[CML 039294] ◆安倍談話」に垣間見える日本会議主要メンバーによる「20年前の意趣返し」――シリーズ【草の根保守の蠢動 第14回】

M.nakata gukoh_nt at yahoo.co.jp
2015年 8月 23日 (日) 00:38:26 JST


M.nakataです。
メールをいつもありがとうございます。



下記記事、そしてインタビュー・動画。
菅野完(著述家)氏の話も、膨大な運動が整理されていて、わかりやすく、たいへんお薦めです。 

★デモクラTVは、ネット会員・視聴料(12か月分)5700円です。沢山の録画もいつでも視聴できます。
様々な貴重な最新のデーター・情報を得ることが出来学べます。
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<拡散歓迎>
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◆池田香代子の「100人に会いたい」 28人目 菅野完さん 日本会議を知る 

http://dmcr.tv/schedule.php
(デモクラTV番組表 )

▼最近ようやく一般に知られるようになった日本会議は、宗教右派の色合いを帯びた全国的な組織です。同会は、地道な活動をつうじて、そのイデオロギーを国政や自治体行政に反映させてきました。国歌国旗法制定、男女共同参画へのバックラッシュ、教育基本法改定、復古的な教科書採択などです。とくに、三次にわたる安倍政権には、多くの賛同者を送り込んでいます。その50年の歴史や目的を、同会とは距離をとりつつ追い続けている保守右翼の若手論客に解説していただきます。

■菅野さんは、サイト雑誌「ハーバービジネスオンライン」に「草の根保守の蠢動」を連載中です(近日書籍化の予定)。 http://hbol.jp/55615

ご著作には『保守の本分』(扶桑社、ハンドルネームnoiehoie名義)があります。

▼ゲスト 菅野完(著述家)
▼聞き手 池田香代子(翻訳家)

初回放送・2015年8月17日 

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Harbour Businness Online(ハーバービジネスオンライン)

◆安倍談話」に垣間見える日本会議主要メンバーによる「20年前の意趣返し」――シリーズ【草の根保守の蠢動 第14回】

2015年08月15日 
http://hbol.jp/56319


==略==
 
そう、「こうした」の四文字が付け加えられていたのだ。

 つまり、連立与党執行部側は、「こうした」の四文字を挿入することにより「植民地支配や侵略的行為」の主体は「わが国」であると明確に表現することに成功したのだ。


 騙し討ちにあった格好の反対運動の運動家たちは「自民党は我々をペテンにかけた!」と怒りをあらわにし、反対運動側と連立与党側の連絡窓口となっていた村上正邦氏を糾弾しだした。なかには、村上氏のネクタイを締め上げるほど激昂したものもいたという 
。
村上正邦氏はこの難局を「衆院で可決させても参院で可決させない」と反対運動側に約束することで切り抜ける。かくて、「戦後50年決議」は、衆院でのみ可決されるという国会決議としては極めて異例な結末を迎えることとなった。

20年後の意趣返し

 あれから20年。

 その間、「50年決議」は「村山談話」「河野談話」「小泉談話」と引き継がれていった。謝罪決議反対運動に従事した人々は、この「50年決議継承の歴史」を、屈辱として捉えていたであろうことは想像に難くない。

 彼らにとって屈辱の歴史が続くなか、1997年には「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」は大同団結し、「日本会議」が生まれた。その後も、彼らの運動は、国旗国歌法制定、教育基本法改正、夫婦別姓潰し、皇室典範改正反対運動、 男女共同参画事反対運動などなど。。。と、着実に成果をあげ、「日本会議」としての影響力も誇示できるようになった。

==略===

 そして、ようやく迎えた戦後70年。

 昨日発表された「安倍談話」は、前述のとおり「謝罪も反省も侵略も植民地も、誰が主体なのか全く明確でない」のが特徴だ。

 もう、言うまでもないであろう。この「誰が主体であるか全く明確でない」言い回しこそ、20年前、彼らが求めていた文案の方向性そのものではないか。

「50年決議」以降、「侵略や植民地支配の行為主体者が日本であることを明確にする」言い回しは、曲がりなりにも、その後の相次ぐ談話の中で引き継がれてきた。しかし今回、その明確性は胡散霧消した。

「行為主体者が誰であるかを明確にするかしないか」という点では、時計の針が20年逆戻りした観さえある。

 そして、時計の針を20年戻したものは、彼ら –一群の人々— による「20年前の意趣返し」であると筆者には思えてならないのだ。

<取材・文/菅野完(TwitterID:@noiehoie)>

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