[CML 033923] アイドルの戦争認識

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2014年 9月 17日 (水) 23:08:02 JST


 坂井貴司です。
 
 フェイスブックで知りました。
 
 「ももくろ」こと「ももいろクローバーZ」というアイドルグループがありま
す。
 
 このアイドルグループが、戦争に対してどのような認識を持っているのかを語
る対談をしました。
 
 太平洋戦争に関する知識はメチャクチャです。「今時の若者は・・・」と典型
的なつぶやきが出ます。
 
 ところが、戦争そのものに対しては「戦争は絶対にしたくない!」とハッキリ
拒絶しています。「戦争は人が死ぬだけの不幸な出来事」であることを理解して
います。

 まだ希望は持てると思えます。
 
(ここから)
 
「ネトウヨ激怒必至!? ももいろクローバーZが語った、意外な“戦争認識”と
は?」
http://www.cyzo.com/2013/08/post_14198.html

 今月15日で、日本は68年目の終戦記念日を迎える。原爆が広島に投下された6日、
同じく長崎に落とされた9日と、8月は日本人があらためて先の太平洋戦争を振り
返る時期となっているが、そんな中、あのビッグアイドルが戦争について語った。
そう、先日、日産スタジアムでのライブを成功させたばかりの、ももいろクロー
バーZである。

 ももクロが“戦争認識”を披露しているのは、『とくダネ!』(フジテレビ系)
にもコメンテーターとして出演中の若手社会学者・古市憲寿の新刊『誰も戦争を
教えてくれなかった』(講談社)に収録された巻末対談。古市はももクロと仕事
で一緒になった際に「彼女たちが憲法改正に興味を持っていて、それに対して
『戦争は絶対にしたくない』と心配そうに言っていたこと」が印象的で、今回の
対談をオファーしたという。ももクロが憲法や戦争に関心があったというのは驚
きだが、この対談を読んでみると、彼女たちは予想以上に本質的な論議に踏み込
み、それこそネトウヨが激怒しそうな戦争否定発言を連発しているのだ。

 といっても、ももクロのメンバーが歴史に詳しいというわけではない。同書で
は最初に、彼女たちの戦争の知識をチェックするためのテストを行っているが、
その回答は、古市も驚くほどの「予想を超えるカオス」となっていた。

 例えば、「日本が終戦を迎えた日はいつか?」という問いに、有安杏果の回答
は「1038年11月」、高城れには「1975年か1973年?」。「当時、日本と同盟関係
にあった国はどこか?」という問題に対し、百田夏菜子と佐々木彩夏、高城は
「アメリカ」と回答。百田は「アメリカとは仲良かったんじゃないの?」「なん
かアメリカが日本にご飯をくれるイメージがあるんですよ」と、この段階ですで
に、反米保守のオジサンたちが怒り狂わずにはいられない発言を口にしている。

 その一方で、「戦争が終わったときの宣言の名前」については、「ポツダム宣
言」と百田を除く全員が正解。だがこれも、佐々木に言わせると「なんか宣言っ
ていうと、逆にポツダム宣言しか出てこなかった」そう。日清戦争、日露戦争、
第二次世界大戦も、有安いわく「時系列が全然わからない」。玉井詩織にいたっ
ては、伊藤博文が「老中みたいな人に殺された」とタイムマシン的回答をするほ
ど。一方で「高床式倉庫」については、メンバーたちは戦争認識がウソのように
事細かに解説をほどこしている。

 これは玉井が「戦国時代が終わったくらいから駆け足だった」と話しているよ
うに、今の学校教育で近・現代史がおざなりになっていることが原因かもしれな
い。

 ただ、一方で原爆ドームにはメンバー全員で訪れたというし、高城と佐々木は、
ひめゆり平和祈念資料館にも行ったことがある。映画『火垂るの墓』はもちろん、
百田は731部隊の人体実験のビデオまで授業で見ており、高城の場合は「小学校に
あがる前くらいまで生きてた」というひいおじいちゃんから戦争の話を直接聞き、
身体に残る銃弾の傷を見た記憶もあるという。それでも終戦日を1038年だったり
1975年だったりと答えてしまうのは、彼女たちにしてみれば平安時代も昭和も同
じように“遠い昔”でしかないからなのだろう。

 このほかにも、「疎開」のことを「移住」(百田)、「過疎化」(玉井)と答
えるなど、珍回答を連発しているももクロメンバーたち。だが、彼女たちは単に
オバカで無知なだけではない。知識テストが終わって、戦争の是非そのものに話
が及んでくると、一転。今度は、福島瑞穂センセイに爪の垢でも飲ませたいくら
いの反戦論客ぶりを見せつけ始めるのだ。

 例えば、本書の中ではメンバー全員が一貫して「戦争はいやだ」と声を揃えて
いるのだが、これに対して、古市から「昔みたいに国同士が総力を挙げて戦うよ
うな戦争はどんどん減ってて、局所的な戦争が最近では増えているんだ」「(今
は)戦争であまり人が死ななくなっている」と突っ込みが入る。しかし、彼女た
ちはまったくひるむことなく、こう反論するのだ。

「いくら被害がちっちゃくなるとはいえ、誰かは死んだり、自然が破壊されちゃ
うんでしょ」(高城)

「だけど昔みたいなのもちょっと。徴兵制みたいな紙が家に来ても困るよね。自
分の命も大切に思ったほうがいいと思う」(玉井)

「パパにも戦いに行って欲しくないと思っちゃう」「戦争するメリットが、あん
まりピンとこない。デメリットばっかり出てきちゃう」(佐々木)

 太平洋戦争についても、高城が「日本が強くて、島をどんどん拡げようとして
たから、アメリカがそんな自分勝手なことするなって言って、戦争勃発みたいな
感じじゃなかったっけ?」と意外と外していない分析をしたかと思えば、百田と
玉井は当時の日本の支配地域を示した地図を見て、「まじで!? これ全部?」
(百田)、「そりゃ、もっともっとってなるね」(玉井)と、拡張が止まらない
帝国主義の宿命を突くような発言をする。

 歴史に無知な彼女たちが、古市の挑発にもまったくブレることなく戦争否定の
姿勢を貫いているのは、彼女たちが“戦争は人が死ぬだけの不幸な出来事”とい
う本質をきちんとわかっているからだろう。

 しかも、発言の内容以上に感心させられるのが、その度胸だ。少しでもリベラ
ルな発言をするとネット上で「在日」とレッテル貼りをされ炎上してしまう風潮
に、最近は芸能人だけでなく、評論家やジャーナリストまでが怯え、口をつぐむ
ようになっている。そんな中、ももクロはネトウヨのことなんかな〜んにも気に
せずに、あっさり核心に踏み込むのだ。

 例えば、高城は最近の嫌韓の風潮について聞かれ、こう答えている。

「日本でも、韓国にいいイメージを持たない人もいるのと同じで、韓国には韓国
の言い分があるじゃん。それが喧嘩のきっかけになっちゃうんだったら、もっと
ちゃんと韓国の言い分も知りたい。歴史のこととか」

 さすがはももクロ、かっこよすぎるではないか。しかも、その意見は至極真っ
当だ。

 もちろん、こんな発言を繰り返していたら、この先、ネトウヨから「在日」と
ディスられ、炎上するような事態が起きるかもしれない。だが、そうなったとし
ても、ももクロにはぜひ、ブレることなく今の姿勢を貫いていただきたい。同書
の中で古市も指摘していたように、あなたたちは、日本のかすかな希望なのだか
ら。
(文=エンジョウトオル)

(ここまで)

坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
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