[CML 034202] <テント日誌9月29日(日) 経産省前テントひろば1115日目、商業用原発停止376日目>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2014年 9月 30日 (火) 20:07:42 JST


(転送します。ビッグニュースです。
―川内原発を見あげる浜辺に立つテントからー)

テント日誌 9月29日(月)
経産省前テントひろば1115日 商業用原発376日

満点の星空を眺め海亀の帰る日を想像する。久見崎海岸にて
―川内原発を見あげる浜辺に立つテントからー

 どこまでも蒼い海は静かである。暮れなずむ海の光景がつい先程まで見られたのだが、今は満天の空に星を見ている。こんなに近くで星を観たのはいつのことだったろうか。北斗七星の事を教えてくれた兄も旅立って行った。そんな風に夜の空を見ているこの久見崎海岸に川内原発再稼動を監視し、その動きの抗議の意志表示をするテントが立った。このテントは九州博多の九電前テントや経産省前テント、あるいは大飯の丸山公園のテントとは違って浜辺にできた。
この砂浜の夜にはもう都会では見られなくなった星を数え上げられのだが、それだけに困難も伴う。ここのまま続くかもしれないが、いろいろの展開があるかも知れない。しかし、夜には原発からのサーチライトも見えるこの場所に立つこのテントが僕らの意思表示の新しい展開として生まれたことは確かであり、原発再稼動に対峙して多くの人がこの浜に馳せ参ずることもあると思う。

 この久見崎海岸と呼ばれる浜辺は右手には川内湾を挟んでの九電火力発電所があり、左手の方に川内原発の1号機と2号機がある。浜からは青く色塗られた1号機が見える。浜の背の部分は保安林と呼ばれる松主体の雑木林である。目の前には砂浜が広がるが九電の二つの発電所に囲まれて今は何処か荒れ果てた雰囲気もある。目の前には甑島が見えるがかつてはきれいな浜辺だったように思う。
今は、流木の類が人の足を運ばなくなったことを象徴している。むかし、椎名誠が「怪しい探検隊」を引き連れて焚き火をしていたことを思い出したのだが、この流木の類は産卵のために海亀が浜に上がることを拒んでいるそうだ。原発の存在が有形無形の形で海亀の産卵に影響を与えていることはいうまでもない。海亀が産卵する綺麗な海が、原発で汚され、それを拒んできたのだ。産卵のために海亀がやってくるまで季節的に時間がある。流木は燃料として使い、浜辺をきれいにすることは海亀が安心して帰れるに役だつに違いない。

 この砂浜にテントを張り、風に旗をなびかせながら監視と意志表示を続けることは海亀たちにささやかに贈り物をすることだけなのか。このことはまだ分からないことに属するかもしれない。だが、この小さなことのなかに僕らは人類史の根源的な課題をみているともいえなくはない。原発という存在が何を生み、何を失なわせてきたかを、その生成史において見るとき、そしてその未来を考える時に僕らの胸に去来するものだ。海亀は原発もそれを生みだした人間のことも知らない。だが、彼らはその結果するものを知り行動にあらわす。僕らは原発が生み出すものと結果するものとを認識し、次の行動に結果させていくだけだが、それだってなかなか怪しいことになってきている。
人間はかつて亀が察知していたことを我がこととして察知する能力もあった。それは人間が多くの物を得る中で失って行ったものでもある。原発という存在が僕らに投げかけているものが人類の究極的問題であるとすれば、海亀の声ならぬ声と行動はそれに応えるものかもしれない。これは、僕らの想像力の問題かもしれないがそこまでアンテナを延していいことなのだ。そうだ、すこしでもきれいになった砂浜に帰ってきた亀たちに美味しい焼酎でものませてやりたい。

 既に前日の報告でもあったように27日(土)「川内原発再稼動阻止ネットワーク全国相談会」が、28日(日)『ストップ川内原発再稼動!9・28全国集会』が開かれた。28日の集会は鹿児島天文館公園の約7600名が集まり、鹿児島中央駅までデモ行進をした。再稼動阻止に向けた動きは今後されに展開されて行くが、同時に9月27日(土)には「川内原発再稼動阻止!テント宣言』発せられ、テントが設立された。これは非暴力非服従の立場に立ち、緒個人の自力更生(自立と責任)を原則として維持される。場所の砂浜は国有地であるが、テント設置は何ら問題のないものである。
俗にいう非合法的な存在ではない。誰でも自由に使える場所であり、自由な表現の可能なところです。今後の維持や展開は分からないところもあるが、僕は経産省前テントの一人としては連帯して行きたいと思っている。テントは設立したメンバーの責任において存在し、維持されて行くだろうが、遠く離れていてもこころはそこにあるようにありたいと思っている。機会を見て、現地におもむきたいとも思っている。テント場所、そこへの行き方などは随時お知らせしたい。
(三上治)

テントからのお知らせ
9月30日(火)福島事故の責任を問う 9・30院内集会東京地検包囲 12時〜13時30分:院内集会(参院会館講堂) 14時〜14時40分:東京地検包囲行動 主催:福島原発告訴団
10月1日(水) 第3回九電東京支社抗議  17時半〜18時半 (転送者追記)
             第13回東電本店合同抗議 19時〜20時 東電前
10月14日(火)10時30分 テント裁判第8回口頭弁論 東京地裁大法廷




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