[CML 035822] 復興災害

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2015年 1月 12日 (月) 12:43:53 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 1995年の阪神淡路大震災で最も大きな被害を受けて壊滅した神戸市長田地
区は、今や高層ビルが建ち並び、巨大な鉄人28号に像が建つ復興のモデル地区
になりました。表面的には震災前よりも美しい街になりました。

 しかし、長田地区は自然災害を利用した「ショック・ドクトリン」(ナオミ・
クライン)が実施されたのです。
 
 震災当日、神戸市役所の都市計画の担当者は長田地区壊滅の知らせを聞いた時、

 「やった、これで思う存分再開発ができるぞ!」

と叫んだそうです。

 多くの被災者が水と食料を求めているのを尻目に、神戸市は再開発計画作りに
邁進しました。焼け跡から煙りが登っている最中、神戸市は華々しく長田地区再
開発計画を発表しました。それは木造の家屋が建ち並ぶ長田地区を高層ビルが林
立する住宅と商店街にするものでした。

 今、長田地区では「復興災害」という言葉が交わされています。復興事業によ
って住民が苦しめられています。復興事業による借金、地元商店街に買い物に来
ない再開発ビルの住民、そのためシャッター通りと化した商店街です。大資本経
営のショッピングセンターがにぎわう一方、かつては活気があった長田地区の商
店街は閑散としています。

 東日本大震災の復興を考える上で参考になる長田地区の経験です。

 NNNドキュメント
 「阪神・淡路大震災から20年 2 ガレキの街の明暗 誰のための復興か」
 http://www.ntv.co.jp/document/
 
 放送日:1月18日(日)
 放送時間 24:50〜 
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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