[CML 039137] 「祖国イギリス」のために戦った
donko at ac.csf.ne.jp
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2015年 8月 14日 (金) 02:12:12 JST
坂井貴司です。
転送・転載歓迎。
太平洋戦争中、日本の植民地だった朝鮮と台湾から多くの人々が日本軍に兵士
・軍属として戦場に送られました。「畏れ多くも天皇陛下のために戦え!」と命
令された朝鮮人や台湾人たちは、自分たちを支配する日本のために戦いました。
そして大きな犠牲を強いられました。
これと同じことを、しかも日本よりもはるかに大規模に行ったのがイギリスで
した。植民地にしていたインドやアフリカ、カリブ海諸国から集めた多くの人々
を、イギリス軍の兵士として戦わせました。
第一次世界大戦の時、植民地から多くの人々をイギリス軍兵士として戦場に送
り込んだイギリスは、第二次世界大戦が始まると、同じように植民地の人々に
「祖国イギリスのために戦え!」とイギリス軍の軍服を着せて戦場に送りました。
ジャマイカやバハマ、グレナダなどのイギリス領西インド諸島の人々に対しイ
ギリスは、
「もしナチスドイツが勝利したら、奴隷制が復活する」
と宣伝しました。奴隷制が廃止されてから100年も経っておらず、その恐怖と屈辱
の記憶が生々しかったことから、人々はそのプロパガンダを真に受けました。数
千人もの人々がイギリス軍に入隊し、ヨーロッパへ向かいました。ユニオンジャ
ックの旗の下で、彼らはナチス・ドイツと激しく戦いました。大きな犠牲を払い
ました。
戦後彼らの多くは労働力不足にあえぐイギリス本土に移住しました。しかし、
肌の色による差別を受けました。人々は戦争の記憶を背負って人種差別に立ち向
かいました。
「祖国イギリス」のために戦ったカリブ海の人々の記録です。
NHKBS1
BS世界のドキュメンタリー
「カリブ海から来た兵士たち」
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=150807
放送日:8月14日
放送時間:午後5時00分〜
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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