[CML 039365] 【毎日新聞京都版の出色の記事】 安保法案:学生の街、反対の動き拡大 府内10大学で組織的運動 /京都

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2015年 8月 26日 (水) 17:01:44 JST


出色の毎日新聞地方版の記事です!


安保法案:学生の街、反対の動き拡大 府内10大学で組織的運動 /京都

毎日新聞 2015年08月26日 地方版
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20150826ddlk26010501000c.html

 安全保障関連法案の廃案を求める動きが、大学関係者の間でも広がっている。関西の学生有志でつくる「シールズ関西」が6月に京都市で大規模なデモ行動をして以降、各大学では廃案を求める声明を提出するなどした。現在少なくとも10大学で組織的に運動。「大学の街京都」の特性を生かし、大学数に占める組織の比率は全国で一番高い。【川瀬慎一朗】

 取り組んでいるのは18日現在、京都▽京都教育▽京都工芸繊維▽同志社▽立命館▽龍谷▽佛教▽京都橘▽京都府立▽花園−−の10大学。8月5日には、京都市南区で安保法案反対に取り組む京都の大学が一堂に会する集会が開かれた。代表者がそれぞれの取り組みや考えを述べ「各大学の運動をつなげよう」などと訴えた。

 いち早く声明文を出したのが龍谷大。6月24日に作成し首相官邸にも送付している。同志社大では7月13日に村田晃嗣学長(政治学)が国会で法案に肯定的な発言をしたことから、教職員有志など複数の関係団体が声明を発表。勉強会も開いた。京都大の「自由と平和のための京大有志の会」は声明への賛同者を大学に限らず集め、2000人以上に達した。8月にも京都教育大や京都工芸繊維大の教職員有志らが会を結成し、公私立問わず運動が広がっている。

 全国的な学者有志の組織「安全保障関連法案に反対する学者の会」によると、反対運動に取り組む全国の大学は90校以上。都道府県別では東京(全大学139校)の28校が最多で、次いで京都(同34校)の10校。大学数あたりでは京都が最も多い。

 京大有志の会の発起人の一人で、京都大の藤原辰史准教授(農業史)は「大学と暮らしが接近している京都だからこそここまで広がる。大学間も近く、情報を交換しやすい」と分析。また「会に関係なく反対運動をしている人はおり、実際はもっと多く活動している」と話す。

 学生と教職員が一緒に活動する場面も多い。シールズ関西は、毎週金曜日に関西各地の街頭でスピーチ活動をし、毎回学者をゲストスピーカーとして迎えている。14日には立命館大の君島東彦教授(平和学)が「シールズは誰かに言われてやっているのではない。彼らは自分の頭で考え、自分の言葉で話している。それが一番重要なことだ」と強調した。

 シールズ関西の塩田潤さん(24)=神戸大大学院2年=は「反対のためにはただ叫ぶだけでなく知識が必要。学者の皆さんと連携し、知識を共有しながら行動することですごく力をもらえる。相乗効果を生んでいる」と話す。こうした動きに藤原准教授は「学生が教員をつるし上げていた時代の頃から隔世の感がある。一緒に行動しなければならないほど、危機的な状況という表れだ」と指摘する。

 一方、これまで90以上の大学で反対声明が出ているが、学長名義のものはほとんど無い。立命館大の野沢啓准教授(数学)は「大学の持つ社会的使命から大学として活動することが望ましい」と語る。14日に開かれた学者の会とシールズ関西との意見交換会で「各大学で連携して学長に(活動に参加するよう)アプローチすべきだ」と提案した。立命館大では、吉田美喜夫学長が公的な場で「法案を巡る状況はきわめて深刻な問題を我々に問いかけている。幸いに全国の大学人、若者が問題提起しており大きく励まされる」と発言しているが、公式に反対表明はしていない。

 シールズ関西は、全国若者一斉行動が行われた23日に呼び掛け、約1800人(主催者発表)が東山区の円山公園から市中心街まで約1・5キロをデモ行動した。9月1日午後6時からは、京大有志の会が京都大西部講堂(左京区)で大規模集会を予定している。

 藤原准教授は「京大だけでなく多くの大学関係者が集まる。京都には国会も官邸もないが学問、文化の中心地で声を上げる事は大きな意味を持つ」と話している。



【関連イベント】


【9・10 戦争させない!左京フォーラム】ー藤原辰史さん講演「思い上がった権力にくさびを!——「京大有志の会」の理論と実践」&左京市民によるリレートーク
https://www.facebook.com/events/483825058444759/

「戦争をさせない左京1000人委員会」では、社会的に大きな反響を巻き起こしている「自由と平和のための京大有志の会」の声明書の書き手である藤原辰史さんによる講演会と左京市民による討論集会を行います。奮ってご参加ください!

■名称:戦争させない!左京フォーラム

■日時:2015年9月10日(木)18:30〜21:00

■場所:京都大学文学部新館  第3講義室(予定)
http://square.umin.ac.jp/jswm/ja/img/tatemono.jpg

■内容:

(第1部)

○講演:藤原辰史さん(「自由と平和のための京大有志の会」発起人、京都大学人文科学研究所准教授、「戦争をさせない左京1000人委員会」呼びかけ人)

演題:「思い上がった権力にくさびを!——「京大有志の会」の理論と実践」

藤原辰史さんは以下の「自由と平和のための京大有志の会」の声明書の起草者です。

参考記事:
●朝日新聞:学問は権力の下僕ではない…京大有志の声明、共感広がる
http://www.asahi.com/articles/ASH7J7503H7JPTIL049.html
●京大有志「集団的自衛権反対」大きな反響=「知識人は違うね」「大学が、知性が、まだ生きている」―韓国ネット
http://www.recordchina.co.jp/a114389.html
●The Huffington Post :「戦争は、防衛を名目に始まる」京大有志の会が声明を発表したわけ【安保法制】
http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/13/kyoto-university-against-secrecy-law_n_7782574.html

【「自由と平和のための京大有志の会」の声明書】

戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。

戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。

海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。

生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。

自由と平和のための京大有志の会

(第2部)

○リレートーク:学生、若者,市民・・・・

■参加費:無料(会場カンパへのご協力をお願いします)

■主催:戦争をさせない左京1000人委員会

連絡先:NPO法人市民環境研究所(075-711-4832 pie at zpost.plala.or.jp)
(フェイスブック)
https://www.facebook.com/nowarsakyo1000/timeline
(HP)
http://www13.plala.or.jp/npo-pie/sakyo1000/index_1000.html 		 	   		  


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