Re: [CML 038558] Re: いまも続く「シールズと関わりがあるとおぼしき人たちから」の執拗な鄭?汀さんバッシングと福島在住の林智裕さんの批判する「福島」の暴力的な反原発デモとの相似性について
檜原転石
hinokihara at mis.janis.or.jp
2015年 8月 17日 (月) 06:55:22 JST
檜原転石です。
ひこぱぱさん、こんちは。
On 2015/08/16 22:54, Morihiko Hamada wrote:
> 先月の投稿に対して今さらながらの質問、かつ細かい質問で申し訳ないのですが
>
> 「英語使用の命名の大間違いは言うに及びませんが、まあ大学授業が英語で行われ
> 始めた日本では、若者も英語帝国主義の僕になるのは必然なのでしょう。」
>
> この文章の意味が分かりません。
> 英語使用の命名の大間違い?
> 英語帝国主義?
> 具体的にお教えくださいませんか?
▼パキスタンの大学における英語、ウルドゥー語教育の現状
‐現地調査報告‐
http://www.tufs.ac.jp/common/fs/ilr/ASIA_kaken/_userdata//20140606mamiya.pdf
・・・
パキスタンにおける英語(公用語)
社会階層間の格差はあるものの、英語の通用度は高い
連邦政府から発出される公式文書はすべて英語
憲法、法律の原文は英語
私立学校、大学での教育言語も英語(高等教育の教科書はすべて英語)
都市部では、英語だけで仕事をするビジネスマンも少なくない
南アジア系英語の重要性(いわゆるインド英語、Hinglish)
→話者人口の多さ(パキスタン、インド、バングラデシュ3カ国だけで約15億
人、世界に広
がる南アジア系移民)
研究対象としての南アジア系英語
▼マララさん国連スピーチ全文(英語)(抄訳)~そのソウル・スピーチ
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11571800656.html
日本人が英語を話せないのは、英語など話せなくても生活していけるわけで、
これこそが幸せの証なのですが、英語帝国主義の隷属民(注:別表現の「幸せな
奴隷」は津田幸男によれば支配言語である英語に支配されていると気づかない人
間)はそうは考えない。
長野県知事時代の田中康夫は、パブリックサーバントだとかクリエイティブな
コンフリクトとか、ちんぷんかん語を駆使しまして、ばーさんじーさん
は?????でした。
★英語使用の命名~SEALDsと海軍特殊部隊SEALs(アザラシ)~
「自由と民主主義のための学生緊急行動」という立派な日本語の名前があるわけ
で、何もほとんどの日本人には意味不明のSEALDsなど名乗る必要もない。また
シールズの音は米海軍特殊部隊SEALs(アザラシ)のシールズ(映画などでもお
なじみ)とほぼ同じで、軍国日本に反対する学生が米海軍特殊部隊シールズ──こ
れから自衛隊はシールズの2軍としても活躍する──を知らないのはいかにもまず
いし、名前が似ているのもまずすぎる。
例えば「緑茶会」という命名が澤藤統一郎から米国の草の根右翼運動「ティー
パーティー」を連想させると非難されましたが、シールズの場合も同様です。
言葉を短くしないと街頭では使えないと反論があるのでしょうが、意味不明のア
ルファベットを並べても人は見向きもしない。まあ例えば地方のご老人がSEALDs
というも文字を見た場合を想像すれば・・・。アルファベットが2文字(JA)、
3文字ならともかくも、SEALDsの場合は6文字、10年ぐらい使い続けても、言
葉を覚えてもらえない。
★英語帝国主義
京大ではいくつかの講義が英語で行われはじめているようですから、日本の大
学も英語帝国主義のしもべ(僕)になって、日本語撲滅運動に荷担し始めた。
かような状況下なら、SEALDsを名乗る学生が出てきても不思議ではない。
英語は支配語・金持ち語ですから、人は上昇するためにそれを学ぶ。かような
弊害をガンディーはこう言っている。
大石俊一『英語帝国主義に抗する理念 「思想」論としての「英語」論』より
ガンディーの言葉「これは絶対的に愚かしいことではないのか。奴隷状態の印で
はないのか。・・・・・インド人を奴隷化したのは、私たち、英語を話すインド人な
のである。インド国家の呪詛はイギリス人ではなく私たちに責任がある」
私も大学の体験入学で英語の授業を保護者として参加しましたが、私の英語耳
では講師の発音の英単語を完全に聞き取ることは難しく、ほぼギブアップ(プロ
レス用語)でした。この事態がこれから日本では小学校・中学校などでも起こる
わけで、恐ろしいことです。
おまけで言わしてもらえば、学生が組織の命名で英語の堪能さを誇りながら
も、SEALDs声明では、トンデモ和製英語「ブラック」(「ブラック企業」・「ブ
ラック大学」など)を使っているわけで、ブラック→黒人の意味ぐらい知っとけ
よと愚痴りたくもなります。
また、大学の英語による講義などの批判は、差別用語を使っちゃってますが寺
島隆吉の以下──
★論文 「英語で授業」が進行させる「一億総白痴化」
http://www42.tok2.com/home/ieas/EnglishClassInEnglishMakesJapaneseIdiots.pdf
★英語の学力低下は、誰がもたらしたのか―文科省が初調査「高3英語力は中卒程
度」(上)http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-215.html
★英語の学力低下は、誰がもたらしたのか―文科省が初調査「高3英語力は中卒程
度」(下)http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-216.html
▼チンプンカン語を聞くジジババ
【黒人思想家カーマイケルの言葉】
もし、白人のだれでもアメリカを発見したのはだれかとたずねれば、必ずやクリ
ストファー・コロンブスと答えるだろう。もし中国を発見したのはだれかとたず
ねれば、マルコ・ポーロというにちがいない。私の生まれた西インド諸島につい
ていえば、ウォルター・ローリー卿があらわれるまで、私は発見されなかったこ
とになる。コロンブスはアメリカを発見したのではなかった。彼は記録の上で、
アメリカに足跡を印した最初の白人だったのだろう。ただ、それだけの話であ
る。コロンブス以前にもアメリカに人間は大勢いた。ただ不幸なことにかれらは
白人ではなかった―白人のヨーロッパにとって不幸なことに、そして白人でない
われわれにとって幸いなことに。しかし、白人は意識的にも無意識的にも非白人
の存在を認めなかった。もし、ジンバブウェにやってきたイギリス人が他の文化
を尊重する気持ちを少しでももっていたら、その土地の言葉を話し、そこの宗教
をとりいれて、英語の使用を強要などしなかったはずである。
以上『「英語」イデオロギーを問う』大石俊一(開文社出版)より孫引き
***
「もし中国を発見したのはだれかとたずねれば、マルコ・ポーロというにちが
いない。」は嘘っぽいですが・・・
さて、小学校からのイングランド語の授業をどこかの諮問機関が答申しました
が、どうやら授業も「英語」だけでやることを奨めている。
長野新知事康夫ちゃんは、パブリックサーバントだとかクリエイティブなコン
フリクトとか、長野の爺婆には皆目チンプンカンな言葉を使って喜んでいます
が、これだから植民地型エセ知識人は度し難い。まさかまっさこさまブランド品
を纒い相手を誑かす同じ性根ではと、こちとら勘ぐってしまうボロは着てても心
はニシキヘビの労働者。ななんか暮らしにくい精神衛生上、しかあし姓名判断カ
ルト知事候補よりは多少はましだから隠忍自重。
侵略語といえば日本語も活躍した時代があった。授業中は日本語のみ、もち朝
鮮語は駄目。子どもの質問も日本語。朝鮮人の先生も日本語使用。もし朝鮮語を
使った場合罰金一銭とかの取り締まりもあったみたい。これと同種のことはアイ
ヌ語でも琉球語でも当然やりました。
う~ん将来の「英語」の授業風景と多分そっくりなんだから。自己植民の道を
せっせと歩む日本はどこへ行くのか行かないのか。長生きだけが幸せだとは限ら
ない、多分そう言うことだろう。チンプンカンチンプンカン・・・
> 戦後もずっと日本は戦争を続けてきたし、唯一の被爆国などではないという本旨
> については全く賛成です。
>
> -----Original Message----- From: 檜原転石
> Sent: Sunday, July 19, 2015 4:46 PM
> To: 市民のML
> Subject: Re: [CML 038558] Re: いまも続く「シールズと関わりがあるとおぼし
> き人たちから」の執拗な鄭?汀さんバッシングと福島在住の林智裕さんの批判す
> る「福島」の暴力的な反原発デモとの相似性について
>
> 檜原転石です。
>
> 萩谷良さん、こんちは。
>
> まず初めに確認しておきたいことは、この国では映画『南京1937』『南京!
> 南京!』『ジョン・ラーベ 〜南京のシンドラー〜』などを映画館でもなかなか
> 見られず、テレビなどではまず見られないという情況にあるということです。
>
> この不幸が若者を侵略戦争知らずの、例えばアジアの若者交流でも、東京外大の
> 学生が偽満州国の「五族協和」を持ち出してしまう事態を生んでいます。
>
> さて、私も以下のように、SEALDsの「あら探し」(注:海軍特殊部隊SEALsアザ
> ラシのあら探しではない)をしている1人ですから、一応反応しておきます。
>
> まあ簡単な話、齢を重ねると若者よりは多少が知識が多いということで、年寄り
> はついしゃしゃり出て若者批判をすることは多々あります。
>
> 昔の私もSEALDs並に歴史を含め全般に無知だったので、SEALDsはSEALDs程度の運
> 動を起こしたのだから、そこは評価すべきという態度もあるかもしれません。
>
> だがしかし──、批判によって運動内部が何か変わる可能性があるなら、私たちは
> 批判を控えるべきではなく、批判に答えられない若者は歴史の勉強に励めばいい
> のです。今までは左から右への転向ばかりでしたが、これからの若者は右から左
> への転向しかないでしょう(笑)。
>
> 英語使用の命名の大間違いは言うに及びませんが、まあ大学授業が英語で行われ
> 始めた日本では、若者も英語帝国主義の僕になるのは必然なのでしょう。
>
> ほとんどの日本人が愚劣な右翼になってしまった今、若者の運動に多くを期待す
> るのは所詮無理な話ですから、私は何を期待するのでもなく、やらないよりやっ
> た方が良い程度の感想しかありませんが、鄭さんの批判を含め在日コレアンの批
> 判は私から見てもまっとうなもので、「あら探し」でも何でもありません。
>
> 問題は、また最初に戻り、「ほとんどの日本人が愚劣な右翼になってしまった
> 今、若者の運動に多くを期待するのは所詮無理な話」だから、若者の運動への批
> 判も結果として「ぬかに釘」程度のものにしかならないという事です。
>
> まあ余りに社会の軸が右に傾いたため、リベラル程度の第三者から見れば、どん
> なまっとうな批判もあら探しにしか見えない事態が進行しているということで
> す。多分、侵略の歴史及び戦後の歴史に無知であろうSEALDsの反論もあり得ない
> でしょう。
>
> 誰でも知らないことの方が知っていることより多いわけで、無知は恥ずかしこと
> ではありません。知っていることでも、メディア(ミーディア)の洗脳で善悪を
> 逆転して知識にしていることだってあります(注:例えばテロ国家イスラエル問
> 題など)。
>
> 私たちが間違ったことをこまめに指摘しておかないと、日本人総体の知的退廃は
> 止めもなく進んでしまうでしょう。
>
> 私たちは、たとえ老害だと言われようと、右翼の若者を左に転向させる義務があ
> ります(笑)。私たちがほとんどの日本人が愚劣な右翼になった今を作ってし
> まったからです。
>
> 反「在特会」が反歴史修正主義につながらないのは何故なのか?反「安保法制」
> が、密接に絡みつく反安保・反天皇制までにつながらないのは何故なのか?反強
> 欲企業独裁への道筋は?
>
> 右翼の若者を左に転向させなければ、何も解決されません。
>
> 追記:SEALDsにも見られる“自国民中心主義”については、徐京植の批判が必読
>
> ▼SEALDsの用語、「唯一の被爆国」とトンデモ和製英語「ブラック」
> http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=SEALDs%A4%CE%CD%D1%B8%EC%A1%A2%A1%D6%CD%A3%B0%EC%A4%CE%C8%EF%C7%FA&sk=0
>
>
> ▼2015-03-27
>
> 和解という名の暴力 ─ 朴裕河『和解のために』批判(徐京植)
> http://east-asian-peace.hatenablog.com/entry/2015/03/27/234334
>
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