[CML 035969] 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会の声明

Maeda Akira maeda at zokei.ac.jp
2015年 1月 22日 (木) 12:39:10 JST


前田 朗です。

1月22日

日本 ビジュアル・ジャーナリスト協会の声明です。

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IS( イスラム国) による日本人人質事件に対する声明

http://www.jvja.net/JVJA_IS.htm

 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA ) はフォトジャーナリストやビ 
デオジャーナリストの団体です。
 私たちは、イラク戦争とその後の占領下において、米英軍を中心とした有志連 
合軍による攻撃がイラク市民にどんな災禍をも たらされたかを取材、テレビや 
新聞などで報道してきました。また、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区への無 
差別攻撃に晒された市民を取材 し、テレビや新聞等で報道してきました。私た 
ちの報道はけっしてアメリカやイスラエルの攻撃を肯定するものではありません 
でした。
 私たちジャーナリストが、現場での取材を通して理解した戦争下の住民の現実 
だったからです。同時に、報道を通して私たち はあらゆる暴力を批判してきま 
した。日本政府の戦争政策に対しても批判してきました。イスラエルのガザ攻撃 
に対しても、私たちは強く批判 してきました。私たちは現在の安倍政権の戦争 
を肯定するかのような政策を、報道を通して批判しています。
  現在、IS(イスラム国)が拘束している後藤健二さんには、取 材の現場で 
会ったことがあります。後藤健二さんもまた、イラクやシリアでの戦火に苦しむ 
市民の現状をテレビやインターネットで報道してき ました数少ないジャーナリ 
ストです。湯川遥菜さんは、私たちと直接の接点はありませんでしたが、報道に 
よると個人的な興味から「イスラム 国」に入ったようです。
 私たちは、暴力では問題の解決にならないというジャーナリズムの原則に立ち 
ます。武力では何も解決されない現実を取材を とおして見てきたからです。 
「交渉」を含むコミュニケーションによって問題解決の道が見つかると信じます。
 私たちは、IS(イスラム国)の皆さんに呼びかけます。日本人の 後藤さんと 
湯川さんの2人を殺さないように呼びかけます。人の命は他の何ものにも 代え難 
いものです。イスラムの教えは、何よりも平和を尊ぶことだと理解しています。
 私たちは、同時に日本政府にも呼びかけます。あらゆる中東地域への軍事的な 
介入に日本政府が加担することなく、反対し、 外交的手段によって解決する道 
を選ぶようにと。
 
2015年1月20日
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)



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