[CML 038399] 【報告】第1542日目★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2015年 7月 11日 (土) 07:36:08 JST


青柳行信です。7月11日。

【転送・転載大歓迎】

●=鹿児島薩摩川内(せんだい)原発再稼働反対の声をあげよう=●
    新作 音楽と詩 九電本店前ひろば 
     https://youtu.be/z0JXiqUxFDw 

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第1543日目報告☆
      呼びかけ人賛同者7月10日合計3919名。
原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】7月10日1名。
       八藤丸直美
★ 私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
  <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです。>

★ 横田つとむ さんから:
 青柳さん
街へ出て、思いをぶちまけよう という動きが大きくなってきました。
原発しかり、戦争法しかり、沖縄の基地しかり。
安倍自公内閣を倒しましょう。
地方の議員を 突き上げましょう。
時間をつくって、天神に出ましょう。
若い方、女性のグループ、働く人 みんな怒っています。
声を 一つに!!
あんくるトム工房
来んしゃい金曜脱原発  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3542
川内原発は安全無視   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3541
避難者の想い (玄海原発訴訟)http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/3540
 
★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆サマワでは一触即発の危機なりき 9条の留め金ありてもの事ぞ
      (左門 2015・7・11−1079)
※《「危ないと思ったら撃て」との指導をした指導官が多かった」と、
『イラク復興支援活動行動史』(全430頁)から指摘。共産党穀田
恵二議員が入手した秘密文書より。防衛省提出文は黒塗りにせ
ざるを得ない違憲・違法の秘密主義だ。(赤旗、本日)。昨日の特
別委員会での質問は迫力満点で、首相も外相も国防相も逃げ惑
うばかりだった。「留め金」を外したら、「殺すな・殺されるな・殺す
ことを許すな」(発句経)を犯すことになる。政府は、まともに答えら
れなくても、時間を稼いで採決にもち込めば「圧倒的多数で」通る
という反民主主義を企んでいる。各地・各界の反対行動は萌える。

★ 西岡由香 さんから:
 <ごはん一粒に7人の神様>
青柳さま
こんにちは。

長崎も昨日からいきなり猛暑日になりました。早くも夏バテしそうです。
先日、五島の小学校で講演してきました。
近くの島で回っているはずの、洋上風力発電は雨で見えなかったけれど、
講演のあと、小学校の子どもたちが歌をプレゼントしてくれました。

その歌は「折り鶴」。
♪生きていてよかった それを伝えたくて 広島の町から私は歩いてきた♪
「折り鶴」の歌を教えてくれる先生たちに習っているんだ。子どもたちは。
音楽室の天井を吹き飛ばすほどの大合唱にウルウルきました。
そのあとは、1.2年生といっしょに給食のじかん。
麦ごはん、かぼちゃの味噌汁、ひじき入り卵焼き、きゅうりと大根のおかかあえ、
チーズボール2つに五島牛の牛乳。
子どもたちが食べながら自己紹介してくれました。
「僕はカメラ名人です」
「私は柔道名人です」
「僕は、バッタ取り名人です」
「僕は、悪い人をみつける名人です」

悪い人ってどんな人?と尋ねたら「人をいじめたりたたいたりする人」。
子どもたちは、その澄んだ瞳で「誰が悪い人か」をちゃんと見てる。
一人の子が、ごはんつぶを床に落としたのを見て、彼が言いました。
「ごはん一粒には7人の神様がおるとぞー」。

校門横の掲示板には、手書きのポスター。
「へいわってどんなこと?」
あさまでくっすりねむれること。
ばくだんなんかおとさない。
おなかがすいたら、だれでもごはんがたべられること。

こんな素晴らしい子どもたちがいる。それこそが希望だと思いました。
純心大学の故・片岡弥吉先生の言葉を思い出しました。
「教育は、最高の愛の事業である」。

★ 弁護士 後藤富和 さんから:
   <福島県二本松市の農家の言葉>
昨日佐賀地裁で開催された原発なくそう!九州玄海訴訟(原告9396人)の口頭弁論において、福島県二本松市の農家根本敬さんが意見を述べました。

1.原発事故で農民は追い詰められた
私は、福島県二本松市で水田3ヘクタール、柿畑30アール、野菜畑20アールを耕す農民です。現在、福島県農民運動連合会(「福島県農民連」)の会長を務めています。そし
て、福島地裁において国と東京電力を相手に原発事故による被害の原状回復と損害賠償を求めている「生業訴訟」の原告です。私が暮らす場所は、福島第一原発から約60キロメー
トルの地域です。
原発事故によって農民たちは、追いつめられています。有機農業を実践してきた須賀川市の農家は、キャベツの収穫を前に自らのいのちを絶ちました。亡くなる前日、妻に「これで
福島の農業は終わりだ」と言って。相馬市の酪農家は、フィリピンから嫁いだ妻をフィリピンに戻して、黒板に「原発さえなかったら」と書き付けていのちを絶ちました。計画的避
難区域に指定された川俣町山木屋地区から福島市に避難していた農家の妻が「家に帰りたい」と夫に言い残して、一時帰宅した翌日に自宅庭先で焼身自殺しました。農民にとって、
土は命です。その命が放射能で傷つけられているのです。
また、原発事故によって農民は自ら育てたものを捨てざるを得なくなっています。酪農家は、牛を殺処分し、牛舎に置き去りにし、乳を搾っては捨て、絞っては捨てる作業を繰り返
しました。野菜は畑に埋めて処分し、売れない桃やさくらんぼはゴミとして廃棄しました。私たちは、自分の作った農産物を家族、特に子や孫に食べさせられませんでした。子や孫
に土遊びをさせることは今でも困難です。
私は、原発事故の年、耕作は控えようと考えていました。しかし、84歳の父から「近所の人が作っているのにどうしてうちでは作らないんだ」と責められました。ブログで「農地
の汚染状況がきちんとわかるまで栽培は見合わせたほうがいい」と書くと、ある自治体の方から「お前の言っていることは風評被害を助長するものだ」と電話で怒鳴られました。私
の水田の土は、1圓△燭蝪毅娃横哀戰レルでしたし、現に作物の根からも葉からも放射性物質は出ているのです。私はこう言いました。「風評ではありません。実害です。私たち
の農地や作物は放射能で汚染されています。その実態も把握されていません。汚染状況の確認が先です。」すると彼は「作らないで賠償は出ないだろう」と言って電話を切りまし
た。

2.それでも農民は「大地を受け継ぐ」
翌年、私は米の栽培を再開することにしました。放射能の汚染状況はまだ十分に把握できませんでしたが、自分たちで線量計や検査機器をそろえて大まかの状況が分かったのと、父
との関係からでした。出演したラジオ番組で、京都大学の小出裕章さんからこういわれました。「根本さんにはそこに住んでほしくない。」私は、こう応えました。「うちの父は
84歳です。この父をこれ以上悲しませたくないんです。84歳の父にここを離れろとはいえません。何も作るなとは言えません。生まれた地で生きて、生まれた地で死んでゆく。
その選択ぐらいさせたい」と。
この6月に国は、帰宅困難区域以外の避難地域をあと2年ですべて解除し、賠償も打ち切る方針を出しました。生活も生業の見通しもない中で、「帰るか帰らないかはあなたの自由
です」というのです。福島切り捨てです。
農民は、いまも葛藤しながら作物を作っています。土壌が汚染されたとはいえ、土を耕し、作物を育てなければ、農地はダメになってしまいます。私たちは、20年後も30年後も
この地に生きるしかありません。荒れ果てた農地には生きられません。
農民は、本来、作った作物を“美味しいから食べてくれ”と渡します。しかし、いまは“美味しい”の前に、“安全だから”とか“未検出だから”という言わざるを得ません。なぜ
農民が、こんな言葉を自分たちで言わないといけないのか。東電がまき散らした放射能のために。
土を守るということと、人の口に入る物を作っているということとの間での、私たち農民のジレンマは解決の糸口をいまだ見出せません。

3.「引き受けるべき責任」と「背負わされる覚悟」
私は、今考えていることがあります。それは、法的責任とは別の意味で、大人にとっての「引き受けるべき責任」と、子どもたちに強いる、子ども達にとっては「背負わされた覚
悟」です。
原発事故の法的責任は、私たちが負いきれるものではないし、かといって誰も責任を負わず問われない社会は「堕落」です。その責任を果たすべきは原発事業を進めてきた国と事業
者である電力会社です。そうでなければこの社会は、堕落し続け成り立たないと思います。
他方、原発立地地域の人たちは、「原発補助金」を代償に「ふるさと、生業」を失う責めを引き受けざるをえません。故郷を追われ、賠償を巡って、福島県民からも陰口を言われ、
いまだ自らの未来を描くこともできないでいます。
私たちは事故が起きて初めて、事故に直面して初めて、被害を蒙りつつ、「引き受けるべき責任」というものを自覚します。残念ながら、原発立地地域の多くの人々にとって、事故
を「予知」することは困難であり、当事者になって初めてその辛酸をなめさせられます。今後も日本が原発に依存するのであれば、国、県、市町村、事業者、裁判所、そして「大
人」たちにその責めを引き受ける覚悟があるのかと問いたいのです。
全村避難を余儀なくされた飯舘村の女子高校生が、村民集会で「私が子どもを産んで、その子どもに何かあったときに保障してくれるんですか」と東電の副社長に迫りました。答え
はありませんでした。
原発事故の起きた年の8月に私は飯舘村の中学生とドイツに行きました。彼らは原発の是非について一切語ろうとしませんでした。現地のフライブルクで原発反対のデモがありまし
た。このデモへの参加を巡って、飯舘村教育委員会からは、色よい返事がありませんでした。私は、自由参加にしました。引率の先生方は参加しませんでした。でも、子どもたち
は、こもごもの出で立ちでパレードに参加しました。彼らは、「背負わされた覚悟」を引き受けようとしたのだと思います。
原発事故で被害者にさせられた福島の私たちの責任とは何か。あるいは、原発事故後に日本に生きる大人たちの責任とは何か。
原発事故の法的責任を明確にさせ、被害の救済をきちんとさせること、そして次の世代に私たちの責任を転嫁せず、原発の再稼働を許さず原発ゼロにすること、私はそのために全力
を尽くすつもりでいますし、そうした想いからこの裁判の原告となりました。
裁判所におかれましては、福島の農民の姿をしっかりと見ていただきたいと心から願っています。ワンモアフクシマの地にならないために。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<原子力規制委員会と九州電力の大疑惑中の川内原発核燃料挿入4>を報告します。
2014年11月7日提出の「異議申立て書」の3ページに

*第三 「法律と規則」及び「組織理念( 方針)」について
 前半略
残念ながら原子力規制委員会は「推進側の意向に左右」されて、世界最高水準の規制を導入するどころか、規則(の解釈)に違反してまで電力事業者の申請を許可しました。地震対策
で重要な基準地震動の策定や、重大事故対策の整備に問題があるのに許可したのです。
本来、「震源を特定して策定する地震動」に関しては、内陸地殻内地震とプレー 間地震及び海洋プレー 内地震について検討する規則です。しかし九州電力は内陸地殻内地震に関し
てのみの検討で済ませたのに、原子力規制委員会は規則に反して追認してしまいました。
この明確な規則違反を指摘した地震学者の石橋克彦氏によると、基準地震動が過小評価されている恐れがあるとのことで重大な問題です。しかも、原子力規制委員会はこの指摘を受
けても九州電力の言い分の正しさを検証せずに擁護しました。偏向した非科学的態度です。
 ・・・後半は次回の為略
*
 『この明確な規則違反を指摘した地震学者の石橋克彦氏によると、基準地震動が過小評価されている恐れがあるとのことで重大な問題です。しかも、原子力規制委員会はこの指摘
を受けても九州電力の言い分の正しさを検証せずに擁護しました。偏向した非科学的態度です。』と異議を申し立てています。
 また、地震学者の石橋克彦先生は、2015年1月21日(水)の異議申立てに関する口頭意見陳述会で、意見陳述を行われています。
https://drive.google.com/file/d/0B6EQ5_tZOVZcTl9kc2N1OTV6ZDQ/view?pli=1
『九州電力が基準地震動の「震源を特定して策定する地震動」策定における検討用地震の選定に関して、申請者(九州電力)は、プレート間地震と海洋プレート内地震について「最大
規模のものの発生位置が敷地から十分に離れており、敷地に大きな影響を与える地震でないと考えられ(震度 5 弱程度と推定されない)、検討用地震として選定しない。」と述べた。
審査はこれを審議抜きで容認した(見過ごした)が、将来発生する可能性があるプレート間地震および海洋プレート内地震には敷地に大きな影響を与えると予想される地震がないとは
断定できない。したがって、検討用地震選定の要否の見直しを求めるべきであり、それを怠った審査は、原子力規制委員会規則第 5 号に違反している。よって審査は無効であり、や
りなおすべきである。』と述べています。
 この地震問題論は、一般市民にも非常に分かりやすく、市民運動の中でも良く議論されています。
しかし、石橋克彦先生は、岩波の「科学」2014年8月号874ページから0875ページで『Bは敷地周辺に活断層が認められていなくても地震が発生する事があるので、その
場合の地震動を評価するものである。実はBが非常に重要である。審査ガイドは「震源と活断層を関連づける事が困難な過去の内陸地殻内の地震について得られた震源近傍における
観測記録を収集し」、各種の不確かさや敷地の地盤特性を考慮して基準地震動を策定することと規定し、「収集対象となる内陸地殻内の地震の例」として16の地震を表掲してい
る。
…表から除外されている地震があり、いろいろな注釈もかかれていて、審査ガイトはBを過小評価できるようになっている。審査ガイドの表から除外されている2007年新潟県中
越沖無地震(M6.8)の際に、東京電力柏崎刈羽原発の1号機地下の岩盤での揺れの最大加速度が1699Galだったことが、原子炉建屋最地下階の地震観測記録から東京電力
によって推計されている。』と指摘されており、川内原発の震源を特定しない基準地震動は620Galではなくて、1700Galが必要と問題を提起されています。
このことは、一般の市民の方には、口頭意見陳述会の問題の方が分かりやすいが、専門的に見れば、「Bは敷地周辺に活断層が認められていなくても地震が発生する事があるので、
その場合の地震動を評価」のほうが重要という事を意味しているように思われます。
岩波の「科学」2014年8月号874ページから0875ページには、「「収集対象となる内陸地殻内の地震の例」として16の地震を表掲している。
…表から除外されている地震があり、いろいろな注釈もかかれていて、審査ガイトはBを過小評価できるようになっている。」と記載されていますが、詳しい説明はありません。
この問題は、基準地震動問題で最も重要と思われるのに、インターネットには良い説明は少ないようです。
この問題は「龍渓論壇 〜 原子力発電所関連・分析サイト」
http://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/2015-05-30

平成 25年 3月、震源を特定せず策定する地震動 ★
原子力規制委員会 (8〜11ページ) 
http://www.nsr.go.jp/data/000050725.pdf
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/mw02.jpg
兵庫県南部地震 (阪神大地震)
新潟県中越地震
新潟県中越沖地震
能登半島地震
福岡県西方沖地震
平成以降で、最大級クラス (Mw 6.6 〜 6.9)
5つの直下型地震が含まれていました。
平成 25年 4月、以降の地震ガイド等(8ページ)
5つ全て削除されています。理由の説明無しに・・
http://www.nsr.go.jp/data/000050755.pdf
一方、Mw 5.0〜6.2 の、中規模地震、14事例は
1つも削除されていません。
即ち、平成 25年 4月、以降の地震ガイド等は 不正であり、原子力規制委員会は、基準地震動の、 審査のやり直しが必要です。
*
この部分はhajimechanさんの「龍渓論壇」への投稿をもとにまとめられたようです。
 平成24年12月16日の衆議院議員選挙で安倍政権が誕生し、安倍政権の意向を受けて、原子力規制委員会が25年4月に行った、地震ガイドラインから最大級クラス (Mw 6.6 
〜 6.9)5つの直下型地震を削除した不正から、川内原発の審査書が発行できる条件が生まれたと思われます。
 「龍渓論壇」の記述も一般市民の方にとっては、余り分かりやすいものでは無いと思います。
 もう少し、分かりやすい資料ができたら良いと思われます。

★ 舩津康幸 さんから:
7月11日の原発事故被害地域・原発・電力の関連記事。(記事番号36.まで) 
記事紹介全体はこちらに⇒ http://tinyurl.com/o4thwj4
こちらのFBにも書き込んでいます⇒ https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu

おはようございます。
昨日、九州北部は35℃を超える日となりました。九電のホームページに、「今年の最大電力1293万KW(7月10日11〜12時)だったと。
「節電にご協力いただき、ありがとうございます。皆さまのご協力により、(きょうも)安定した需給状況となりそうです」ともあります。
昨日、佐賀地裁で「原発なくそう!九州玄海訴訟」の法廷で福島県の被害者二人が意見陳述しました。その記事が「玄海訴訟で本県農家 再稼働反対を訴え」と今朝の福島民報紙面
(26’)に小さく掲載されています。記者席は埋まっていましたが、こちらの新聞には記事は?見当たらないのです。
原発被害地域をなかったことにする動きが引き続いています。(15.16.) 元規制委員の島崎氏が「津波予測できた」と裁判で証言したそうです。(14.)※36.もこの
人の記事です。
さて、今朝も川内(せんだい)原発をめぐる動きからはじめます。

1.「川内原発、炉内の燃料配置を確認 再稼働へ大詰め」西日本新聞2015年07月10日 21時53分 
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/181289
「原子力規制委員会と九州電力は10日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に装てんし終えた燃料157体が、炉内で適切に配置されているかを確認した。今後約1
カ月かけて、配管や原子炉格納容器の漏えいチェックを進める。7月下旬には過酷事故を想定した総合訓練も実施する予定で、8月の再稼働に向けた作業は大詰めを迎えた。7月
13日からは原子炉の冷却配管の水量を減らして循環させる検査を実施。検査の間に万が一、配管破断などで冷却水が漏れれば、炉心冷却機能を喪失する事故につながりかねないリ
スクがある。原子力規制庁担当者も「慎重に検査を進める」と強調している。」
・・・・他の記事には「27日からは4日間かけて過酷事故を想定した訓練も実施する」ともあります。

★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2531】
2015年7月10日(金)
「民間(原子力)規制委・東京」(仮称)の準備が始まりました。
「川内原発の審査書を批判する」を本日と明日、2回に分けて掲載。

┏┓
┗■1.九州電力川内原発の審査書を批判する (その1)
 |  炉心損傷防止対策 批判
 └──── 槌田 敦(物理学者)  2015年7月9日

   九州電力は、2013年7月、川内原発1,2号機の設置許可変更を申請し、原子力規制委員会は、2014年7月、その審査書を発表した。
 この審査書の内容は、1章 はじめに、2章 技術的能力、3章 対象施設、4章 重大事故防止である。(注1)
  規制委によるこの審査書は、原子力学会関係者にだけに分かる独自の表現になっている。そのため、それ以外の一般科学者にはとても読めたものではない。それは読ませたくない
という規制委の思惑があったからであろう。
  まず、規制委田中委員長の出身母体である原子力学会は、福島原発事故の後、確率論的リスク評価(PRA)の採用を強く主張した。これにより、確率の小さいものは事故の対策か
ら除外てきるとする。しかし、確率とは多数の事例があってはじめて有効となる。発生したことのない事象については確率の大きさを議論できないので、原子力学会のいう原子炉事
故のPRA論はそもそも学問にもなっていない。
  そのうえ、TMI(注2)や福島など実際の事故は、すべて設計ミスや人為ミスで発生した。設計ミスも人為ミスであるが、これらの人為ミスの分類とその発生確率の比較は不可能
だから、原子力学会のPRA論的考察はそもそも無意味である。
  しかし、この審査書は、この確率論的リスク評価(PRA)により、重大事故の対策として炉心損傷防止対策8項目(4-1.2.1)および格納容器損傷防止対策6項目(4-1.2.2)を論じ
ているので、これら14項目の防止対策を紹介して、その内容を批判する。

  炉心損傷防止対策(4-1.2.1)  批判

【1.(注3)二次冷却系の除熱失敗・フィードアンドブリード】
                  (審査書 p127〜132)
   炉心損傷の防止を論ずるのに、二次冷却系の欠陥から話が始まる。読者からすれば、最初から奇異の感を持たされることになるが、これにこだわっては先に進めない。おそらく
二次系の事故が原因となって炉心損傷となる場合が多いのかも知れないと考え、読み進めていただきたい。
  規制委は、「炉心損傷を防止するためには、早期に一次冷却系を強制的に減圧するとともに炉心注水を行い、炉心を冷却する必要がある」とし、「加圧器逃し弁の開操作による一
次冷却系の減圧と高圧注入ポンプによる炉心注水を行う一次冷却系のフィードアンドブリードを実施する」とする。これでフィードアンドブリードということばが理解できる訳では
ないから、これは定義ではない。定義をせずに使うことばは「隠語」であって、関係者にしか分からない。
  英語で書けば "feed and breed" であろうが、「食わせて、セックスさせる」では、さらに何のことだか分からなくなる。"feed and bleed" 「食わせて、血を抜く」のかも知れな
い。まぎらわしい英語のカタカナ書きは迷惑である。この隠語「フィードアンドブリード」が、この審査書4-1.2.1.1(p128〜132)のわずか5pに実に25回も書かれている。
  隠語ではよそ者に理解できる訳がない。無駄な努力と思いながら、この5pにわたる記述を何度も読み返してみた。
 そこで、執筆者の言いたいことにようやく気づいた。それは、原子力規制委の作成した資料「実用発電用原子炉に係わる新規制基準について(概要)」(2013年7月)のp16に「1.弁
を解放(開放?)して減圧し、2.可搬式注水施設による炉心への注水」という指示とこれを説明する消防自動車のポンチ絵である。
  この新規制基準による指示とポンチ絵は、原子力推進派であっても原子炉事故を知る者からみればあまりにも不適切な指示である。まず、逃し弁を開放すれば原子炉の水は蒸発し
て空焚きとなり、次に、高性能であっても消防車の能力では十分な水を炉心に注入できないことは、誰にでもすぐに分かることである。
  しかしながら、規制委は、すでに発表してしまった新規制基準の指示とポンチ絵をまともに反省して修正などしない。日本の役所は、けっして過去の失敗を認めない。
  その結果としての隠語、つまりこの「フィードアンドブリード」が原子力関係者の間で登場することになったと思える。それにしても、原子炉事故とは無関係な生物的用語では、
事情の分からない者からすれば、ますます何のことだか分からなくなって、この川内原発の審査書を読むのを放棄してしまうことになる。これが、この項目を担当した規制委の執筆
者の狙いだったのかもしれない。実は私も、この審査書を読むのを途中で放棄したひとりで、これではいけないと、1年遅れでやっとのこと、この川内原発審査書の内容が理解でき
ないことに苦しみながら、読むことにしたという次第であった。
  ところで、新規制基準の修正はすでになされたようだ。この審査書でも、「1.原子炉の減圧と2.高性能消防車による注水」は維持しているが、減圧とは開放ではなく、余熱除
去系の有効圧力の範囲まで(p148)で、また消防車の注水先は炉心ではなく余熱除去系ポンプに変更している(p141)。その修正の「目くらまし」が隠語「フィードアンドブリード」
だったということになる。
  しかし、このフィードアンドブリード操作ではやはり炉心の空焚き・崩壊を防げない。
 これはTMI事故で確かめることができる。TMI事故では、圧力逃し弁の開固着(開放)で始まった。158気圧で定常運転していた原子炉は、減圧により事故発生から6分で95気圧
となって原子炉の水は沸騰を始め、18分で炉心の上部は露出することになった(中性子線モニタ増加)。
  原子炉停止から1時間で、一次系の圧力は71気圧となり、沸騰・露出から空焚きへと進行した。1時間40分では、高圧注入系が起動して、冷却により減圧されたが、70気圧と変わ
らなかった。
  2時間8分、逃し弁の元弁を手動で閉じて、原子炉の圧力は151気圧に戻したが、炉心の空焚き領域はさらに広がり、これが収束するまで5時間もかかった。
  原子炉停止から7時間30分、加圧器逃し弁を開いて減圧し、余熱除去系(25気圧で使用可)を使おうとしたが、32気圧以下にはできなかった。8時間から13時間半まで、圧力は40〜
50気圧のままだったが、逃し弁の開閉により配管中の水素排出に成功して、原子炉停止16時間後には、一次冷却水ポンプが使用可能となり、TMI事故はひとまず収束したのであ
る。
  このTMIの経験を考慮すれば、川内原発は「フィードアンドブリード」操作により、確実に炉心は空焚きから崩壊へと進むことになる。すでに述べたが余熱除去系の有効圧力は
20気圧程度だから、これによる冷却は空想である。
  このように川内原発に対する規制委の審査はトンデモナイ審査であった。原子炉の設計変更という人身災害に関係する規制委の審査で、このようなデタラメがなされたことは許し
がたい。
  そのうえ、この【1.二次系・・・フィードアンドブリード】の4-1.2.1.1の記述は作業者の人数などの数字を除き、すべて高浜原発の申請書に対する審査書と同文であった。九
電と関電が、5ページにわたってまったく同じ文章を、自主的に書ける訳がない。誰かが原案を書いたことになる。
 この文章を書くことのできる者は、九電や関電の支配者である規制委の関係者であって、フィードアンドブリードの原文の5ページを作成して両電力に手渡し、両者は意味も分か
らずこれを写本して、それをあたかも自主的に作成したかのように装い、自己の設置許可申請書に書き写し、これを提出して規制委に審査合格を求めたのであろう。
  これでは、規制委と九電、関電による茶番劇であって、原子力行政として許されることではない。したがって、九電と関電に対する両審査書は効力を有せず、これに基づく運転再
開の許可は取り消されなければならない。

【2.全交流動力電源喪失、一次冷却水ポンプ水漏れ】
                   (審査書p132〜140)
  第2項は、隠語フィードアンドブリードから離れて、ようやく九電の設置変更許可申請書に対する規制委の審査書となる。
  まず、取りあげた想定事故は、交流電源で動くすべてのポンプの停止である。これと共に、一次冷却水循環ポンプからの水漏れが発生する(RCPシールLOCA)。このRCP
シールLOCAとは、一次冷却水ポンプの回転子を浮かせ、また水漏れを防ぐ装置が停電により機能を喪失し、シールの透き間から一次冷却水が格納容器に漏れることをいう。
  その結果、一次冷却材温度は380度Cになるという。水の臨界温度は370度Cだから、この温度では水はすべて蒸気になっており、炉心燃料は空焚きである。しかし、規制委は「炉
心損傷防止対策の評価項目を満足している」と断じている。
  この水漏れの量は大きく、ポンプ3台で327立方m/hにもなる。代替交流電源を確保して炉心を冷却しても、その能力は 30立方m/h程度しかない。また、蓄圧タンク(容量30 立
方m/h)を追加しても足りない。そこで、二次系の主蒸気逃し弁を開いて減圧・冷却し、これにより一次系の圧力を下げて、新規制基準のとおり移動用ポンプ車により海水を通水す
るとする。
  これらの複雑な操作をする対策時間が検討されている。しかし、移動用ポンプ車の到達の遅れは考慮されていないし、海水を使った結果、炉心は塩で包まれ冷却が阻害されること
についての検討もない。ずさんな審査である。

【3.原子炉補機冷却機能喪失と一次冷却水ポンプ水漏れ】(審査書 p140〜142)
  対策は、前項と同一である。同じことをなぜ繰り返し書くのか。その後、移動式ポンプ車を使って充てん/高圧ポンプまたは余熱除去系に海水を送り、再循環条件に到達できれば高
圧再循環に移るとする。道路事情により消防車が到着できるかどうかという綱渡りを無視し、規制委は「申請者が計画している炉心損傷防止対策は有効」とした。

【4.ECCSの水源である格納容器サンプ(sump)水の沸騰】
                      (審査書 p142〜147)
  加圧水型原発では、高圧注入系も余熱除去系もその水源は格納容器サンプの水である。
ところが、原子炉の熱は格納容器に溜まる。放置すればサンプ水は沸点まで温度が上がり、ポンプで吸引できなくなるので格納容器の除熱が必要となるが、その方法はない。
  しかも、申請者の解析では、原子炉の温度は340度C、圧力は162気圧であって、これではとても余熱除去系ポンプを使用できない。格納容器の温度は134度C、その圧力は3.5気圧
だからサンプ水は沸騰に近くポンプで汲み上げることもできない。しかし、規制委は、申請者の回答は妥当とした。

【5.原子炉停止機能喪失】 (審査書 p148〜154)

  運転中原子炉の停止に失敗した場合、蒸気発生器の二次側水位の低下を自動察知し、これによりタービンを止める。一次側の温度が上がるので、原子炉反応度は低下し、出力は抑
制される。次いでほう酸注入で原子炉を止める。逃し弁の開操作により一次冷却水の温度と圧力が下がれば、余熱除去系で冷却するとした。この操作で、一次系圧力は190気圧になる
が、最高使用圧力206気圧を超えることはないとした。
  しかし、原子炉の圧力が160気圧になれば、安全弁が開いて一次冷却水が失われることになるが、何の記述もない。しかもこの圧力は余熱除去系の使える圧力(20気圧)をはるかに超
えている。

【6.中破断による冷却水喪失で、ECCS高圧注水機能の喪失】
                       (審査書 p154〜158)
  申請者の対策は、蒸気発生器二次側へ注水し、主蒸気逃し弁を開いて、二次側を減圧することで冷却し、炉心に注水するとし、この対策で、炉心は 380〜731度Cになると計算し
て、評価目標1200度C以下であると安心している。
  しかし、この温度は水の臨界温度(340度C)を超えているから、炉心は完全に空焚きになっているのに、検討さえしていない。。
  ところで、この6の課題そのものに矛盾がある。そもそもECCS高圧注入系は、中小破断により冷却水が失われることに対するポンプである。それが小破断で機能しなくなるの
では、このECCSの設計そのものが問われることになる。
  設計が正しいとするならば、ECCSを無効にする別の条件が存在することになる。事故対策には、この別の条件をまず排除しなければならない。しかし、規制委はこれを排除せ
ず、「ECCS注水機能喪失に対して、申請者の計画は有効であると判断した」とある。
  そのうえ、蒸気発生器の二次側を冷却したところで、蒸気発生器の逆U字細管に水素が溜まる。一次冷却水ポンプは水素を含む水では振動することになり、使用できない。しか
し、TMI事故ではBW社の直管型蒸気発生器なので、十分とは言えないながらも自然循環により炉心は冷却できたが、日本の原発ではWH社の蒸気発生器で逆U字管なので、ここ
に水素が溜まって水の自然循環が期待できず、原子炉の冷却は不能となる。

【7.ECCS再循環機能喪失】(審査書 p158〜163)

  ECCS高圧注入系と余熱除去系の水源は、格納容器サンプであるが、沸騰状態の水はポンプで汲み上げることはできない。この問題はすでに4.および6.で議論済みで、EC
CSの再循環は不能である。格納容器スプレーで冷却水を追加するというが、九電も規制委もしっかりした考えがないことを示している。
  ここで、注意することは、以上2.〜7.の6項目には、「フィードアンドブリード」による対策は書かれていないことである。では、どういう時にこのフィードアンドブリード
を使うのか。それが次の項目8である。

【8.蒸気発生器破損】(審査書 p163〜170)

  この蒸気発生器破損は、1991年2月、関西電力美浜原発2号機で発生した。当然、この事故を参照して事故対応が論じられると思ったが、美浜事故を参考にするどころか、美浜事故
を一切無視している。この審査書では、世界で初めて蒸気発生器破断事故が発生したとして、その対策を考えるといった記述になっている。
  審査書によれば、「炉心損傷を防止するためには、炉心注水を継続するとともに、一次冷却系の冷却をおこなうことで原子炉格納容器内外への漏洩を抑制する必要がある」と。具
体的には、「蒸気発生器二次側への注水と主蒸気逃し弁の開操作による二次系強制冷却および加圧器逃し弁の開操作を実施する」とする。
  実際の美浜事故では、蒸気発生器細管破断で放射能を含む一次冷却水が格納容器を擦り抜けて二次系のタービン・復水器に流れこんだ。これを防止するため、ECCS高圧注入系
を切ろうとした。しかし、その手続きが定検ミスで進めることができず、3回にわたって主蒸気逃し弁が開いて放射能を含む蒸気が環境に放出された。ここで、ECCSを切ること
になれば炉心は冷却できず、第二のTMI事故になっていたであろう。この重要な考察が審査書ではなされていない。審査書はさらに続けて「充てん/高圧注入ポンプによる炉心注水
を行う一次冷却系の
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃フィードアンドブリードにより一次冷却系の冷却減圧を実施する┃(p164)。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
とある。ここで亡霊となった筈の原子力関係者の中だけで通用する隠語がふたたび姿を表した。この意味不明の隠語は説明に困った時に使う取って置きの道具であって、審査結果
は、「二次系強制冷却、一次系冷却の
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃フィードアンドブリード等、事象進展の特徴を捉らえた対策┃(p168)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
であると判断した」とある。
  炉心損傷防止対策(4-1.2.1)を訳の分からないこの隠語で締めくくるあたり、規制委にとって、炉心損傷防止が不可能であると認めたことに外ならない。
  原子炉安全委員会は、原子炉規制委員会に名称を変えたが、それと同時に、「安全」はどこかに吹き飛んでしまった。田中委員長は、「審査で安全が確保されたとは言わないが、
安全でないとも言わない」と戯れ言を言っている。規制委は原子炉の安全のための役所ではないことを公言したものということになる。


【(規制すべき最重要事項)  これまでの炉心損傷の原因はすべて人為ミスだった】
                      ●印は事故の決定的原因
TMI事故
 1.電流が流れていたので、弁は閉まっていると表示されていた(設計ミス)
 2.●加圧器水位高により、ECCSを2機ともに手動停止した(人為ミス)

東電福島第一原発1号機事故
 1.第二原発との電力融通など電源確保努力していなかった  (本社の怠慢)
 2.非常用復水器の配管に水素が溜まる欠陥を承知していたが申告せず、
     また水素逃し弁を付けるなどの改修もせず、放置していた(本社の怠慢)
 3.非常用復水器が自動起動したが、マニアル(原子炉急冷禁止)に従い、
     ●非常用復水器を手動停止した。以後自動起動と手動停止をくりかえす。
     非常用復水器を停止しなければ事故はなかった    (人為ミス)
 4.非常用復水器配管に水素が溜まり、非常用復水器は機能しなくなった時、
     電源不要の高圧注水系を運転しなかった(またはできないようになっていた)
                                      (人為ミス)
 5.風向き考えずベントして、発電所北側の人々を被曝させた (人為ミス)

東電福島第一原発2号機事故
 1.浜岡原発の蒸気凝縮系(非常用復水器と同じ)で水素爆発があり、2号機では
     これを改修せず撤去した。●蒸気凝縮系があれば事故はなかった 
                            (本社の怠慢)
 2.隔離時冷却系は自動停止した    (設計ミス)
     しかし、手動起動を繰り返して3日間も原子炉を維持した。
     だが、水源確保の努力せず、炉心への注水に失敗した   (人為ミス)
 3.消防車による注水をするため、●逃し弁を開放して原子炉は空焚きにした
                                                     (人為ミス)
 4.格納容器上部の配管内で水素爆発した。放出された大量の放射能が県民を
   襲った
     配管内に水素と空気が溜まることを調査していなかった (本社の怠慢)

東電福島第一原発3号機事故
 1.浜岡原発の蒸気凝縮系(非常用復水器と同じ)での水素爆発について、
     3号機でも改修せず撤去。
     ●蒸気凝縮系があれば事故はなかった (本社の怠慢)
 2.隔離時冷却系の自動停止に対し、●再手動起動をしなかった  (人為ミス)
 3.3号機は、非常用電源が津浪後も生きていたのに活用しなかった
                          (人為ミス)
 4.消防車により海水注入、塩が炉心の冷却を妨害して崩壊燃料は高温になった。
     これが原因で、1週間も後になって、大量の放射能放出となった (人為ミス)

結論   これらの人為ミスに対し、それを是正する機能はまったく用意されて
    いない。よって、九電の設置許可変更の申請は許可してはならない。

 (その2・「格納容器破損の防止対策(4-1.2.2) 批判」へ続く)


(注1):(事故情報編集部注:各章の数字は、元原稿ではローマ数字でした。
    文字化けするので変更しました)
(注2):(事故情報編集部注:TMI−スリーマイル島原発。
 スリーマイル島原発事故は、1979年3月28日、アメリカ合衆国東北部ペンシルベニア州のスリーマイル島原発で発生した重大な原子力事故。スリーマイル島 (Three Mile Island) 
の頭文字をとってTMI事故とも略称される。原子炉冷却材喪失事故 (Loss Of Coolant Accident, LOCA) に分類され、想定された事故の規模を上回る過酷事故 (Severe 
Accident) である。国際原子力事象評価尺度 (INES) においてレベル5の事例である。)
(注3):(事故情報編集部注:この数字も、元原稿では「丸数字」でした。
    文字化けするので変更しました)

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