[CML 036346] 【京都新聞・社説】辺野古沖調査  強行は溝を深めるだけ

uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2015年 2月 19日 (木) 11:24:31 JST


【京都新聞・社説】辺野古沖調査  強行は溝を深めるだけ
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150219_3.html

 政府は、沖縄と正面から向き合う気がないのではないか。

 米軍普天間飛行場の辺野古への移設に反対し、阻止を訴えた翁長雄志知事が誕生してから2カ月余り。政府の対応をみれば、そう思わざるを得ない。

 移設の準備作業で沿岸部の海底に沈めたコンクリート製ブロックがサンゴ礁を傷つけているとされる問題で、翁長知事は沖縄防衛局に作業停止を指示した。初めての知事権限の行使だったが、政府は作業を続行する構えだ。

 辺野古沖の調査や移設の強行は県民の一層の反発を招き、溝を深めるばかりだ。

 昨年の知事選前、移設容認に転じた仲井真弘多前知事が、予定地内の岩礁破砕を許可したのは昨年8月。問題となったブロックは立ち入り禁止区域を明示するためのフロート(浮き具)の重りで、一つ10~45トンもある。今月初め、市民グループの潜水調査によってブロックでサンゴ礁が損傷していることが分かったという。

 周辺には、国内最大級とされるアオサンゴ群落が広がり、環境省の有識者会議が生物学や生態学の観点から大事な場所とする「重要海域」にも選定されている。

 巨大なコンクリートの塊が投げ込まれたら、サンゴ礁や海草がどうなるか想像できなかったのか。

 翁長知事が、岩礁破砕許可にある「公益上の理由により指示する場合は従うこと」との規定に基づき作業停止を指示したのは当然だろう。防衛局が指示に従わなかった場合は、作業の許可取り消しも視野に入れている。

 見逃せないのは中谷元・防衛相が「法律にのっとって適正に事業を進めている。粛々と作業を実施したい」としていることだ。

 翁長知事は第三者委員会を発足させ、前知事による埋め立て「承認」自体に法的瑕疵(かし)がなかったどうかの検証を始めるが、中谷氏の発言は、準備作業どころか、検証の結果にかかわらず、埋め立て強行の姿勢をも示唆しているかにみえる。

 安倍晋三首相もいまだに翁長知事に会おうとはせず、先日の衆院本会議では辺野古移設が「唯一の解決策」と従来の主張を繰り返すばかりだった。

 政府に求められているのは議論を閉ざすのではなく、先の知事選などで示された県民の思いをくむことだ。なぜ唯一の解決策なのかの説明も、もっと要る。そのためにはまず第三者委員会の検証が終わるまで、準備作業はもとより、埋め立て工事を中止すべきだ。

[京都新聞 2015年02月19日掲載]



首相は否定するが 辺野古「巨大基地」は明らか

「移設条件」つきが「普天間固定化」の最大要因

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2015-02-19/2015021902_03_1.html

 日本共産党の志位和夫委員長は17日の衆院本会議で、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を強行する政府の姿勢を厳しく追及しました。これに対して、安倍晋三首相は色をなして反論しました。しかし、首相の言い分はとうに破たん済みのものばかりです。

(写真)ボーリング調査のため設置された台船と辺野古の沿岸に広がる浮具。奥は米基地キャンプ・シュワブと海上保安庁のボート=2014年8月21日、沖縄県名護市辺野古

 首相は住宅地のど真ん中にある普天間基地の「固定化は絶対に避けなければならない」として、辺野古「移設」が、唯一の解決策だと述べました。

すでに審判下る

 しかし、日米の「返還」合意から19年たっても普天間が動かないのは、「移設条件」つきだったからです。「辺野古移設」への固執こそ、普天間「固定化」の最大の要因です。

 普天間基地を抱える宜野湾市民は、だれも「固定化」を望んでいません。だからといって、同じ沖縄県民に苦しみを押し付けることを望んでいません。昨年11月の県知事選で、辺野古新基地ノーを掲げた翁長雄志氏が、新基地推進の現職に約3000票差をつけ、続く総選挙では翁長氏を支える「オール沖縄」候補が、自民候補に約6000票差をつけたように、宜野湾市の有権者も、すでに審判を下しています。

 志位氏は、辺野古の新基地は、「単なる普天間基地の移設ではない、はるかに巨大な新基地になる」と指摘。(1)滑走路が現在の1本から2本になる(2)強襲揚陸艦が接岸可能な軍港機能が設けられる(3)普天間基地にない弾薬搭載エリアが設けられる―などをあげ、海兵隊の一大拠点がつくられると指摘しました。

 首相はこの指摘は、「全く当たらない」として退け、「負担軽減」だと主張しました。

 首相があげたのは、(1)辺野古の埋め立て面積は普天間基地の3分の1になる(2)滑走路を2本にするのは、離着陸ともに海上にするため(3)軍港機能の整備は運搬船が接岸できるようにするため。強襲揚陸艦の運用は前提にしていない(4)普天間の有する三つの機能のうち、辺野古に移るのはオスプレイなどの運用機能のみ―などの点です。

何の担保もなし

 しかし、首相がどう言おうが、現在の普天間基地にない軍港機能や弾薬搭載エリアが計画されているのは事実です。また、米軍は占領時代から、沖縄本島全域に点在している基地を1カ所に集約しようと狙っていましたが、予算の問題などで実現しませんでした。

 今度は、これを日本国民の税金でやってくれるのだから、願ったりかなったりです。

 そもそも、米軍は日米地位協定3条により、基地の排他的な管理権を持っています。どのような装備を配備し、どのような訓練をしようが自由勝手です。いくら首相が「強襲揚陸艦はこない」「オスプレイ以外は飛ばない」などと答弁しても、何の担保にもなりません。

 飛行経路を海上に限る、という点についても、防衛省が作成した辺野古新基地の環境影響評価書にも、配備される米軍機が、「運用上の所要等により(場周経路から)外れる場合がある」と明記しており、集落の上空を飛行する可能性を政府も認めています。

閉鎖・撤去こそ

 首相が言う「辺野古新基地=負担軽減」論は、すでに昨年の県知事選、総選挙で沖縄県民によって否定されています。首相はそのことを受け止め、普天間基地の即時閉鎖・撤去に踏み切ることが、政府がとるべき道です。(竹下岳)



辺野古新基地:海上に新たなブイ 知事指示後も資材搬入
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=103529

2015年2月18日 07:20

「米国海兵隊施設・区域」と書かれた新たなフロートを設置する作業員=17日午前9時35分、名護市の大浦湾(金城健太撮影)

 【名護】名護市辺野古の新基地建設で17日午前5時半ごろ、重機や資機材を積んだトレーラーなどの工事関係車両が約10台、米軍キャンプ・シュワブ内に搬入された。翁長雄志知事が岩礁破砕の許可区域外での作業停止を指示してから一夜も明けぬ事態に、反対の市民からは「知事を無視し、政府はよほど後ろめたいことをやっているのか」と怒りの声が上がった。

 海上では沖合などに「海兵隊施設・区域 許可なく立ち入ることは禁止」などと明示されたブイが数十個、新たに設置された。

 抗議する市民らによると午前5時半ごろから約10分間、旧ゲートに車両が進入。その直前、県警機動隊数十人が並んで国道329号と歩道を封鎖した。新ゲート付近で泊まり込んでいた十数人は、近づけなかったという。

 翁長知事の停止指示直後の事態に、辺野古の金城武政さん(58)は「知事を何だと思ってるんだ」と機動隊に食ってかかった。「そこまでやるとは。明らかに県民への挑戦だ」と憤った。市民からは「工事車両は無灯火で、県警が誘導していた」と批判の声が上がった。県警は本紙取材に対して否定した。

 正午にも機動隊が車道と歩道を約5分間封鎖し、工事車両など8台がシュワブから出て行った。海上では午前10時ごろ、カヌーで抗議する市民らがフロートを乗り越え、18人が海上保安庁に拘束された。



辺野古座り込みテント、政府が撤去検討 「歩道を不法占拠」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-239123-storytopic-3.html

2015年2月19日 

新基地建設に反対し座り込む市民が米軍キャンプ・シュワブゲート周辺に張っているテント=1月22日、名護市辺野古
 
 【辺野古問題取材班】政府が辺野古新基地建設計画で、米軍キャンプ・シュワブのゲート前での抗議活動への対抗措置として住民らが座り込みをしているテントの強制撤去を検討していることが分かった。住民らは移設作業に関連するとみられる資材の搬入を阻止するため24時間態勢で警戒を続けているが、「拠点」となっているテントを撤去させることで抗議運動を弱体化させる狙いがあるとみられる。

 移設に向けた作業で沖縄防衛局は、埋め立て予定地の辺野古崎付近で仮設桟橋の設置工事や海底ボーリング調査を近く開始したい考え。1月中旬から工事や調査に必要な資材を定期的に大型トラックで搬入してきた。これに対し住民らは未明の搬入に備え同時期からフェンス沿いの歩道にテントを設置して24時間態勢の警戒を始めた。

 防衛省はゲート前の抗議活動が作業の進展を妨げる阻害要因だとして対応策を講じており、その一環として常設のテントが歩道を不法に占拠している工作物として強制撤去に向け検討に入った。

 関係者によると、強制撤去の法的根拠となるのは道路交通法76条の「道路における禁止行為」。同条では「交通の妨害となるような方法で物件をみだりに道路に置いてはならない」と定めており、道路管理者である国の許可を得ずに設置したテントを「不法工作物」とみなして撤去するよう警告できるとみている。「警告」は国道を管理する国土交通省との調整が必要で、今後調整を進めるとみられる。

 防衛局は今週末に海底ボーリング調査に使用するスパット台船を辺野古沖に搬入し、週明けに掘削調査を再開させる見通し。仮設桟橋設置工事も近く開始する。翁長雄志知事は岩礁破砕の許可区域外での作業停止を求めているが、防衛局は許可区域内での作業を先行させる構えだ。



辺野古、にらみ合う海 海保が反対派のカヌーを連日排除
http://www.asahi.com/articles/ASH2K7521H2KTPOB007.html

2015年2月19日09時47分

フロートを乗り越え、立ち入り禁止区域に入る辺野古移設反対派のカヌー=17日、沖縄県名護市

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設予定地・同県名護市辺野古の海で、移設反対派と海上保安庁との衝突が続いている。反対派は過剰な警備だと批判するが、海保は「適切な対応」と強調する。移設に向けた海底ボーリング調査開始から18日で半年。双方のにらみ合いが収まる気配はない。

 17日朝、辺野古。米軍キャンプ・シュワブ沖にある作業用の台船をめざし、反対派のカヌー18艇が砂浜からこぎ出した。ほどなく立ち入り禁止区域を示すフロート(浮き具)に近づく。

 「大変危険です。近づかないでください」。沖縄防衛局の船が拡声機で呼びかけたが、カヌーは直径50センチほどのフロートを乗り越え、禁止区域に入っていった。そこへ海上保安庁のゴムボート約10隻が近づく。



辺野古、にらみ合う海 海保が反対派のカヌーを連日排除
http://www.asahi.com/articles/ASH2K7521H2KTPOB007.html

2015年2月19日09時47分

フロートを乗り越え、立ち入り禁止区域に入る辺野古移設反対派のカヌー=17日、沖縄県名護市

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設予定地・同県名護市辺野古の海で、移設反対派と海上保安庁との衝突が続いている。反対派は過剰な警備だと批判するが、海保は「適切な対応」と強調する。移設に向けた海底ボーリング調査開始から18日で半年。双方のにらみ合いが収まる気配はない。

 17日朝、辺野古。米軍キャンプ・シュワブ沖にある作業用の台船をめざし、反対派のカヌー18艇が砂浜からこぎ出した。ほどなく立ち入り禁止区域を示すフロート(浮き具)に近づく。

 「大変危険です。近づかないでください」。沖縄防衛局の船が拡声機で呼びかけたが、カヌーは直径50センチほどのフロートを乗り越え、禁止区域に入っていった。そこへ海上保安庁のゴムボート約10隻が近づく。



辺野古、未明搬入 停止指示直後「またか」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-239060-storytopic-3.html

2015年2月18日 

抗議船に乗り込む海上保安官に反発する市民ら(中央と左端)ら=17日午前10時すぎ、名護市の大浦湾

「米国海兵隊施設・区域」などと表記されたフロートにくくり付けられた新たな浮き=17日午前9時30分、名護市大浦湾
 
 【辺野古問題取材班】「またか」―。米軍キャンプ・シュワブゲート前で名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らがテントで寝静まる隙を突いた17日未明の資材搬入。知事がトンブロック設置作業停止指示を出した直後の沖縄防衛局の対応に、市民の怒りは爆発した。抗議する市民らは「台船を止める手だてがまだ知事にはない。われわれの運動で止めるしかない」と気持ちを新たにした。17日は最大150人の市民が集結、監視強化のため約30人24時間の警戒態勢を再開することを確認した。大浦湾でボーリング調査再開が近づく中、市民らは警戒を強めている。

 17日午前5時40分ごろ、大型車両の重々しい音に重なって、静寂を切り裂く抗議のクラクションが鳴り響いた。まだ暗いゲート前を赤色灯の光が照らし出した。大型車両通行時は、機動隊員と機動隊車両が、市民らを排除する形で約10分間にわたり国道を封鎖した。

 昼すぎまでに作業員や工事車両の往来で車道封鎖は3回に及んだ。道路封鎖では「道を開けろ」と市民の声が飛び交い、現場は騒然とした。国道の真ん中に立って市民を阻む機動隊員に対し、ある女性は「海は命の母」と書いたプラカードを掲げ、無言で抗議の意思を示した。

 未明の資材搬入に市民らが強く反発、もみ合いが続く中、県警は抗議運動をけん引する沖縄平和運動センターの山城博治議長を一時拘束した。市民らは「不当拘束だ」「弾圧は許さんぞ」と猛烈に訴えた。

 一方、17日の大浦湾の海上では、18日にもボーリング調査用の台船が現れるとの情報を受けてカヌー隊が抗議の準備を進めた。だが海上で海保にいったん拘束され、その後、解放をめぐり海保側と対立。結局カヌー隊が瀬嵩の浜に戻ったのは約5時間後となった。カヌー隊隊長の佐々木弘文さんは「5時間の間、海保からは一切、(海保と交渉する)窓口の『かつ丸』と話し合いがなかった。不当拘束で監禁だ」と批判した。

 第11管区海上保安本部は取材に対し、カヌー隊の解放に至る経緯について「周囲の状況から判断をして適切に対応した」と回答した。現場の海保職員は、かつ丸への合流を求めるカヌー隊員に「拘束はしていない」と繰り返した。

 かつ丸船長の仲宗根和成さんは「18日から台船が来るかもしれない。海保ともやり合うが、相手は日米両政府だ。抗議行動を徹底していく」と語気を強めた。




辺野古ゲート前 機動隊ともみ合い男性負傷
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=103589

2015年2月18日 13:12

海上保安庁職員が乗った車両を警戒し、阻止行動を展開する市民ら=18日午前8時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【名護】辺野古新基地建設をめぐり、反対する市民ら約50人が18日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前で県警機動隊約40人と激しくもみ合った。抗議をしていた男性が口と鼻の間を裂傷し、4針を縫うけがを負った。名護市内の病院で診察を受け、全治1週間と診断された。

 市民らは同日午前7時から海上保安庁職員が乗った車両を警戒し、ゲート前で阻止行動を展開。「暴力は許さない」「新基地建設を止めるぞ」と座り込みやデモ行進をした。

 一方、名護市辺野古海上では沖縄防衛局の目立った作業は確認されておらず、海上保安庁のゴムボートも出ていない。市民やカヌー隊は昨日に引き続き作業中止を求める抗議活動を展開している。 		 	   		  


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