[CML 038945] 今日の言葉 ――ライプツィヒに始まる「月曜デモ」の意味は決して過少に評価されてはならないだろう。「ベルリン11.4」をもたらしたのはライプツィヒ市民による「月曜デモ」の継続であった。
higashimoto takashi
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2015年 8月 3日 (月) 16:43:52 JST
【高校生渋谷デモ】
戦争法案に反対する高校生渋谷デモにまるまる付き合った。取材していてとてもチカラが沸いてきた、クソ暑かったが、彼ら
の方が熱い。16歳から18歳くらいの時期が本当ならば人生で一番楽しい時期だもんな。SEALDsに比べてもコールのセンス
とスピードがいい。これほどの数の高校生が日本でデモやったのって、40数年ぶりだと思うぜ。「民主主義って何だ? コレ
だ!」「戦争法案、なまらムカつく」「火事が好きだね 自民党。たとえが下手だね
自民党」「国民 なめんな 勝手に決めんな」
「裸の王様って誰だ? アベだ」「アベシンゾーから子供をまもれ!」などなど、語感のリズムがいい。汗だくで撮った写真をア
ップしよう思ったけど、カメラを会社に忘れてきちゃったんで。あしたアップします。とりあえず、毎日新聞で代用(略)。(金平
茂紀 2015年8月3日)
Blog「みずき」:「国民」というスローガンについて「外国人の存在を無視している」「排外的だ」という批判があります
が私はそうは思いません。高校生たちにとっての「国民」はニッポンというクニに住んでいるすべての人々を指して
いるはずです。行政のいう「国民」やナショナリズムやパトリオティズムの一面の概念としての「国民 (nation)」とは
区別する必要があるでしょう。この点については改めて論じます。
【「学者の会」と「SEALDs(シールズ)」共同デモ】
45年前の「70年安保」のとき、国会の近くを通るデモに初めて参加した。高校生だった。デモの最後尾で、「沖縄を返せ」「安
保粉砕」などと唱和していた。ドイツ語の「シュプレヒコール」(Sprechchor)が一般化していたから(中島みゆきの「世情」の歌
詞にもある)、「シュプレヒコール! 日米安保条約を破棄するぞォ! 」といった具合だ。(略)「安保関連法案に反対する学者の
会」と、学生たちのグループ「SEALDs(シールズ)」の初の共同行動。「学者の会」の軸になっている佐藤学氏(学習院大学教
授 教育学)から国会前でスピーチしてほしいと依頼されていたので、最初の集会から参加した。(略)この日、「学者の会」で
国会前スピーチをするのは2人だけ。しかも、与えられた時間は5分である。(略)5分のスピーチは、学生たちを励ます言葉
に特化することにした。マイクを握り、「民主主義って何だ」「これだ」というコールに感銘を覚えたことを率直に述べた。これ
は1989年9月に、旧東ドイツの古都ライプツィヒの市民が、外国旅行の自由化と自由選挙を求めてデモを行ったときのスロ
ーガン、「私たちが人民だ」(“Wir sind das Volk.”)を想起させる。「ベルリンの壁」崩壊のかげに、実は、小さなデモの積み重
ねがあった。もちろん、市民のデモだけで「ベルリンの壁」が崩れたわけではない。誰もそんなことは言っていない。市民の
デモのうねりが、権力内部の矛盾を拡大し、弥縫策をとろうとしてミスが連発され、その弾みであの日、あのタイミングで壁
は開いたのである(略)。勇気ある1000人から始まった人々のデモのうねりと広がりがなければ、東の体制はまだしばらくは
存続しただろう。歴史のダイナミックな展開をしっかりみれば、ライプツィヒに始まる「月曜デモ」の意味は決して過少に評価
されてはならないだろう。「ベルリン11.4」をもたらしたのは、ライプツィヒ市民による「月曜デモ」の継続であった。(水島朝穂
「今週の直言」2015年8月3日)
【山中人間話】
・新たな世論調査(8/1,8/2)では「安倍内閣の「支持率」は、前回の調査より4.6ポイント下がって46.1%、「不支持率」は
前回より5ポイント上がって52.8%と支持率を初めて逆転しました。」
http://t.co/pHs2OcWHGU TBS ニューズ
・渋谷で高校生デモ「安保法制反対」 SNS通じ集まる http://t.co/ToRS9aP0z7
朝日新聞
ほか。以下、省略。下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1425.html
東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/
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