[CML 038492] 今日の言葉 ――戦後日本の歴史を変えると言っても過言ではない国会審議の中継をしないNHK。日本はかつての言論統制国家に堕ちようとしている。あるいは堕ちている。

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2015年 7月 15日 (水) 21:57:00 JST


国会前は21:00頃現在で60,000人を超えているそうです。

【日本は言論統制国家に堕ちる】
さる5月26日の集団的自衛権の行使容認などを含む安保法制(安全保障関連法案)の国会審議中継ナシに続き、明日15日の安保法案(強行)採決、NHKでの中継ナシの模様。日頃どうでもよい国会中継を長々と垂れ流していながら、戦後日本の歴史を変えると言っても過言ではない国会審議の中継をしないというのは、安倍が籾井にねじ込んだ結果のトップダウンとしか考えられない。これは一プロデューサーやディレクターで判断できるレベルの代物ではないからだ。安保法案是非にかかわらず、国民の知る権利を剥奪する無理圧状に対し、右派左派を問わず抗議の声を上げなければ、日本は北朝鮮にならぶ言論統制国家に堕ちる。(藤原新也「Shinya talk」2015/07/14)

【自分の声で語られた意見の方がずっと重い】
強行採決に反対する市民たちは今日それぞれの仕方で意思表示をしてくれるものと信じています。大規模デモが効果的なのはメディアが報じるので「反対の意思表示がなされている」事実が国民的規模で周知されるからです。でも、意思表示の方法はそれだけではありません。隣人に友人に家族にあるいは職場の同僚に一言でいいです。「強行採決はないと思う。これじゃ立憲政治とは言えないよ・・・」としょんぼりした声でつぶやくだけでもそれは一つの意思表示です。たいせつなのはそれが「自分の声」でなされるということです。誰かの言葉を真似する必要はありません。堂々たる論拠を示す必要もありません。雄弁である必要もありません。誰かの言葉づかいを真似た「政治的に正しい意見」より、自分の声で語られた「小声での異議申し立て」や「混乱した意見」の方がずっと重いと僕は思います。そういう言葉だけが時間に耐えて自分の中にとどまり続けるからです。(内田樹Twitter 2015年7月15日)

【スクープ:イラク派遣 一つ間違えば甚大な被害に結びついた】
政府・与党は、明日、衆議院の特別委員会で、安全保障関連法案を採決する方針だ。安保関連法案は、自衛隊法や周辺事態法など現行法10本を改正して一括した「平和安全法整備法案」と「国際平和支援法案」の二つだ。100時間審議したといっても、これだけ大量の違憲法案を、全然納得できる理由付けなく採決するのはむちゃくちゃだ。まさに無理が通れば道理引っ込む。憲法との関係については、安倍政権は、違憲だとの批判に追い詰められ、砂川判決に逃げ込むしかなくなっている。法案をつぶしたい側としては、砂川判決が集団的自衛権を認めたものではないことを国民の前にはっきりさせて、政府の逃げ道を断つことが一つ。もう一つは、違憲かどうかという議論とは別に、これまでの自衛隊の海外派遣がどうだったかという事実の検証が重要だ。とくにイラク派遣だ。イラクで一人の犠牲者も出さなかったという「成功体験」が、安保法制のもとでも「自衛隊員のリスクが増えない」などという、ありえない答弁を繰り返すことにつながっている。

ジャーナリストの布施祐仁氏がイラクの検証に道をひらくスクープをはなった。陸上自衛隊がイラク派遣の成果と教訓をまとめた内部文書『イラク復興支援活動行動史』(2008年、400頁余り)を入手し公開したのだ。布施氏のスクープは、いま発売中の『世界』8月号に載っており、私はこれを読んで驚いた。(略)第一次復興支援群長をつとめた番匠幸一郎氏(現・西部方面総監)は、『行動史』第二編の巻頭言で、もろの軍事作戦だったと言いきっている。《派遣準備から、イラクへの展開、指揮・幕僚活動、人事、情報、兵站、復興支援活動、広報・対外連絡調整、撤収まで、振り返ってみれば、イラク派遣は、派遣部隊と本国の陸幕・関係機関・部隊等、国家と陸上自衛隊の総力をあげて行われた、本当の軍事作戦であり、我々が平素から訓練を重ね本業としている軍事組織としての真価を問われた任務だった》イラク特措法の国会審議で、小泉首相は「自衛隊は安全が確保される非戦闘地帯で活動する。自衛隊は戦争するのではなく、非軍事の復興支援をしに行くのだ」と言ったが、当の自衛隊は軍事作戦として任務を遂行したのだ。布施氏によれば、文書には三つのポイントがあるという。(略)

例えば、2)に関してはこんな事態が書かれている。《イラクにおける迫撃砲弾やロケット弾による宿営地に対する攻撃は、本派遣の全期間に散発的ではあったが合計10回以上発生した。このうち、平成16年10月22日から翌17年7月4日までの間にサマワ宿営地内に着弾する事案が4回発生しており、実際に被害が発生している。平成16年10月31日、現地時間午後10時30分頃に発射されたロケット弾は、駐屯地内の地面に衝突した後、鉄製の荷物用コンテナを貫通して土嚢にあたり宿営地外に抜けており、一つ間違えば甚大な被害に結びついた可能性もあった。》ロケット弾の破片が、コンテナの鉄製の外壁を貫通するほどの威力だったとすれば、人命にかかわる大事故になった可能性は十分ある。他のあわや!という事例もあり、イラクで犠牲を出さなかったのは、本当に幸運だったのだなと思う。イラクで大丈夫だったから、これからも・・とはならない。日本は、これまで、そもそもアメリカの言いなりにイラクに自衛隊を派遣すべきだったかどうか、そして現地でいったい何があり、どんなことが行われたのかを検証してこなかった。私たちが初めて知る事が満載の『行動史』だが、これまで議員が要求して出てきた資料は多くの箇所が黒塗りだったという。国会に正確な事実を知らせようとしなかったわけだ。国会を軽視し、政府だけでどんどん決めていく安倍内閣の姿勢がよくわかる。特定秘密保護法の施行で、これはいっそう酷くなっている。共産党が、4日前に、『行動史』全文を入手して国会の質問で使い始めたが、この実態はもっともっと国民に知らせなくては。穀田議員の追及は核心をついており、この質問は広く拡散したい。(高世仁の「諸悪莫作」日記2015-07-14)


【山中人間話】
以下、省略。下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1391.html


東本高志@大分
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http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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