[CML 038889] IK改憲重要情報(91)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2015年 7月 31日 (金) 18:23:29 JST


IK改憲重要情報(91)[2015年7月31日]

 私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)
   
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)

 河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/

_____________________________________
(以下の見解は、河内の個人的見解です。なにとぞ、御理解のほど、よろしくお願い
申し上げます。)

   戦争法案の国会論戦と南シナ海戦争

 (私は、国会の論戦を正確にフォロウしていないので、以下の大胆な問題提起に不
十分な点があれば、お許しください。)

 私の愛読している「日刊ゲンダイ」が、安倍首相が、参議院での戦争法案の論戦に
向けて新戦略を考え出したと報道しています。
 それは、国民の不人気を挽回するために、第1に新国立競技場問題での大胆な「譲
歩」、第2に戦争法案問題については、中国の脅威を前面に押し出す、という戦略だ
そうです。
 実際、東シナ海での海洋プラットホームの写真の公開以後、中国の脅威が国会やマ
スコミで煽られています。29日の参院平和安全法制特別委員会では、安倍首相は「中
国の力による現状変更の試みに対しては、事態をエスカレートすることなく、冷静か
つ毅然として対応していく」
と述べ、中国を名指しで批判するに至っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150730-00000079-san-pol

 この事態をどうみるべきでしょうか。

 第1に、戦争法案推進勢力は、遂に本音を出し、中国の脅威を煽り立てることに
よって、戦争法案の突破を図る戦術を採用するに至ったとみるべきではないでしょう
か。単なる一時的戦術とみるべきではないと思います。また、彼らは、単に国会論戦
だけでなく、マスコミを使って大々的なキャンペーンを行い、国民の中の戦争法案反
対の気分を切り崩そうとしていることにも十分な注意が必要と思います。かねてか
ら、中国問題を持ち出すことを推奨していた長谷川幸洋氏の以下の主張を御検討くだ
さい。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44454

 第2に、戦争法案推進勢力は、野党や日本の民衆運動が、中国について不勉強で
あったり、方針が不確立であることを十分に熟知し、いわば敵の弱みを十分に計算し
て、この新戦略を採用しているということです。したがって、野党や民衆運動におい
て、この弱点の早急な克服を考えなければならないのではないでしょうか。

 私が考えるポイントは二つです。

第一に、戦争法案推進勢力の、中国の動きは危険かどうか、という論争に巻き込まれ
ないようにすることです。日刊ゲンダイは、海洋プラットホームなどは危険ではな
い、というキャンペーンを張ろうとしていますが、私に言わせると、そのようなキャ
ンペーンは誤りです。海洋プラットホームが中国の軍事的覇権主義の道具になる可能
性は否定できませんし、何よりも「敵の設定した土俵で闘う危険」が自覚されていま
せん。「何を言っているのだ、ごまかすな、安倍内閣は、戦争法案に基づいて南シナ
海での戦争に参加しようとしているのではないか、この目前の危険をごまかすな」と
いうキャンペーンをはるべきなのです。だから、南シナ海戦争や日米新ガイドライン
に対する取り組みの早急な強化が求められるのです。

 第2に、従来の野党や民衆運動にあった、マスコミがとりあげないものは、国会論
戦や民衆運動においてもあまりとりあげないという、マスコミ対応型の運動の不十分
さを克服することが必要と思います。
 戦争法案推進勢力がマスコミを支配している現状では、マスコミ対応型の運動で
は、戦争法案推進勢力の許容範囲内の運動となり、本当に問題の核心をつくことは出
来ません。
 たとえば、なぜ核兵器の問題が国会で議論されないのでしょうか。「中国が核ミサ
イル攻撃をする危険があるのか、それは防げるのか」という質問がなされないのは異
常です。核兵器と戦争法案の関係を国会で追及してもマスコミは取り上げてくれない
し、選挙の票も増えないと野党が考えていたためではないでしょうか。
 最近、山本太郎議員が「原発がミサイル攻撃されたら」という勇気ある質問をしま
したが、このような質問をしないで、徴兵制などについて騒ぐから野党の水準が低い
と馬鹿にされるのだと思います。
http://www.j-cast.com/2015/07/30241591.html

    「プレイボーイ」の快挙

現在発売中の「週刊プレイボーイ」8
月10日号(第32号)には、「自衛隊さん、どうぞ最前線へ」という記事が掲載されて
います。アメリカとモンゴルが主催した「多国間共同訓練カーン・クエスト15」(6
月20日〜7月1日)、日本とフィリピンの共同訓練(6月21日〜27日)を取材したフォ
トジャーナリスト柿谷哲也氏が語っています。これは、現場での取材をふまえた、画
期的なスクープです。この記事では、戦争法案推進勢力の言っている「後方支援」と
真逆な事実が暴露されているのです。
 ぜひ、ご一読ください。

________________
              以上



CML メーリングリストの案内