[CML 038549] IK改憲重要情報(88)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2015年 7月 18日 (土) 16:05:15 JST


IK改憲重要情報(87)[2015年7月18日]

 私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)
   
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)

 河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/

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(以下の見解は、河内の個人的見解です。御理解のほど、よろしくお願い申し上げま
す。)

   最近の雑誌記事(論文)から

 最近の雑誌記事(論文)から、私が注目する、国際情勢に関連する記事(論文)を
とりあげてみます。

  中国株式バブル崩壊について

 中国の株式バブル崩壊については、いくつかの週刊誌がとりあげていますが、私が
読んだ中では『週刊現代』2015年7月25日号・8月1日号が秀逸です。この特集が優れ
ているのは、中国民衆の生の声を集めているということです。たとえば、6月10日に
飛び降り自殺をした候氏の遺書では「そもそもは、家族に安らかな生活を送ってほし
いと思って始めたのだ。それがまさか、一日で全財産をスッてしまうなんて。」
と書かれていることが紹介されています。
それにしても、7000万人以上(!)が、平均30万元から50万元は損をした(1元=19.
6円の計算で、588万円から980万円)と中国のメディアが報道しているという記事を
読んで、唖然としました。

 アメリカの軍事戦略策定の最前線

 アメリカの軍事戦略がどのように策定されているかは、なかなか外部の人間には分
かりません。その一端を明らかにしたのが、
『正論』2015年8月号に掲載された、用田和仁「日本よ、軍備大増強の決断を〜米軍
再編の真実」です。筆者は、元陸上自衛隊西部方面総監で、この論文は、筆者をはじ
めとする日本戦略研究フォーラム所属の自衛隊OBが、今年の3月にアメリカを訪問
して意見交換した記録です。それだけに、嘘も入っているかも分かりませんが、アメ
リカの軍事戦略策定の第1線の状況が分かります。内容については、この論文を読ん
でください、というしかありませんが、用田氏は、「米軍の大変革によって、日本は
核を除き、ほとんど自らの力で国土を防衛しなければならない事態に至っている」と
結論をまとめておられます。なお、アメリカ軍の戦略であったエアシーバトル構想
は、今年の4月に中止になっていますので、この論文を読む際にも注意が必要です。

 アメリカ国内の南シナ海問題議論の動向

 南シナ海問題の今後を考える上では、アメリカの国内世論が一体どうなっている
か、
を正確に見ることが重要であることは言うまでもありません。この「IK改憲重要情
報」でも重要な動向をとりあげてきましたが、これにつき分かりやすく整理している
のが、湯浅博「米国の対中『口だけの介入』の元凶ーオバマの外堀は埋まった」『正
論』
2015年8月号、です。その取り上げている
事象は、「IK改憲重要情報」と同じです。
彼の評価は、表題のとおり、米国が南シナ海問題について軍事力を行使すべきだ、と
いう世論が形成されており、あとはオバマが決断するだけだ、というものです。私が
アメリカに留学したときもそうでしたが、アメリカ人はアジアについてよく知らず、
中国の軍事力についても「大したことは無い」と過小評価しがちです。ですから、私
は、この論文が、世論の動向を、やや甘く見ているのではないか、という気がしま
す。
私の情報が間違っていなければ、次期大統領候補ヒラリー・クリントンも、まだ軍事
力の発動についてはイエスと言っていないはずです。
http://news.livedoor.com/article/detail/10312137/

     現在の世界情勢をどうみるか

 ギリシア問題、イラン問題、IS問題、南シナ海問題etc、文字通り世界が激動し
ています。このようなときに重要なことは、不十分でもお互いに知っている情報を出
し合い、議論し合い、誤っていれば訂正して、
正確な情報に近づいていくことだと思います。
 その見地から、『WiLL』2015年8月号に掲載された、櫻井よしこ、中西輝政、
西尾幹二、渡部昇一の「安倍外交が世界を動かす」という座談会を読まれるようお勧
めしたいと思います。良くも悪くも、これが現在の日本の第一級の知性です。「平和
主義」者も、彼らの議論を直視することなくして自分の議論を進めることは出来ない
はずです。

___________________
             以上





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