[CML 036278] 【沖縄タイムズ社説】:[米軍幹部暴言]沖縄は「軍事植民地」か+【沖縄タイムズ社説】:[辺野古サンゴ破壊]払拭できぬ懸念 現実に

uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2015年 2月 15日 (日) 10:04:14 JST


【沖縄タイムズ社説】:[米軍幹部暴言]沖縄は「軍事植民地」か
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=103066

2015年2月15日 05:30

 基地をめぐる最近の動きは異常である。米軍機からの部品落下、米兵による飲酒がらみの不祥事、米軍幹部の暴言…。名護市辺野古では埋め立て工事が強行され、けが人や逮捕者が相次いでいる。埋め立て工事がさらに進めば、事態はもっと深刻さを増していくだろう。ゆゆしい事態だ。

 その背景にあるのは、日米両政府に見られる二重基準の存在である。ここでいう二重基準とは、米本土、日本本土で沖縄と同じようなことが起きたとき、両国の政府は果たしてその状況を許容できるのか、という問題だ。

 嘉手納基地所属の米海軍電子偵察機EP3が飛行中、「アクセル・パネル」と呼ばれる約227グラムの金属製部品を落としていたことが13日、明らかになった。米軍機からの部品落下事故は今年に入って早くも4件目。異常なペースである。

 米軍は昨年12月、軍構成員の基地の外での飲酒制限を大幅に緩和したが、そのとたんに道交法違反(酒気帯び運転)や住居侵入などが相次いだ。逮捕された米兵は今年に入って早くも6人(1月26日現在)を数える。たがが緩んでいるとしか思えない。

 しかし、もっと深刻なのは、米軍幹部による偏見に満ちた発言や暴言が相次いでいることである。

 在沖米海兵隊の現職の大尉は、辺野古への新基地建設に抗議する市民にけが人が相次いでいることについて「けがをしたように見せる姿は、実際に見ると茶番だ」と、新基地建設に反対する市民を冷笑する電子メールを英国人ジャーナリストに送っていた。

    ■    ■

 報道部次長という要職にありながら、各種選挙で示された沖縄の多数の声には耳をふさぎ、目をつぶり、偏見に満ちた表現で反対行動を侮るのは、報道部次長としては完全に失格だ。

 米軍北部訓練場の現職の司令官(海兵隊少佐)は、東村高江周辺へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対して座り込み行動を続けている住民について「東京の共産党かNPOからか分からないが、お金をもらっている」と、基地問題研究のため滞在中のストックホルム大学の大学院生に発言した。

 昨年の知事選にも触れ、「共産党が連立与党をつくって仲井真(前知事)の議席を奪うことができるのは民主主義の表れだが、民主主義を支持しない共産党がそれを達成できたのは面白い」とも語ったという。共産党から金をもらっているというのも共産党が民主主義を支持しないというのも誤解である。

    ■    ■

 インターネット上に飛びかっている誤った情報や偏見に満ちた考えを自分の都合のいいように利用し反対派を批判している気配が感じられるが、こうした発言は極めて重大な問題をはらんでいる。

 現職の米軍幹部が、誤った情報をもとに沖縄の政治状況を論評し、憲法で保障された県民の正当な意思表示を批判するのは、軍人としての本務を逸脱した越権行為である。

 沖縄にだけ困難を押しつける二重基準を両政府は直ちに解消しなければならない。

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【沖縄タイムズ社説】:[辺野古サンゴ破壊]払拭できぬ懸念 現実に
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=102469

2015年2月11日 05:30

 20トンもある巨大なコンクリートの塊がサンゴ礁を無残にも押しつぶす。先のとがった鋼製アンカーはサンゴを突き刺し、波に引きずられ動くワイヤはサンゴを削り取る。

 名護市辺野古の海で、沖縄防衛局が新基地建設のため投下するコンクリートブロックが自然を破壊している。

 ヘリ基地反対協議会の調査で明らかになった。

 ブロックは抗議活動を続ける市民が近づけないようにフロート(浮具)などを固定する重しで、大型作業船が姿を見せた先月27日以降、連日のように沈められた。

 最大45トンのブロックが投げ込まれれば、その下にあるものがどうなるのか容易に想像できる。反対運動を続ける市民からは「サンゴを殺さないで」との悲痛な叫びが漏れるほどだ。

 辺野古の大浦湾は「生物多様性の豊かさ」で知られる。サンゴ礁へのダメージはサンゴと共生する貝類、海草など生態系にも影響を及ぼす。

 新基地建設では昨年10月、台風でアンカー120個が流され海草藻場が傷つけられたことも判明している。

 仲井真弘多前知事の埋め立て承認を前に、県環境生活部が環境保全に不明な点があり「懸念は払拭(ふっしょく)できない」と指摘したことが現実のものとなっている。

 仲井真氏は、工事中の環境保全について助言する国の環境監視等委員会の設置などを担保に埋め立てを承認したが、その委員会も役割を果たしていない以上、工事を即中断すべきである。

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 緊急に署名を集めた市民有志は10日、県に対し、アンカー設置作業の中断と岩礁破砕許可申請について沖縄防衛局へ勧告するよう要請した。目の前での自然破壊に居ても立ってもいられなくなってのことだ。

 防衛局は岩礁破砕手続きの対象外だとするが、これだけ環境に負荷をかけているのだから手続きを踏むべきである。県も海上作業の一時停止の指示の検討を始めたという。世界に誇る海を守るためだ。もっと強く声を上げてほしい。

 そもそも埋め立て申請の前段階の手続きとして実施された辺野古アセスは、記載されるべき内容が記載されないなど多くの不備が指摘された。

 オスプレイ配備の後出しが最たるもの。ジュゴンについても事前調査によって「海域をかく乱し追い出したのではないか」との疑いが消えない。影響をできるだけ見ないようにしてきたのだ。

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 辺野古移設が「唯一の解決策」と繰り返す安倍政権。県の作業中止要請には耳を貸さず、「なぜ辺野古なのか」の疑問にも答えようとはしない。伝わるのは強引さと冷ややかさ。これほどまでに説明責任を果たさない政府が、かつてあっただろうか。

 昨年11月、自然史研究に携わる19学会が大浦湾一帯を「わが国の中でも極めて生物多様性の高い地域」とし計画見直しを要請した。生物多様性を守ることは、国際的にも重要な課題だ。

 新基地建設が自然環境へ及ぼす影響はあまりに大きい 		 	   		  


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