[CML 039377] 検定規則等の改正案への意見
OHTA, Mitsumasa
otasa at nifty.com
2015年 8月 27日 (木) 10:52:25 JST
文部科学省初等中等教育局教科書課御中
「教科用図書検定規則及び義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律施行規則の一部を改正する省令案」及び「義務教育諸学校教科用図書検定基準の一部を改正する告示案」に関するパブリックコメントに意見を提出しますので、反映させるようにお願いします。
パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000767&Mode=0
道徳教科書検定規則等の改正案への意見(1)愛国心について
愛国心は国民1人1人のイニシアチブの積み上げによる公共思想ではありません。国民1人1人が勝手バラバラに持つか持たないかだけです。国が愛国心教育に介入する余地はまったくありません。
行政その他を含む「国」すべての容認を強いるのが愛国心教育です。国民は国による行政措置の1つ1つについて自主的に価値判断を行うのであり、愛国という形であらゆる行政措置を容認することはあり得ません。
国家権力の暴走を防止する目的で憲法がある以上、国が国民に愛国心を強制することなど原理的に不可能なのです。憲法は国民に暴力国家を愛せよとは押し付けない。国に「愛国民」であるように要求しているのが憲法であって、その逆はあり得ません。愛国心教育は憲法第19条「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。 」に反します。
従って、学習指導要領および学校教科用図書検定基準に愛国心を盛り込まないでください。
太田光征
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