞こえますか?!
★ 長友くに さんから:
青柳さま
地震に噴火、日本にはもう原発を動かせるところはありません。
市民の力が証明されようとしています。
これからもよろしくお願いします。
★ 永井宏幸 んから:
青柳様
田中一郎さんが昨日、「確率論的リスク評価(PRA)」のことを取り上げてい
ましたが、このテーマについて以前に調査したことを、まとめてWebにアップし
ていますので、お知らせします。
いかにも科学的な計算であるかのようにして、日本の原発の炉心損傷を起こす確
率が1基当たり100万年に1回だという結果をはじきだし、欧米の原発よりも安全
なのだという宣伝に使ってきました。福島第一原発事故で、これが真っ赤なウソ
であることがわかったのです。3基の原発が数日の間にメルトダウンする確率を
これから計算してみてください。
PRAは内部事象(部品が寿命などで故障することによる事故拡大)と外部事象
(地震などの外的原因で事故拡大)の評価に分かれるのですが、外部事象につい
ては専門家の意見の平均値を取るようなことしかできないわけです。外部事象の
評価がいい加減だということは、PRAがアメリカで発表されてすぐに、原子核研
究者やアメリカ物理学会が指摘して、議会で大問題になり、規制当局もPRAの手
法に一旦は支持を示したのですがこれを取り消すという騒動になったしろもので
す。詳しくは下記URLの「PSAの虚構]を読んでください。
http://koko.matrix.jp/PSA.pdf
★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<伊方原発の審査書案のパブリックコメント第2報を提出しました。>を報告します。
『受付番号 201505310000340433
<フィルター付きベントの無い伊方原発3号炉は非常ブレーキの壊れた特急列車と同じ>
「4−1.2.2.1 雰囲気圧力・温度による静的負荷(格納容器過圧)1.申請内容(2)解析手法及び結果、不確かさの影響評価(2) 解析結果 181ページ「b. 格納容
器内自然対流冷却により原子炉格納容器の除熱が確立するため原子炉格納容器の最高圧力・最高温度はそれぞれ、約
0.335MPa[gage]、約133℃に抑えられる。以降、原子炉格納容器圧力・温度は、約72 時間時点でも低下傾向が維持されており、安定状態となっている。」についての意見。
伊方3号機の原子炉格納容器の設計圧力は0.283MPa、限界圧力は0.566MPaである。
伊方3号機が大地震等により、停電が発生し、かつ1次冷却系配管に大破断が起き、格納容器内への大量の水蒸気漏洩が発生した時、(沸騰水型原子炉が付帯している)ウエット
ウエル(圧力制御プール)を付帯していない伊方3号機は長時間核燃料への注水を続けると、スプレイ水の散布だけでは格納容器内の水蒸気圧が限界圧力0.566MPaを超え
て、(福島第一2号機に起きたような)格納容器破裂が起きる可能性が大きい。
そして、格納容器破裂を防止するためには、フィルター付きベントが必要である。
しかし、伊方3号機は新規制基準により、フィルター付きベントの取り付けが5年間猶予されているので、審査書案にはフィルター付きベントの取り付けの項目の審査が何も無
い。
そして、フィルター付きベントの設置の無い状態での、苦肉の策として、キャビティ(格納容器下部窪み)に緊急に大量貯水を行い、原子炉圧力容器内核燃料の冷却を行わず、
2800℃程度の超高温度になった溶融燃料をキャビティの大量貯水に落とし込んで、圧力制御プールの代替を行ったものと思われる。
佐藤暁氏が岩波の「科学」2015年5月号「深層防護の考え方とフィルター・ベントの設計」0500ページに「深層防護の実践は、安全文化と並び、その国や企業の危険対応
能力の熟度を左右しますが、日本の原子力の場合、米国や欧州に遅れを取っていると認めざるを得ない事実が多々見受けられます。今回取り上げるフィルター・ベントが、西欧諸国
では1980年すでに殆どの原子力発電所に設置されていたこともその一例にすぎません。」と説明しているように、フィルター・ベントは格納容器過圧破損防止の安全装置です。
フィルター・ベントではほとんど捕集できない放射性ガスもありますが、大量の放射性物質を捕集できる可能性が有ることは事実です。
そして、西欧諸国では殆どの原子炉にフィルター・ベントが設置されているので、IVR−AM(In-Vessel Retention:溶融物の圧力容器内保持)対策のような、水蒸気爆発の起こ
らないような少量の水の冷却方法の選択肢もあるのです。川内原発、高浜原発、伊方原発では、運が良ければ、水蒸気爆発による格納容器の破裂を免れたというような危険な選択し
か取れないのです。
特急列車で非常ブレーキを掛ければ、急激な衝撃で乗客が怪我をする事もありますが、特急列車が正面衝突をする事よりも良い選択で有ることは間違いないと思います。
原子力規制委員会は、川内原発、高浜原発、伊方原発の再稼働には、フィルター付きベントが無くて、コアキャッチャーが無くても再稼働を認可する事は、非常ブレーキの壊れた
特急列車でも慎重に運転する条件なら運行を認める事と同じと思われます。
伊方原発3号炉の審査書案は認められません。』
★ 味岡修 さんから:
経産省前テントひろば1358日商業用原発停止622日
テント日誌5月30日(土)
東京高裁にて控訴審
経済産業省前テントひろば 6月19日(金曜)午後1時30分より
去る2月26日、三年越しに東京地裁で争われていた経産省前テントをめぐる第一審の判決が下された。村上裁判長は、原告(国と経産省)の請求をほぼそのまま容認、テント撤去
による土地明け渡しと損害金支払いを命じただけでなく、判決確定前の仮執行を許す宣言まで付けた(裏面参照)。
私たちは高裁に控訴するとともに仮執行停止を申し立てた。判決の直後から右翼らのテントに対する威嚇・破壊行動が始まり、今日まで断続的に続けられてきた。高裁では3月18
日、供託金(500万円)支払いを条件に執行停止申立が認められ、テントを維持した状態で審理が行われる。こうして仮執行が停止され、執拗な威嚇等を乗り越えてテントが維持され
たことは、ひとえにテントを守れという方々のお一人お一人の意志の結集なのだと心強く感じている。
控訴審を始めるに際して、地裁判決の意味を振り返ってみよう。
判決では、経産省の原発政策、福島事故処理に異議を申し立てて設置されたテントの活動の当否を何ら判断せずに、原告のいう土地使用料相当損害金の請求を認めた。これは国の
原発事故責任を追及する国民の権利の否定であり、人権の中でも優越的地位を占めるとされる表現の自由(憲法21条)を侵害することに他ならない。
また、判決は損害額の「額面」計算方法を論じることに終始した。これにより原告が「ポケットパーク」を自認する公開空地での意見表明行為を「額面」(3000万円を超える)の
大きさで圧迫しようという「スラップ(SLAPP)訴訟」の意図も容認した。
さらに判決は、2名だけを被告とする原告主張を容れて、当事者43名の「訴訟参加申出」さえも却下した。控訴審は、地裁判決が原告の「土地明渡請求」を認めたことについてと
同時に、訴訟参加を却下したことの是非を争う場でもある。私たちは、今後も長期の裁判闘争が強いられている。
4月27日、東京高裁第24民事部で高野伸裁判長らと控訴審についての進行を協議する場が持たれ、第一回弁論期日を決定した。経産省前テントひろばは、被告2名とすべての参加
人が控訴人として一体になって、地裁での敗訴を逆転勝利に導くために粘り強く高裁での審理に臨む決意である。
*6月19日*第一回控訴審*
午後1時半ー5時終了予定―
12時30分 霞ヶ関裁判所前集合(傍聴券の抽選があります)
裁判終了後に報告集会(予定:詳細は後日にお知らせします)
第2回裁判は7月21日午後の予定:3回目以降は未定
連絡先:〒100-0013 千代田区霞が関1-3-1 電話:070-6473-1947
★ 黒木 さんから:
海の放射能汚染に警鐘 高知県四万十市で湯浅さんが講演
高知新聞 2015年05月31日08時13分
東京電力福島第1原発事故による海への影響を調べている、NPO法人「ピースデポ」副代表で海洋学者の湯浅一郎さん(65)=東京都小金井市=が30日、高知県四万十市の
四万十市社会福祉センターで講演した。「いまだに福島県沿岸の漁業者は操業を自粛している」という現状を紹介するとともに「なぜ魚から放射性物質が検出されるか、国や東京電
力は一切説明しない」と批判した。
湯浅さんは1975〜2009年、産業技術総合研究所中国センターに研究員として勤務。原発事故以降は、国や東京電力が出したデータを基に、海の放射能汚染について分析し
てきた。
講演では、東京電力による2013年3月の発表を紹介。それによると、福島第1原発がある湾内で捕獲したアイナメから、1キロ当たり74万ベクレルの放射性セシウムが検出
された。国が定める一般食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)の7400倍に相当した。
また、水産庁のデータからは、宮城県や千葉県の沖でも、スズキから基準を超えるセシウムが検出されたことが分かったという。
湯浅さんは「おととしの参院選が終わるまで、東電は汚染水の海への流出を認めなかった。それ以前の調査結果から、汚染に気付きつつも隠していたことは明らかだ」と指摘し
た。
原発再稼働にも触れ「川内(せんだい)原発や伊方原発で事故が起きれば、放射性物質が黒潮に乗って土佐湾を通り、神奈川県沖まで1カ月で流出する。海の放射能汚染は一人一
人が当事者となって考えなければいけない」と訴えた。
講演会は「脱原発四万十行動」と「グリーン市民ネットワーク高知」の主催。31日午後2時からは、高知市本町4丁目の高知県人権啓発センターでも同様の講演会がある。
*****
【核のごみ説明会】非公開では理解は進まぬ
高知新聞 社説 2015年05月31日08時08分
本当に国民の理解を得ようとしているのか。疑問を禁じ得ない。
原発で発生する「核のごみ」の最終処分について、経済産業省資源エネルギー庁が自治体向けに開いている説明会を非公開としているからだ。
閣議決定した最終処分に関する基本方針の説明が目的という。ただ、その基本方針は情報公開の徹底を明記している。方針と矛盾するちぐはぐな対応は、かえって国民の不信を高
めかねないだろう。
核のごみは使用済み核燃料を再処理する過程で発生し、極めて強い放射線を出す。政府は地下300メートルより深い岩盤に埋める「地層処分」の方針を決め、原子力発電環境整
備機構(NUMO)が候補地を公募してきた。
だが、最終処分地選定の見通しは全く立っていない。このため、政府は基本方針の改定で従来の公募方式を見直し、国が「科学的有望地」を提示して自治体に調査を申し入れる仕
組みにあらためた。
問題の自治体向け説明会は7月までに大半の都道府県で開くものの、日程や場所、参加自治体に至るまで非公開という。同庁は「出席した自治体が、処分場誘致に関心があるとの
誤解を招きかねない」とするが、この説明は理解に苦しむ。
最終処分場の受け入れは地域の将来を左右するだけに、自治体と住民の十分な情報共有が欠かせない。同庁は一般向けのシンポジウムも並行して開催するものの、一方で秘密主義
をとれば、情報の透明性や信頼性は損なわれることになろう。
国が主導する形になって早々、不信感が高まっては、基本方針が極めて重要とする「国民の理解と協力」が進むはずがあるまい。政府はいま一度、選定が遅々として進まなかった
理由を直視しなければならない。
むろん、安全な状態になるまで万年単位の時間を要する処分場自体への不安も大きいが、そればかりではあるまい。自治体や住民側には、いったん事前の調査でも受け入れると、
後戻りは許されないかもしれないという懸念もあったはずだ。
再稼働の是非にかかわらず、これまでの原発運転で最終処分場が必要なのは確かだろう。ならばなおさら、国民の理解につながるよう、政府には透明性と公正さに配慮した情報提
供の在り方が求められる。
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ドイツの募金で福島の子どもたちが沖縄で保養
ブログ「みどりの1kWh」 じゅん / 2015年5月31日
先日、ベルリンの郊外、クラインマハノウの小学校を一人の日本人女性が訪れ、300人の子どもたちや父兄を前に福島の子どもたちの様子について話をした。この女性はルール地方、
ドルトムントの独日協会の会長を務めるシュルターマン 容子さん。彼女とこのプロテスタント教会系の小学校の生徒たちは、数年前から同じ目的で強く結ばれている。
最初のきっかけは2012年のある日、同校の女性校長、レーギエン)=クナプケ先生が、子どもたちが集めたお金をシュルターマンさんたちが始めたドルトムント独日狂歌師の福島の子
ども支援プロジェクトに寄付したいと申し出たことだった。シュルターマンさんは早速この学校に出かけて、2011年3月11日の福島原発事故直後に立ち上げた「日本のための救援活動
(Hilfe fur Japan)」について説明した。原発事故が起こって以来、外に出て思いっきり遊べない福島の子どもたちを約2000キロ南の沖縄で休暇を過ごさせるための募金活動だとい
う話に、クラインマハノウのこどもたちは強い印象を受けたようだったという。福島の事故前の四季の映像を見せると、「きれい!」「素晴らしい!」などという声が盛んに上がっ
た。その美しい福島が原発事故によって放射能に汚染されてしまったのだ。この時手渡された子どもたちの募金は3152、46ユーロ(約41万円)という高額だったが、子どもたちが集
めた細かな硬貨も含まれていたため、ずっしりと重かったという。翌2013年は2400ユーロ(約31万円)、そして去年は更にたくさんの募金を集め、3680ユーロ(約47万8000円)も送
金してくれた。シュルターマンさんは今年も学校の招待を受けて2度目に訪問し、保養キャンプの様子を紹介した。そして約300人の子供たちが「スポンサー・マラソン」で合計5693
周して集めてくれた募金3700ユーロ(約48万円)を受け取った。
この学校の子どもたちの募金活動の中心となるのが、この「スポンサー・マラソン」と呼ばれる活動だ。ドイツでは学校などでさまざまな目的、例えば図書館の充実とか体育用品の
購入とか、クラス旅行の費用のためなどにお金が必要になった時、あるいは社会的なプロジェクトや特定の組織のために募金をしたい時に「スポンサー・マラソン」を実施すること
が、1990年代から盛んになった。「スポンサー・マラソン」の参加者たちは、事前にできるだけ多くの「スポンサー」を集め、あらかじめ、一定の時間内に決められたコースを何周
すればいくらというように、もらえる金額を決めておく。ランナーたちはできるだけ多くのお金を集めようと頑張って走るので、お金が集まるとともに自分たちの健康増進にもつな
がり、学校にとっては共同の達成感も味わえるという効果がある。小学生たちの「スポンサー」は、親たちや近所のおばさん、商店街のおじさんたちだったりするようだが……。普
通は学校の「スポンサー・マラソン」で集めたお金の半分ほどは自分たちのために使うようだが、レーギエン=クナプケ校長先生によると、この学校の生徒たちは集めたお金のほとん
どを福島の子どもたちに送ることを望んでいるという。
シュルターマン 容子さんらドルトムント独日協会の役員たちがすごいのは、この募金活動を早くも2011年3月15日、つまり東日本大震災の4日後に立ち上げていることだ。多くの人が
テレビの前に釘付けになって大きな津波が家々を飲み込んでいく様子や被害を受けた原発の映像などを呆然と見ていたときに、彼女たちはすぐさま行動を開始し、「日本への救援活
動」を立ち上げ、記者会見などを行なって募金を呼びかけた。シュルターマンさんたちは、チェルノブイリ事故の被害にあったこどもたちをドイツ各地で受け入れた経験にならっ
て、集まったお金で福島の子どもたちを避難させたいと願ったのだ。ドルトムント独日協会が、ノルトライン・ヴェストファーレン州の外国協会(Ausland Gesellschaft) に属して
いることも有利だった。外国協会は、第二次大戦中主にユダヤ人を迫害した苦い経験を踏まえ、二度とこのような愚行を繰り返してはならないとの反省からドルトムントの市民たち
が戦後、外国文化の理解、国際的対話、平和教育を目指して設立した組織で、ドルトムント市の補助金100%で運営され、現在は28もの2か国間の協会が所属している。その一つが独
日協会である。事故直後のドイツ人の日本の人たちへの同情と連帯感は非常に大きく、外国協会の絶大な支援を背景に、独日協会や外国協会の催し物などを通じて多額の募金が集
まった。
そのお金で2011年夏、第1回の行動計画が実現し、111人の福島の子どもたちが7月26日から4週間、沖縄で素晴らしい暑休みを過ごすことができた。受け入れてくれたのは那覇にある
沖縄国際ユースホステルのマネージャー、福島誠司氏で、部屋を無料で提供してくれたほか、さまざまな便宜を測ってくれた。 福島氏とシュルターマンさんは30年以上前からの知己
で、別の青少年交流計画で協力し合ってきた仲である。第1回の募集に対して700人もの子どもが応募してきたが、原発事故後、外で全然遊べなかった子どもなどを中心に100人余りに
絞らなければならなかった。福島氏は沖縄滞在中のプログラムを作成、実行し、40キロウォークを実現させた。内部被曝をしている子どもたちはたくさん水を飲んで、たくさん汗を
かき、たくさん食べて、たくさん排泄して、放射能を外に出すことが重要だという考えからだ。暑い沖縄で、放射能を気にしないで長距離を歩いたり、青い海で泳いだり、外で思
いっきり遊んだり、サッカーをしたり、浜辺でカニと戯れたりすることができて、子どもたちは大喜びだった。最初食が細かった子どもたちも4週間の間には、もりもり食べ、ぐんぐ
んたくましくなっていったという。あるお母さんの感謝の手紙によると、子どもたちは体力と免疫力をつけただけでなく自信をつけたようで、精神的にも強くなって帰ってきたとい
うことである。子どもたちの間には、こういう素晴らしい夏休みをプレゼントしてくれたドイツの人たちへの感謝の気持ちも生まれ、「大きくなったらドイツに行って、子どもの時
にこういうことがあったと話したい」とか、「ドイツと関係のある仕事をする」とか言う子どもたちも出てきた。
2011年12月までに16万ユーロ(約2000万円)もの募金が集まったものの、この規模でプロジェクトを遂行し、ましてや継続するのは財政的に困難であった。そこでシュルターマンさ
んたちは地元のカリタス(カトリック教会系の慈善団体)を通じ、福島の現状とプロジェクトの構想を書いたレポートを添付し、国際カリタスに補助金の申請をした。すると、翌日
すぐに返事があって「素晴らしいプロジェクトだが、お金はいくら必要なのか」「当面40万ユーロ(約5000万円)必要だが、募金で集まったのは16万ユーロしかない」という会話が
交わされた。その翌日には「それでは、足りない24万ユーロ(約3000万円)をあげましょう」という連絡があったという。こうしたドラマチックな展開で資金不足は解消され、沖縄
県や県内の企業の協力も広がっていった。
ドイツ国内の募金活動もどんどん支持者の輪が広がり、これまでに春、夏の8回のキャンプを実施し、合計830人の福島の子どもたちを沖縄での保養に送り込むことができた。ドイツ
のカリタスの資金援助も普通は1プロジェクトにつき3年の期限が設けられているというが、このプロジェクトへの援助は3年過ぎた後も続けられている。カリタスがこれまでに提供し
てくれた資金を含め、このプロジェクトのためにドルトムント独日協会が日本に送金した額は、現在までに約1億円にのぼるという。ドイツ側の継続的な支援に反して、日本の公共機
関や大企業の協力があまり得られないのを、関係者は残念に思っている。
福島の子どもたちへの休暇支援活動は長期にわたって続ける必要があるが、ここへ来てプロジェクトは大きな痛手を被ることになった。プロジェクト設立以来、献身的に協力してく
れてきた福島氏が沖縄国際ユースホステルをやめることになったため、100人の子どもたちをまとめて受け入れてくれるところがなくなったのだ。幸い、今年の夏休みから、フォト
ジャーナリストの広河隆一氏がドルトムント独日協会の支援プロジェクトのスタートから約1年後沖縄の久米島で立ち上げたNPO法人「沖縄球美の里」と協力することになったが、球
美の里では100人を1度に長期間宿泊させることはできない。そのため今後は各10日間の春休みと夏休みのキャンプを繰り返し支援することになるだろうという。
いずれにしてもこのプロジェクトを長期にわたって続けるためには、長期にわたる支援活動が必要だ。ベルリンに住む私たちも今年3月11日、ベルリン在住の指揮者、渡辺麻里さんが
中心になって開いたチャリティー・コンサートでの募金、1690ユーロ(約22万円)を寄付するなど、ささやかながら協力したが、渡辺さんは今後もできる限りこのプロジェクトに協
力していく意向を明らかにしている。
なお、このプロジェクト、「日本への救援活動(Hilfe fur Japan)」宛の募金は慈善団体のカリタスを通じて日本に送られるため、手数料がかかることなく、募金全額がプロジェク
トのために使えるという利点もあるという。
口座番号などは以下のリンクで。
「日本への救援活動(Hilfe fur Japan)」 www.hilfefuerjapan2011.de
NPO法人、沖縄・球美の里 http://kuminosato.net
広河隆一さんのウェブサイトhttp://www.hiropress.net
*****
名護市長「沖縄の現状は植民地」 米で市民団体に説明
朝日新聞デジタル 5月31日(日)19時45分配信
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画をめぐり、同市の稲嶺進市長は30日(日本時間31日)、米ワシントンで市民団体と意見交換会を開い
た。移設反対を訴えるため訪米中の翁長雄志知事に同行している稲嶺氏は、移設作業が続く沖縄の現状について「植民地と言っても過言ではない」と市民団体側に説明した。
稲嶺氏や、那覇市の城間幹子市長らが会ったのは、米国内で反戦や女性の権利を訴える複数の市民団体のメンバーら約10人。稲嶺氏は戦後70年たっても全国の米軍専用施設の
74%が沖縄に集中していると説明し、「どこの国でもこれだけ差別的な扱いはないと思う」と語った。
また、辺野古の米軍基地前や海上で移設反対派と県警、第11管区海上保安本部が衝突している写真を紹介し、「県民同士を対立させ、分断させるのは植民地政策の常套(じょう
とう)手段だ」と日米両政府を批判した。
市民団体からは「2016年の米大統領選の候補者にアプローチすることも大切」「動画で広く発信を」といった意見が出た。稲嶺氏は「様々な分野で活動している人たちに訴え
ることができ、意見ももらえて心強く思う」と語った。
一方、翁長氏は同日、非公開でワシントン・ポストの最高経営責任者や研究者と会談した。(ワシントン=泗水康信)
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<安倍首相>地熱発電に支援表明 福島を訪問
毎日新聞 5月31日(日)21時41分配信
安倍晋三首相は31日、再生可能エネルギーの導入を進めるため、地熱発電の開発への財政支援を拡充し、関連規制の緩和を進める方針を表明した。視察先の福島県柳津町で記者
団に語った。また、東京電力福島第1原発事故で被災した事業者を支援するため、官民合同チームの設置を柱とする福島再生のための政策パッケージを6月中に閣議決定する方針を
示した。
首相は「地熱発電が持つ可能性を日本として生かさなければならない」と強調。地熱開発の補助率引き上げや、影響を懸念する温泉業者に配慮した支援策を検討するほか、熱源が
集中する国立・国定公園内での開発に向け、規制緩和を進める考えを示した。
政府が4月公表した総発電量に占める電源ごとの割合(電源構成)案では、2030年に再生エネ比率を10年度実績の2倍以上の22〜24%に引き上げる方針だ。地熱は発電
コストが比較的安価なうえ、24時間一定規模の発電を行う「ベースロード電源」になりうるとされる。
福島再生の政策パッケージでは、官民合同チームが8000事業者を個別に訪問し、きめ細かい支援を行う。首相は「再生可能エネルギーが福島復興の柱になる」と語り、避難解
除区域で発電する場合、固定価格買い取り制度で優遇する方針を示した。【加藤明子】
*****
新潟水俣病、公式確認50年…式典に300人
読売新聞 5月31日(日)20時16分配信
新潟県の阿賀野川流域で発生した新潟水俣病は31日、公式確認されてから50年となり、同県や国、患者団体、原因企業の昭和電工などで組織する実行委員会主催の式典が新潟
市中央区で行われた。
被害者ら約300人や望月環境相が出席し、犠牲者に黙とうをささげた。
熊本の水俣病、イタイイタイ病(富山県神通川流域)、四日市ぜんそく(三重県四日市市)とともに四大公害病の一つである新潟水俣病は、阿賀野川沿いにあった昭和電工の工場
排水に含まれていたメチル水銀が原因で発生した。熊本県で水俣病が確認されてから9年後の1965年に、新潟大の教授(当時)が流域の症例を県に報告して発生が公式に確認さ
れた。
水俣病の患者認定は、国の基準に基づいて審査され、これまでに702人が認定されたが、水銀に汚染された魚を食べて感覚障害などを発症したことの証明が必要で、約1400
人の申請が退けられた。厳しい認定基準を不服として訴訟が起こされ、現在も行政訴訟を含め三つの訴訟が係争中となっている。
式典では、被害者を代表して小武節子さん(78)(新潟市東区)が「これまで、体の痛みや偏見、差別に耐えて闘ってきた。名乗り出られない人や、症状が水俣病だと分からな
い潜在患者は多数いる。50年を機に全ての被害者を救済することを改めて強く求める」と訴えた。
−−−−−集会等のお知らせ−−−−−−
● ドキュメンタリー「日本と原発」の上映会 案内 ●
上映会 <日時、場所> 案内
http://tinyurl.com/lrhuvpn
▼日本と原発ウェブサイト
http://www.nihontogenpatsu.com/
▼予告編
https://www.youtube.com/embed/lj-6flmlmcM?rel=0&autoplay=1
●<私のフェイスブック>●
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004132171448
●「さよなら原発!福岡&ひろば」ホームページ●
http://sayonaragenpatu.jimdo.com/
●ストップ再稼働!6.7 3万人大集会 in 福岡●
〜川内原発のスイッチは押させない!〜
福岡市舞鶴公園: 福岡市中央区城内1番
地図 http://tinyurl.com/n6wl32h
<事務局会議>
1)日時 6月1日(月)18時30分〜21時
2)場所 福岡市人権啓発センター
福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号(あいれふ8階)
地図 http://www.kenkou-support.jp/access/
<<九州電力による川内原発再稼働を目前にして、
6月7日(日)、史上最大規模の集会を開催>> 大成功のため
ホームページ http://bye-nukes.com で登録・ダウンロード。
チラシ・賛同・出店(マルシェ)・メッセージ
・再稼働阻止の意思表示カンパよろしくお願い致します。
郵便振込み:口座記号番号 01710−4−143553
加入者名 原発いらない九州実行委員会
他銀行から: 店名(店番) 一七九店(179)
預金種目 当座
口座番号 0143553
● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
第13回裁判判 6月11日(木)14:00から 佐賀地裁
原告総数 原告総数 9275名 (5/27日現在)
ホームページ http://no-genpatsu.main.jp/index.html
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★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後4時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
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