[CML 033742] 現代の「民主主義」 弁護士たちにとっての「黒子のバスケ」事件 ――「黒子のバスケ」初公判被告人冒頭意見陳述に見る「時代の病(「落ちこぼれた」痛み)」としての犯罪(3)

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 9月 9日 (火) 22:27:32 JST


一昨日の9月7日付けの「弁護士ドットコム」に「黒子のバスケ」裁判の被告の量刑に対する「弁護士ドットコム」登録弁護士たち12
人の意見が紹介されています。
http://www.bengo4.com/topics/1973/

「日本の刑法は被告人に甘い」が0票、「日本の刑法は被告人に甘くない」が7票、「どちらでもない」が5票というのが投票結果です。
「甘い」「甘くない」は刑法の量刑に対する評価で裁判そのものの評価ではありません。裁判=量刑の決定ではないはずですから
「弁護士ドットコム登録」弁護士たちの裁判評価は量刑の多寡という裁判技術論に傾きすぎているきらいがあるように私には見えま
す。

なぜ、裁判そのものの中身を問わないで量刑のみを丁々発止するのか? 「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現する
ことを使命とする」(弁護士法第1条)という理想の追求など絵空事のあちらの世界のことであって、「現実」という世界、あるいは社会
規範を疑おうとしもしない現代の若手弁護士の「質の低さ」のようなものを私は思わざるをえません。

私は8月22日付けの「今日の言葉」に「黒子のバスケ」裁判の判決報道(毎日新聞 
2014年08月22日)を引いた上で以下のような引
用者注をつけておきました。

私の知る限り、判決に「類例を見ないほど重大で悪質」「くむべき点(情状)など一切ない」などとあるのは、裁判所が検察の求刑どお
りの刑期を言い渡すときの常套文句です。すなわち、紋切り型の判決文。裁判長よ。あなたは「黒子のバスケ」裁判被告人の「冒頭
意見陳述」を読み得たか。もちろん読んだのでしょうが、読んだ上で「くむべき点(情状)など一切ない」などと言うのであれば、あなた
は「文章読解力」など一切ない人だ、と断言せざるをえません。判決文には被告人の心理に寄り添おうとするひとりの人間としての意
気はもちろん、被告人が犯罪を犯すに到る心理への裁判官としての洞察力も微塵も見られません。こうした裁判官の薄っぺらな人間
観察力で人が安易に裁かれてしまう。そうした釈然としない思いは決して私だけのものではないでしょう。(弊ブログ 2014.08.22付)
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-980.html

以下、省略。全文は下記をご参照ください。

■現代の「民主主義」 弁護士たちにとっての「黒子のバスケ」事件 ――「黒子のバスケ」初公判被告人冒頭意見陳述に見る「時代の
病(「落ちこぼれた」痛み)」としての犯罪(3)
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-994.html


東本高志@大分
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