[CML 038264] 子供たち森に消えたよ女もだ ソビエト末期ノンフィクションと

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2015年 7月 3日 (金) 06:17:46 JST


「子供たちは森に消えた」 ロバート・カレン ハヤカワ文庫

82年、ソヴィエト連邦の崩壊を目前にしたロシア南部の森。

凌辱し、死体を切り刻み、一部を食べる。まさに残虐な殺人。なんと次々に50人以上が殺された。そして冤罪のまま死刑執行された人も被害者と言えるだろう。自殺者も5人。

*ブラコフ捜査官とフェチソフ民警本部長を中心に観察、分析。*

7月の映画上映が待たれる小説「チャイルド44」
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/53695b27de601061494cd04f6e706461>
で骨組みは知っていたが、衝撃のノンフィクション。

------------------- 備忘メモ 97年の訳なので頁が違うかも -------------------------------

27 ソビエトの司法制度では、裁判が確定しないかぎり、容疑者は弁護士の助言を受けることはできない。ん、これは訳が間違っているのかな。裁判が
確定したら、もう何もできない状態なんだけど。全部が終わってから弁護士の助言を受けても意味がない。起訴前に弁護士に会えないという意味か。

40 工場の職長の4分の1の給料の民警(警察)。党の脅迫に屈して警官になるブラコフ。

66 自白。捜査が完了して起訴に持ち込まれないかぎり、国から弁護士をつけてもらうことができない。殺人事件いがいにも嘘の自白をしてしまう被疑者。

134 子どもを一人でバスに乗せたと非難する警察本部長、政治家。

169 ゲイ。精神病院に入れられる。医師は口と鼻をマスクで多い、屈服するまでマスクにエーテルを垂らす。自白剤らしき薬を注射。

222 膨れる容疑者カード。オストフ州内での殺人事件は400件以上。完了していない調査は、山ほど。

233 フェチソフ民警本部長は眠れない、殺人を犯している夢まで見る。ブラコフ捜査官も、そう。神経衰弱でダウン。

284 ほんとうの犯人の尋問開始。同房者は、密告じょうずと。

308 最初に少女が殺されたのは、78年。

318 女に対しての殺人よりも、自分の不能を認めるのがためらわれる犯人。屈辱的な不能が、殺人の動機となる。

320 少年。戦争中のパルチザン兵士がナチ兵士を拷問して秘密を聞き出す、想定。

369 裁判では檻に入れられる。

372 黙否。弁護士は、尋問に答えないという助言は非論理的だと考えている。そういう訓練を受けた弁護士。

394 警察は同性愛者を追い続けた。さらに、5人の自殺者。1人は、死刑執行された。


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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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