[CML 038528] IK改憲重要情報(87)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2015年 7月 17日 (金) 17:02:13 JST


IK改憲重要情報(87)[2015年7月17日]

 私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)
   
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)

 河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/

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(以下の見解は、河内の個人的見解です。御理解のほど、よろしくお願い申し上げま
す。)

 戦争法案の廃案をめざして奮闘しておられる皆様、御苦労様です。残念なことに衆
院の採決強行がなされてしまいましたが、皆様ご存知のように、廃案をめざす運動
は、これで終わりではありません。
 ただ、安倍に頭が来たから、イケイケドンドンだ、では、いけないと思います。運
動を前に進めながら、私たちの運動の弱点を反省し、弱点を克服した新しいレベルの
運動に私たちの運動が発展するよう努力していきたいものです。
 私は、その見地から、今後、南シナ海での戦争反対の旗もかかげるべきではない
か、という問題を提起させていただきましたが、元外交官の天木直人氏は、「日米防
衛協力の指針の廃棄を求めずに、安保法案の強行採決反対ばかりを騒ぎ立てるのは、
日米両政府にとってこれ以上ない好都合な展開だ」と指摘しておられます(「
天木直人のメールマガジン」第594号)。
http://foomii.com/00001/2015071710361327625

天木氏のこの見解に私も賛成です。

 南シナ海問題と豪州政府

 岡崎研究所から、豪州政府が南シナ海で中国が造成した人工島の12カイリ以内に航
空機、艦船を進入させることを検討中である、という情報が明らかにされています。
これは重要な情報です。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5123

 この「IK改憲重要情報」で何度も強調しているように、どのような言葉が民衆に受
け入れられやすいか、どのような言葉で民衆をごまかせばよいか、現代の支配的エ
リートは徹底的に研究しています。「12カイリ以内に侵入する」とは、アメリカの軍
艦と一緒に人工島に接近するということであり、人工島内あるいは他の地域からの砲
撃やミサイル攻撃があった場合には、応戦するということです。
 この豪州政府の検討の裏には、かならず米軍からの働きかけがあるはずです。それ
ゆえ、私は、日本の自衛隊においても、南シナ海戦争での日本の役割分担の検討が進
んでいるはずだと思うのです。野党やマスコミは、なぜ、この問題を追及しないので
しょうか。
 もっとも、一部だけもれてきている情報があるようです。
 韓国の記者に対し、日本の統合幕僚長が、自衛隊が米軍と共に南シナ海の「巡察」
は可能だ
という見解を述べています。可能だ、というのは、アメリカに命令されればやります
よ、ということです。
http://japan.hani.co.kr/arti/international/21153.html

「巡察」とは、「軍事用語辞書」では、「目標が探知されずに阻止線または阻止区域
を通過するのを防止するために行われる組織的かつ継続的な調査」となっています。
簡単に言えば、中国人民解放軍の艦船や潜水艦が中国沿岸から外へ出かけないよう
に、封じ込める目的でパトロールすることです。中国人民解放軍で南シナ海を担当し
ているのが南海艦隊で、海南島には秘密の潜水艦基地があり、今年中には、中国初の
核ミサイル搭載原子力潜水艦が就航する予定だと言う情報もあります。
 そこを「巡察」することが、どんなに重要でかつ危険な任務であるかは、いうまで
もありません。アメリカは、それを日本に中心的にやらせたいと思っています。なぜ
なら、日本の対潜哨戒能力は世界一と言われるくらい水準が高く、危険な仕事はアメ
リカ人はやりたくないからです。

 私は、戦争というものを、もっと具体的に考え分析する必要があると思うのです。
そうしなければ、戦争法案賛成論者の「戦争法案反対論は感情論だ」というのに結局
負けてしまうのではないでしょうか。

    イラン核協議の最終合意

 イラン核協議が最終合意に達したというニュースを読まれた方も多いと思います。
私は全部の新聞等に目をとおしているわけではありませんが、大多数は歓迎の論調で
す。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK14H36_U5A710C1000000/

 しかし、この合意は、そんなに喜ばしいものでしょうか。日本の新聞は、「仲良し
万歳」「話し合い万歳」の俗論を振りまくので有名ですが、今回の合意もその線で、
たとえば、現在の中東でイランがどういう役割をはたしているのか、触れていませ
ん。私は、オバマ米大統領が今回の「外交の成果」に大喜びして、中国と毅然と対決
することを忘れて「外交」の裏ワザ探しに熱中するのではないかと心配しています。
イラン問題と中国問題は、われわれが考えているより密接な関連があるのではないか
と、私は考えるのです。
 以下の宮家邦彦氏の分析は、国際情勢の分析が弱いのが難点ですが、日本のマスコ
ミの大合唱のなかでは立派なものだと思います。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44319?pd=all

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                          以上








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