[CML 036372] えひめ教科書裁判の口頭弁論の報告

okumura etuo gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net
2015年 2月 21日 (土) 19:24:11 JST


愛媛の奥村です。
重複される方、すみません。
BCCでお送りします。
転送歓迎

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えひめ教科書裁判の口頭弁論の報告

2月17日に、今治市教委が、2011年に育鵬社版教科書を採択したことに関する住民訴
訟の第三回口頭弁論がありました。

被告今治が、提出している書面における主張のいい加減さやねつ造した資料に対する
私たちの追及に対して、代理人らは、ただひたすら沈黙・・・。

教育委員らは、「採択権限は教育委員会にある」と、教員らの調査研究に基づく選
定・採択資料に示されている教科書の評価を無視し、同資料において極めて評価の低
い育鵬社版教科書を、委員の独自の私的な評価にもとづき採択したその違法を追及し
ました(下記参照)。

私たちの追及に対する被告の反論を求め、また、
被告の主張の矛盾に対し、その求釈明に答えるように被告に求めましたが、
被告は、ただただ沈黙・・・。
裁判長の今後の審理についての打診に、
被告は、審理は尽くされたと「結審」を嘆願・・・・。
私たちは、さらに詳しく被告の違法を明らかにすると審理の継続を求めました。

裁判長は、弁論を継続するかを「合議する」と退席し、
「合議」の結果、弁論を結審せず、審理を継続する決定しました。
しかも、原告らの準備書面に対する被告の反論があれば、4月17日までに提出する
ように、期限を定めました。
そして、次回期日を7月7日と決定し、口頭弁論を終えました。

下記は、傍聴記です。
---------------------- 名前は、イニシャルにしています

教科書裁判の傍聴は、丁度、松山不在と重なってなかなか参加できなかったんです
が、去年からの失業が幸いして、今回久しぶりの傍聴ができました。こんなに久しぶ
りでは内容がわからなくて、ボーッと座って聴くだけの ボー聴だなあ と思って行っ
たのです。

公判前の打ち合わせの集まりで、Oさんが、今日は何の裁判で、今日、原告がやるこ
とはどういうことかということを懇切丁寧に、一番訳がわかっていない者(つまり
私)の顔を見ながら説明してくれたので、ヨーシ、ドンとこいという気分で傍聴席に
入りました。とはいえ、何を聞いても言われても、右の耳から左の耳へ突き抜けてし
まう昨今ではあるのですが。

弁論内容は、頭のしっかりした人が書くでしょうから省略しますが、面白くて充実し
た弁論でした。被告弁護人が、仕事をしない怠け者だったので、丁々発止という具合
にはいかなかったけれど、原告二人の主張は、心配だったボケボケ頭にもよくわかり
ました。

公文書の「著作権」や「情報資産としての教育的情報資産価値」についての主張は、
ヘェー、ホォーと、興味深く聞きました。本来なら、テメェー育鵬社の教科書なんか
選びやがって、子どもにウソ八百を教えて、黙って死んでいく兵隊を作る気かーと、
首ねっこをしめてやりたいところを、そのまわりを掘り進んでいくしかない裁判のや
り方としては、最高の攻めだったよね。

原告の勉強ぶり調査ぶりに本当に感心(生いきな言い方ですが)しました。時々、老
化の進んだ私には聞きとりにくいところもありました。原告の方、発声や歯切れの訓
練もおさおさ怠りなくお願いしますね。

当日、何年ぶりかで着物を着て行ったのですが、目先がかわったのか、喜んでくれる
人もいました。こんなサービスでしたら、真夏意外はおまかせです。もっとも古着屋
で買った着物は、化繊か木綿か?時間がたつうちにズシリズシリと重くなりました。
あー 暖かく軽い絹物を着たい。どなたかタンスのこやしなっている着物がありまし
たら、ご連絡ください。

翌日、ハミングしながらテキパキ働いている“私”を発見。原告、傍聴の人たちから
エネルギーをもらったんですね。そして、意外にも法廷の空気が肌に合うのかも。

NKさん
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下記は、法廷での被告の違法の追及の内容です。

教員らの調査研究に基づく選定資料にもとづく答申に、委員らが行う採択は拘束され
るということを無償措置法などにもとづく法的追及です。

無償措置法案の作成に携わった諸沢文部省教科書課長の同法「逐条解説」には、「採択
は、発行されている多数の教科用図書のなかから、その地域、学校、児童生徒に最も適し
たものを選択」するのであるから、「教育専門的知識経験と判断を必要とする」(144頁)
とし、「教育専門的な立場から適切な判断を行うことができるような組織を定める必要
がある。都道府県の教育委員会の付属機関として、選定審議会を設けることとしたの
は、この趣旨である。」と解説しています。

つまり、教育委員らは、採択にあたっての「教育専門的知識経験と判断」が十分ではな
い、「教育専門的な立場からの適切な判断」を行うことができないない、つまり、委員
の独自私的評価採択を行うための適格要件を満たしていないことを前提に、選定審議
会を設置しているのです。ゆえに、選定資料や答申に拘束されるということです。

二つ目は、
選定資料などは、自治体の情報財産である。ゆえに、選定資料に示されている「教科
書の評価」にもとづく採択を行う必要が、財産の適正な管理運営上必要というもので
す。
少し詳しく言えば、
選定・採択資料は、著作権を有する著作物で、地方自治法237条の公有財産の無体財
産権(著作権)の自治体「財産」です。
選定・採択資料の財産としての価値の本質は、「発行されている多数の教科書のなかか
ら、各教科の教育上の専門的観点に基づき、子どもに最も適した教科書を選定・採択す
るための教育的情報資産」という「知的財産価値」です。

ゆえに、選定資料という教育的財産の価値(選定資料が示している教科書の評価)を
維持し、保全する財政的義務が教育委員会(委員ら)にあります。
たとえば、今治市情報資産の管理運用に関する規則というものがあり、
第1条に、「本市における情報資産を保護し、その適正かつ効率的な管理運用を図る」と
あります。
つまり、採択において、委員らは、採択資料の「教育的情報財産的価値」を維持し、保
全を図る必要があり、選定・採択資料や答申に拘束されることになります。
すると、採択資料において最も評価の高い教科書を採択する必要があることになりま
す。このようなことを、下記準備書面(43)で書いています。
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub2/29-1/43.pdf

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Okumura Etuo
gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net

安倍政権の「教育再生」の問題点
教育委員会制度とは 画像13分43秒
https://www.youtube.com/watch?v=iByza-XunEQ
安倍自民党政権の「教育再生」は、憲法改悪の地ならし-資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub6/2013/saisei.html
「原発安全神話と教科書記述−検定基準改悪」 画像5分49秒
http://www.youtube.com/watch?v=1l6SToOmnk4 
えひめ教科書裁判 資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub2.htm
憲法活用が、憲法「改悪」の〈ちから〉! 
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub8.htm
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