[CML 038611] 姜徳景 「“記憶”と生きる」記録なり 土井敏邦・大月書店 

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2015年 7月 21日 (火) 20:29:00 JST


『“記憶”と生きる 元「慰安婦」姜徳景の生涯』 <http://www.otsukishoten.co.jp/book/b194614.html>
土井敏邦 大月書店

筆者の監督したドキュメンタリー映画
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/c9b9dea561c4e4efa92a9ebde384ecae>
の第二部のときに詠んだ歌は、*「絵のなかに苦しみ悩み希望など したためたるは姜徳景と」
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/c9b9dea561c4e4efa92a9ebde384ecae>*。

さらに本書を読んで、知りたかった。

*ナヌム(分かち合い)の家に暮らすようになるまで。そして、その後。*

可愛らしい顔の姜徳景(かん・どくきょん)さんが、どんなにか辛い暮らしをしてきたのかが詳しく描かれている。

15歳のとき騙されて女子挺身隊に入り、富山県の軍事工場に送られる。逃亡して憲兵に捕まり、強姦される。送られた「慰安所」は、地下大本営の建設が進められていた長野県松代町。なんということだ。

敗戦直後に、船で帰国する途中、妊娠していることを知り、入水自殺を試みようとする。「未婚の母親」となり、まだ二歳になったばかりの息子をキリスト教会の孤児院に預けた。その後、肺炎でなくなったことを知らされる。

その後、飲み屋の従業員、経営者、米軍基地での運転手、ビニールハウスでの農業労働者など仕事を転々とする人生。そして最期。
------------- 備忘メモ -----------------------------------

92 ストックホルム症候群
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4>
角田由紀子
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/65c673daeb56447648595b0fec89360b>弁護士

208 瀕死の状態で、パスポート探して日本に行こうと

228 でたー。 池田浩士
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/a325c6a15aa796ca36920b52ba72846a>
が批判してたヴァイツゼッカー
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%84%E3%82%BC%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC>
荒れ野の40年 <https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/X/0049950.html>

------------- 目次 --------------------------------------

はじめに

第1章 *ナヌムの家*
死の床/姜徳景との出会い/撮影開始/ナヌムの家のハルモニたち/ナヌムの家の日常生活

第2章 *女子挺身隊*
少女時代/「女子挺身隊」の痕跡/寄宿舎生活

第3章 *「慰安所」生活*
強姦/「慰安所」/再訪/解放と妊娠/出産

第4章* 悔恨*
帰郷/子どもの死/屈折した加害者への心情/「コバヤシ」捜し

第5章 *求婚の拒絶*
弟・姜炳熈/求婚を拒む秘密/自殺未遂/米軍基地での仕事

第6章 *同棲*
ソウル上京/隠された同棲生活/愛人の死と堕落/封印されたもう一つの「同棲生活」

第7章 *告白*
荒んだ農園生活/初めての告白/元「慰安婦」としての申告

第8章 *金順徳*
金順徳の「慰安婦」生活/狄醜隲瓩零巡/自尊心

第9章 *「償い金」*
ナヌムの家の不協和音/「慰安婦」問題のシンボル

第10章 *伝達と表現*
ドキュメンタリー映画『低い声』/絵画で訴える元「慰安婦」

第11章 *最期*
肺がん末期の宣告/ナヌムの家再訪/最後のたたかい

あとがき

 (写真の撮影者は、*安世鴻
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/824c45de3563cdc2107e2289410f3b1e>*)
-- 
大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


CML メーリングリストの案内