[CML 038902] 内田聖子のTPPウォッチ vol.7★ウィキリークスがTPP交渉の最難航分野の一つ「国有企業」に関する文書をリーク(PARCメール通信 Vol.17)

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2015年 8月 1日 (土) 06:10:55 JST


紅林進です。


内田聖子のTPPウォッチ vol.7ほか、PARCメール通信 Vol.17を
転載させていただきます。

********転送・転載、歓迎**********
◆PARCメール通信 Vol.17
・内田聖子のTPP交渉ウォッチ!vol.7
・【イベント】戦後70年 経験を語り継ぎ、わたしたちがつくる平和 
 第1回 戦争体験を受け継ぐということ 
 ―いま・ここにある危機と結んで
・国内エクスポ―ジャーツアー 
岐阜県垂井町、揖斐川流域を訪ねる「穏豊(おんぽう)社会をめざして」
・【イベント】今後のPARCのイベント一覧
http://www.parc-jp.org/
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(1)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
内田聖子のTPPウォッチ vol.7
★ウィキリークスがTPP交渉の最難航分野の一つ「国有企業」に関する文書をリーク
http://uchidashoko.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html
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29日、閣僚会合のさなかにウィキリークスが
TPP交渉の最難航分野の一つ「国有企業」に関する文書をリークしました。
翻訳文はこちら→http://uchidashoko.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html
原文はこちら→https://wikileaks.org/tpp-soe-minister/

以下PARCとともにTPP反対運動を続けている山田正彦・元農林水産大臣
のリーク文書への分析です。
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始めに、ウイキリークスのリークは米国では「非公開の公式文書」として認められていて、
日本でもTPP差し止め訴訟の証拠として提出できるものです。

(1)
ここでの国有企業とは国(公共)の支配下にある法人の行う事業をさすもので、
日本の場合は
・国民健保
・共済健保
・建国保険組合
・国立、市立、離島などにある県立病院
・畜産振興事業団エーリックなどの野菜、砂糖、畜産物の価格安定資金の事業
も含まれます。TPPでは例外があるとすれば、すべて明記します。
他の11か国の同意を得ておかなければ、
ネガティブリスト方式なので全てが該当します。

(2)
政府は国民皆保険制度をそのまま堅持すると言ってきましたが、
外国の保険会社との関係では、明らかに国有企業として、
政府の関与が差別的で不公平な競争であり、
「相手国企業の不利益」をもたらす「反競争的な行為」であるとの攻撃を受けるものと思われます。

(3)
また中小企業などの政策金融公庫、住宅金融公庫などの公的な金融機関、
労働組合、生協、農協などの共済保険にも適用されて、
政府による税制上の優遇措置などもすべて該当します。

(4)
新聞でも一部報道されましたが、
国だけに限らず地方自治体の公共事業も国有事業に準じて、
例外、工事の限度額がTPP協定で明記されない限り、 
日本の中小の企業と米国のペクトル、ゼネコンなどと英語と自国語との競争入札になります。

(5)
今回のリークされた内容からすれば、
これらの「差別的」「公平な競争」「相手国企業に不利益を与えない」
「反競争的」は条項に反したらISD条項によって解決されることになっています。
政府は莫大な損害賠償を求められることになります。
しかも、これらの規制そのものが、非常に曖昧で広範なものになっていますが、
ISDでは外国資本の投資から賠償を求められたら、
日本政府がそうではないことを立証しなければならなくなります。極めて困難です。

(6)
漁業補助金の禁止は報道されましたが、
農業、医療、国立大学などに出される補助金も
日本政府は自
 由に決めることはできなくなります。
今回明らかになったのはTPPでは、政府が補助金を出すにしても
一定の基準定めることが求められていることです。

(7)
今回のリークでは日本政府による外資企業への
「反競争的な行為」は禁止されています。
例えば食の安全で私自身も訪米の際
遺伝子組み換え食品の表示義務を止めてほしいと言われましたが、
まさにこれら法律は「反競争的な行為」に該当するのです。

(8)
今回リークされた国有企業の章は2013年12月7日〜10日までに
出されたものであることを注目してください。
今回次々に新聞で報道された牛肉、豚肉の関税もかつて読売新聞がリークしましたが、
その通りになっているにかかわらず平気で誤報
と言い張りました。
この間2年近く交渉を重ねての今日なので、リークでの疑問部分はすべて解決済みであると考えられます。
それの情報開示を先ず、私達は求めなければなりません。
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★ハワイ閣僚会合 現地報告会を開催します★
帰国直後、ハワイで何があったのか、最新報告会を開催します。
ぜひご参加ください!
https://www.facebook.com/events/927213293989107/
●日時:8月5日(水)19:00〜21:00
●会場:連合会館 203会議室
 http://rengokaikan.jp/access/
●報告:内田聖子(PARC事務局長)
●特別ゲスト:山田正彦さん(元農林水産大臣、TPP差止・違憲訴訟の会幹事
長)
●参加費:800円 (PARC会員は300円)
★主催:アジア太平洋資料センター(PARC)

(2)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
【PARC自由学校 連続公開トークセッション】
戦後70年 経験を語り継ぎ、わたしたちがつくる平和 
第1回 戦争体験を受け継ぐということ 
―いま・ここにある危機と結んで
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/150801.html
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 2015年は日本の敗戦から70年目を迎える年です。
戦後すぐに生まれた世代の人たちも70代にさしかかり、
かつて日本が関わった戦争の体験を直接知る人は少なくなり、
戦争そのものへのリアリティはますます私たちから遠ざかっています。

一方で安倍政権は、集団的自衛権の行使を柱とした
安全保障関連法案の成立を強行に進めようとしています。
この矛盾に満ちた法案を成立させて日本を再び「戦争のできる国」へと
変容させようとする動きに対して、
各地での市民による法案を阻止するための数多くの抗議運動、
国会での憲法学者からの「集団的自衛権の行使
は憲法違反」との指摘をはじめ、
「戦争法案」反対の世論が高まってきています。

このような状況のなか、
2015年は単に「戦後70年」の節目の年というだけでなく、
「戦争ができる国づくり」への道を食い止めるための重要な局面を迎える年といえます。

PARCは2015年度、「戦後70年」特別企画として3回のトークイベントを企画しています。
ともすれば「知らない時代の話」「戦争のことなど考えたくない」という感覚や
無関心をどうすれば克服できるのか。
第1回目は若手世代の研究者二人をリソースパーソンに、
参加者のグループワークなども取り入れながら「平和」あるいは
「平和への距離」を実感していただくための場とします。

あらためて戦後日本の軌跡をたどり、戦争
 体験者の世代から平和を求める生の声を聞き、
そして次の世代へと「いのちの価値」を渡していきましょう。
安倍政権がいう「積極的平和」というまやかしの言葉でなく、
私たち一人一人の生活や、
他国の人びととつながり共有できる価値に根差した平和を語り、実体化していきましょう。

★PARC自由学校「戦後70年」連続企画は、
8月、9月、10月の月1回開催を予定しています。
今後の日程と詳細は決まりしだい、PARCウェブサイトなどでお知らせいたします。

※このイベントは一般財団法人大竹財団からの助成を受けて開催します。
■日 時:2015年8月1日(土)14:00〜16:45 ※開場13:30
■会 場:連合会館 204会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
 ※アクセス:http://rengokaikan.jp/access/index.html
■参加費:500円/学生無料 ※予約優先
※学生の方は学生証をご提示ください
■登壇者
 遠藤美幸(神田外語大学非常勤講師)
 神子島健(成城大学ほか非常勤講師)
【登壇者プロフィール】

◆遠藤美幸(えんどう みゆき)
神田外語大学非常勤講師(歴史学)。1963年生まれ。
慶應義塾大学経済学研究科博士課程修了。
1982年から88年まで国際線客室乗務員として勤務。
戦争体験者から託された資料を分析した
『「戦場体験」を受け継ぐということ
―ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて』(高文研)が話題となる。
主な論文に「戦場の社会史―ビルマ戦線と拉孟守備隊1944年6月−9月(前後編)」
『三田学会雑誌』102
巻3号(2009年10月)及び4号(2010年1月)など。

◆神子島健(かごしま たけし)
成城大学ほか非常勤講師。1978年生まれ。
戦後責任研究会などで活動。著書に『戦場へ征く、戦場から還る』(新曜社)。
共著に『私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点』(熊谷伸一郎編 合同出版)、
雑誌掲載論文に「当事者なき後の戦後責任論─戦争体験と戦争責任の交錯をめぐって」
(『世界』2014年9月号 岩波書店)など。

◆お申し込み 下記のフォームにて送信いただくか、
メール、電話にてお名前申込人数をご連絡ください。
申込フォーム:http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html

(3)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
●国内エクスポ―ジャーツアー 地域自立の経済づくり 人と自然がつながるコミュニティ
岐阜県垂井町、揖斐川流域を訪ねる
「穏豊(おんぽう)社会をめざして」
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誰もが心穏やかに、そして心豊かに暮らせる『穏豊社会(おんぽうしゃかい)』、
岐阜県西南部を流れる揖斐川流域周辺で展開されている『穏豊社会』を目指す多
様な取組、そして垂井町を中心に見るツアーです。
かつては東海道の宿場町としてにぎわったこの町は、
今ではフェアトレードと地産地消がまちづくりのコンセプトとな
 っています。
地域に根差し、ゆるやかなネットワークを紡ぐ人々に会いにいきませんか?

■日程:2015年9月21日(月)-23日(水)(2泊3日)
■代金:39,800円(現地移動費、食費、宿泊費、保険代、税込)
■申込み締切:8月30日(月)  定員10名
■案内人神田浩史さん(「NPO法人 AMネット」理事、「NPO法人
 泉京・垂井」副代表理事)

【プログラム】(予定)
●9/21(月)
垂井駅集合。泉京・垂井事務所で、神田浩史によるレクチャー。
昼食(地産地消の弁当)垂井町内をまち歩き.
ブランド認証品や地産地消に取り組む店舗の見学など。
夜交流会。
●9/22(火)
揖斐川流域訪問。揖斐川のマチュピチュの空まで続く無農薬在来茶栽培見学。
地産地消の薬草弁当ランチ。揖斐川町春日「麻処さあさ」お話と草木染め体験。
夜地元NPO・穏豊関係者との交流会。
●9/23(水)
揖斐川源流域訪問。揖斐川町坂内・元村長の田中正敏さんに集落を案内いただき、限界集落の現実と、
そこで暮らす方々を訪問(土石流被害、マイクロ発電、高齢者福祉など)
京都、垂井で人気を博した絶品スープカレーで
 のランチ
垂井駅もしくは大垣駅で解散

詳細などにつきましてはお問合せください。

(4)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
●今後のPARCのイベント一覧
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★8月1日(土)【PARC自由学校 連続公開トークセッション】
戦後70年 経験を語り継ぎ、わたしたちがつくる平和 
第1回 戦争体験を受け継ぐということ
 ―いま・ここにある危機と結んで

2015年は日本の敗戦から70年目を迎える年です。
戦後すぐに生まれた世代の人たちも70代にさしかかり、
かつて日本が関わった戦争の体験を直接知る人は少なくなり、
戦争そのものへのリアリティはますます私たちから遠ざかっています・・・
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/150801.html
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★8月5日(水)ハワイTPP閣僚会合で何が起こったのか?ー緊急報告会!
ハワイで何があったのか、私たちはこれからどのような活動をするのか、
みなさんと共有し、語る場です。ぜひご参加ください!

https://www.facebook.com/events/927213293989107/
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★8月7日(金)コンゴ民主共和国における紛争鉱物採掘と環境保護の現状
コンゴ民主共和国北東部は金、タンタル、タングステンなどの
希少鉱物の採掘地でありながら、そのことによって紛争が長期化している地域です。
そして、紛争は人びとの安全を脅かすだけでなく、
ゴリラなどの絶滅危惧種の生態系にも深刻な影響を及ぼしています。
それだけでなく、紛争下では十分な保全活動を行うのも困難であり、
同地域ではまさに紛争の長期化が最大の環境破壊の要因になっています。
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/150807.html
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★8月14日(金)PARC BAR★年に一度の交流会
お盆休みの真っ只中、PARCの2階教室が一夜限定の多国籍料理店に!?
一日店長の白石孝さん(PARC監事)がつくる特製タイ料理、
福島の新鮮な有機野菜を使った料理、
世界各地からのドリンクメニューを味わいながら、
PARC会員・自由学校受講生・スタッフ・参加者の交流を深め、
普段話せないあんなことやこんなことを語り合う
楽しい一夜を過ごしましょう!

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★8月24日(月)19時〜21時
PARCニューエコノミクス研究会第3回
新しい豊かさ指標の最前線〜フランスの事例を中心に〜

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PARC会員になりませんか?(年会
 費12,000円~)
○雑誌『オルタ』が届く!
○PARC制作ビデオが常に2割引に!
○自由学校の講座への単発受講が可能に!
→ http://www.parc-jp.org/guidance/guidance_02.html
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【編集後記】
先週末、安倍政権反対の大規模国会前行動にて
会員、受講生の方々とともに、声をあげてきました。
場の持つ雰囲気に当てられたり、
うだるような暑さが続いていますので
国会前に連日駆けつけていらっしゃる方々が
体調を崩されないか、やや心配です。
持続的にがんばっていきたいと考えています。

PARCスタッフ 浅田

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◆お問い合せ先◆
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455
E-mail :office at parc-jp.org 

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