[CML 039012] 【再掲ブログ記事】■マスコミが書かない麻生財閥の深い闇
山崎康彦
yampr7 at mx3.alpha-web.ne.jp
2015年 8月 7日 (金) 11:42:25 JST
いつもお世話様です。
【杉並からの情報発信です】【YYNewsLive】【市民ネットメデイアグループ】
【家族勉強会】【草の根勉強会】【山崎塾】【1000万人情報拡散運動】を主宰
するネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。
7年前の2008年10月22日にアップしましたブログ記事を再掲します。
【再掲ブログ記事】
■マスコミが書かない麻生財閥の深い闇
2008-10-22 杉並からの情報発信です
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/f8a7c348d2cc74b5e6e93ef3117484da
麻生財閥(麻生グループ)は現在、麻生ラファージュセメント(株)を中核に64社、
総売上1,380億円、社員数6250名を数える九州屈指の企 業グループとなっていま
す。麻生太郎氏は、祖父麻生太吉氏、父麻生太賀吉氏の後を継ぎ、1973年にグ
ループ中核企業の麻生セメント(株)の代表 取締役社長に就任しています。
1979年の衆議院議員選挙で初当選し政界に転進して家業を実弟の麻生泰氏に譲っ
たからといって、麻生太郎氏が麻生財閥の三代目当主でった事実は 消せませ
ん。当主として戦前の麻生炭鉱の暗い歴史の責任から逃れられないのは当然のこ
とです。
なぜなら、安倍晋三元首相、福田康夫元首相に続いて、総選挙での国民の審判を
受けることなく、自民党総裁選で勝利して2008年9月に第92代内 閣総理大臣に彼
が任命されたのは、麻生財閥のもつ財力であり、その大部分は、戦前の麻生炭鉱
に強制連行されて来た朝鮮人労働者1万人をただ同然で 酷使して搾取した巨額の
未払い賃金がその源だからなのです。
戦前の麻生炭鉱で10,000人の強制連行朝鮮人を強制労働させ賃金をそっくり搾取
することなくしては、現在の麻生財閥はありえず、したがって今 の麻生太郎内
閣総理大臣もありえなかったといっても過言ではありません。
戦前の麻生炭鉱での劣悪な労働条件の実態は、下記URLの調査報告書「麻生炭鉱
の強制労働」(戦時強制労働の調査「人権平和・浜松」)に詳しく書 かれています。
http://www16.ocn.ne.jp/~pacohama/kyosei/2asou.html
この調査報告書の中で、強制連行朝鮮人労働者がどのように働かされ支配され搾
取されていたのかが詳しく書かれています。
「納屋の布団は万年床で真っ黒であり、交替制で誰かが寝た。人繰りが毎夕入坑
の督促をし、二交替制だったが、五時に入坑して昇坑が一〇時というこ とも珍
しくなかった。坑口から六〇〇メートルを人車で行き、そこから切羽まで歩い
た。朝鮮人が危険なところを担当した。検炭係がボタの量を見て函 引きし、賃
下げをした。低賃金で遅配が多く、食事も衛生も悪かった。納屋の頭領は賃金の
三割ほどをピンハネした。労働災害があっても朝鮮人には適 用されなかった。
納屋では独身坑夫が死んでも朝鮮の故郷に知らせないことが多かった。遺族に弔
慰金や補償金を支払うのが惜しく、アリラン集落の下 の無縁墓地に埋めて知ら
ん顔だった。一九三四年のガス爆発の時には生存者がいても密閉したために朝鮮
人が入坑を拒否した(『林・記録』三〇五〜、 三二一頁)。」
また、朝鮮労働者がどのように強制連行されたのかの具体的な証言も書かれてい
ます。
「文さんは一九一六年生まれ、全南霊岩郡出身。結婚したばかりの一九四二年の
末、面の巡査と書記らが土足で侵入し、「一緒に来い」と巡査に家の外 に突き
出された。このとき面から三四人が連行された。順天で九州の炭鉱に行くと告げ
られた。麗水で一六〇人ほどとなったが、監視人が手に木刀を持 ち、海岸の倉
庫に入れられ外から錠を掛けられた。軍服を着た男に本人かどうか照合を受け、
身体検査され、九州の麻生炭鉱に行き、一年で帰国できる と聞かされた。一九
四三年の元旦に博多につくと、憲兵が監視するなか麻生の労務や協和会の幹部が
出迎え、博多駅から原田経由で赤坂炭鉱に連行され た。収容された寮は兵舎の
ような建物であり、高さ三メートルの板塀、鉄条網があった。寮の中央にはガラ
ス張りの監視塔があった。一棟が五部屋であ り、四畳半の一部屋に五人が押し
込められた。寮の入り口はひとつであり、そこに労務の詰所があった。朝五時に
起こされ、広場で点呼を受けた。宮城 遥拝、君が代、皇国臣民の誓詞のあと、
六時に入坑した。六時から九時までの一五時間労働だった。「これから敵のトー
チカを攻撃する。突撃進め!」 と坑口へ追いたてられた。食事は大豆かすと麦
を混ぜたものが多かった。労務は見せしめに死ぬほどに叩いた。強制貯金され、
送金は最初の二〇〇円が 送られたきりだった。労務にそれを糾すと、なぜ朝鮮
に問い合わせたのかと逆に木刀でたたかれた。」
また、炭鉱周辺には朝鮮人女性が性の奴隷として連行されていた事実も次のよう
に書かれています。
「アリラン集落には朝鮮人女性を置く店があり、女性たちが騙されて連れてこら
れた。朝鮮にブローカーがあり、娘たちを選炭婦にするなどと騙し、親 に一〇
〇〜二〇〇円を渡して、「三等料理屋」に売り渡した(『林・記録』三三一
頁)。飯塚や鴨生には鄭在鳳が経営する店もあった(『林・記録』四 三一
頁)。鄭清正さんも飯塚へと朝鮮の女性たちが連行され性的強制を受けていたこ
とを記している(『怨と恨と故国と』八七頁)。」
又炭鉱事故等で多数の朝鮮人労働者が死亡したが、死者に対する麻生炭鉱の対応
も次のように書かれています。
「赤坂の請願巡査だった松藤要吉さんはつぎのようにいう。死者が出ても、炭鉱
は石炭がもったいないと火葬しないで無縁墓地に穴を掘って埋めた。馴 れない
労働でずいぶん命を落とした。朝鮮式の土饅頭がたくさんできた。労務が勝手に
処分して知らせない状態だった(『林・記録』四〇三頁)。」
日本のマスコミは、このおぞましい麻生財閥の暗い過去を意図的に報道しないで
います。
「イギリス人ジャーナリスト(ガーディアン紙の元アメリカ特派員)のクリスト
ファー・リードによると、麻生一族による強制労働の記事を掲載するこ とを多
くのメディアが拒否したという。しかも、その中には「左翼」と見なされている
日本の媒体(そんなもの存在しないというのが筆者の感想だが) も複数、含ま
れていた。日本で掲載したのは英語紙の「ジャパン・タイムズ」だけ
だ。・・・・」 (調査ジャーナリスト桜井春彦氏)
日本のマスコミが報道しないのであれば、我々の「草の根webネット」でこの事
実を出来るだけ広く、友人、知人に拡散させましょう。
麻生太郎氏は、麻生財閥の暗い歴史を封印したまま日本の首相として延命するこ
とはもはや許されることではありません。
(終わり)
*************************
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】
情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7 at mx3.alpha-web.ne.jp
*************************
CML メーリングリストの案内