障がい者の痛みは我慢できるのか?Re: [CML 038214] 人を批判するのであれば先ずは実名を明かしなさい

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2015年 7月 2日 (木) 09:47:48 JST


檜原転石です。

佐藤さん、こんちは。

個人と障がい者の関わりについて、ポリオにかかったヒューG・ギャラファー
の記事があるので紹介しておきます。

▼ヒューG・ギャラファー 『ナチスドイツと障害者「安楽死」計画』長瀬修・
訳、現代書館、1996年、2006年第4刷

頁6──

 ポリオにかかる(引用者注:著者は1952年に19歳でポリオにかかり、重
度マヒが残り、その後車イス生活)前は、障害者を見ると怖かったのを覚えてい
る。居心地が悪く、気まずい思いをした。車イスに乗っている人を追い越すのが
いやで、わざわざ道路の反対側まで行ったものだった。しかし自分自身が車イス
に乗るようになってみると、たいしたこともない。友人たちもあまり気にかけて
いる様子もない。少なくとも確実なのは、昔の私と違って、不快感を持ってはい
ないことだ。
 1950年代は違った。みんなジロジロと見つめ、十分すぎるほどの頻度だっ
た。そうされると首筋のあたりがこわばったものだった。
 こうした感覚を思い出したのは本書のためにドイツで調査をしたときだった。
昔のように首筋がこわばるのを何度か感じた。なぜなのか。気をつけてみたら分
かった。私が通り過ぎると、人々は一目瞭然にぎこちなくなるのである。現代の
ドイツ人はアメリカ人以上に障害者と接する際に居心地が悪そうに見える。
 ・・・


On 2015/07/01 20:52, Sato Keyko wrote:
> 檜原転石さん
> 
> 
> 差別用語と言うものは、誰に対しても使ってはならないという事が
> 
> よく分かりました。自分で言葉を創り出さなければならないという事ですね。
> 
> 大変な仕事ですね。聞いていて嫌に思う人たちがいるのであれば、その
> 
> 言葉は使わない方が良いでしょうが、

多数派が差別される少数派の異議申し立てがあるまで差別語に気づかないのも情
けないものがありますが、現実の社会がその程度のものなのでしょうね。

「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動が50年前、「きちが
い」という差別語をテレビ・ラジオ・新聞などで使わないで欲しいという要望が
出されたのは40年前、・・・時が経ち、個人発信できるインターネットが発達
し、差別語に無知な人間が差別語を連発するという事態がネットで進んでいるわ
けです。

またテレビ局にいて、差別語について理解しているはずの木下黄太までもが平気
で差別語を使っている事態をみると、言葉の言い換えを含む差別語問題の本質が
社会にまったく理解されていないということでしょう。「言葉狩り」の筒井康隆
が有名で、彼の言説がまかり通っているのも一因でしょうね。

よってネットで個人発信するなら、以下の書籍などは必読だと思います。

書籍では──
▼小林健治『差別語不快語』にんげん出版
▼塩見鮮一郎『作家と差別語』明石書房、1993年
▼田中克彦『差別語からはいる言語学入門』明石書房、2001年

ネットでは──
▼小林健治(にんげん出版代表)
【毎週金曜日更新】連載差別表現
http://rensai.ningenshuppan.com/


人は「その言葉を使うな!」と言われると大概「切れる」もので、よって木下黄
太のような反応は、ある意味ふつうのことです。

私をツイートでブロックしたのは有名人では今野晴貴と木下黄太になりますが、
ちゃんと反論できる論理を持ち合わせていれば、ブロックなどしない筈です。
こういう私も不快語である「バカ」なども無造作に使うこともあり、文体自体が
悪口系ですから、人からの不適当な言葉の指摘には耳を傾ける努力をするつもり
であります。




国際金融マフィアや軍産複合体のことを
> 
> 何と呼べばよいのでしょうか? 「強欲集団」はありきたりなので「人間疎外集
> 団」
> 
> と呼べばどうでしょう? 人間の顔をしているかもしれないけど人間とは
> 
> 思えないことを実行できる人たちだから。

私たちはネット卑語のトンデモ語の「ブラック企業」「放射脳」「除鮮」などを
もう知っています。こういうトンデモ語も私たちが作り出したわけで、この
CMLでも「ブラック企業」「放射脳」は頻繁に使われていました。

よって、これらとは正反対のまともな言葉も創出できる筈ですが、大概は非難や
悪口・ののしりを言うための言葉が必要のために、既存の偏見まみれの言葉に
頼ってしまうのでしょう。

私の気に入っている言葉の「安保んたんヒロヒトの誕生」も、アンポンタンはの
のしり語ですから、そう自慢できるほどのものではないかもしれません。

簡単にいえば今世界は“強欲企業独裁”に向かっているので、それを企む強欲拝金
ガリガリモウジャの連中を表す言葉が見つかればいいのですが、例えば「温泉に
一匹でつかるボス猿並」では、サルに失礼かもしれません。

まあしかし言葉の創出とは別に、闘う貧民には“反差別”が最も主要な武器の筈です。

人間ゆえに、アジアへの差別偏見まみれで皇軍兵士も中国などで強かんしたくっ
たわけで、「やめて!」と日本語でいわれて強かんできなくなった兵士の存在が
強欲企業独裁を拒む教訓になるかもしれません。小平義雄は国内外で強かん魔で
したが、多くの皇軍兵士は日本国内では強かん魔ではなかったようですから。

スペインの王族の金でコロンブスの侵略ができましたし、また日本が戦前の植民
地主義でヒロヒトが世界一の金持だったことからも明白なように、強欲企業独裁
が王族・皇族などの「上流階級」と連関している以上、私たちはまず身分差別と
きっぱりと対決すべきです。富士川「上流階級」の山脈の壁が削剥され川に流
れ、いずれ南海トラフの底に沈むように、「上流階級」を叩き落とすことが必須
ですが、ここでも“反差別”が闘いの主要な武器です。

強欲連中が差別を煽って貧民の分断を企んでいる以上、私たちはまず差別を克服
していなければなりません。よって闘う貧民は無知でも非科学でも駄目なのです
が、これがまた結構難しいことです。

宇宙の時間に比べれば私たちの時間などほんの一瞬ですが、まあ一瞬のより良い
未来を目指し、その未来を楽観視し、現状は悲観的にとらえ、社会の進歩のため
に変える努力するしかないようです。



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