[CML 039114] 日本が領海紛争の原因を作った

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2015年 8月 13日 (木) 00:46:42 JST


 坂井貴司です。
 フェイスブックで知りました。
 
 西サハラ問題など、アジア・アフリカ・オセアニアの植民地支配の後遺症の研
究家である高林敏之さんの指摘です。

 現在大きな問題になっている南シナ海の領海問題の原因を作ったのは日本だっ
た、と指摘しました。

 1939年、日本は南シナ海の南沙諸島にいたベトナム人やフランス人を追いだし
て、この島々を「大日本帝国領台湾高雄」に編入しました。竹島(独島)、尖閣
諸島(釣魚諸島)と同じパターンの、一方的な領土編入でした。
 太平洋戦争敗北後の1952年、日華平和条約により日本は正式に同諸島や西沙諸
島の領有権を放棄して、中華民国に(法的に)明け渡しました。それが、中国が
南シナ海全域の領有権を主張する根拠になっているということです。
 
 (ここから)
https://www.facebook.com/takabayashi.toshiyuki?fref=ts 

 南シナ海における中国の拡張主義を非難する日本人は多いが、台湾(中華民国)
も南シナ海の奥深くの島で滑走路を建設していることを批判する向きを寡聞にし
て知らない。しかも滑走路建設を本格的に手がけたのは台湾独立派の民進党、陳
水扁政権の時である。
 
 そもそも歴史を紐解くと、南沙諸島からフランスやベトナム人を駆逐して開発
を進め、1939年に台湾総督府支配下の高雄に編入したのは日本。日本の敗戦後に
中華民国が同諸島の接収を進め、1952年の日華平和条約により日本は正式に同諸
島や西沙諸島の領有権を放棄し中華民国に(法的に)明け渡している。だから中
華民国もこれらの島々の領有を主張しているし、これなしには中華人民共和国に
よる領有権主張の根拠もなかった。

何のことはない、日本が領有権紛争の原因を作ったわけだ。坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
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