[CML 034524] 新作2題:ジョナサン・コールのビデオ「詳細の悪魔」、「ニュートンvsNIST」

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2014年 10月 17日 (金) 23:37:49 JST


 話をジョナサン・コールのビデオの方に戻してみたい。
 「詳細」つまり*事実を具体的に正確に観測することと、それによって得られ
る具体的で精密なデータ*は、 しばしば、時の権威者・権力者のドグマに否定的
な結論を導くことがある。その場合、「詳細」は権威者・権力者たちの利益と立
場を破滅に追いやる悪魔の巣窟 であり、彼らは専門家たちに「詳細」に触れる
ことを許さない。そして「詳細」に近づこうとする者を、かつては「異端者」、
今は「陰謀論 者」と罵倒し、タ ブー化して多くの人々の目から「詳細」を遠ざ
けるように図る。
 近代科学は本来、このような権力者・権威者とそのドグマとの闘いの中から形
作られ てきた。「詳細」に悪魔を見出す、つまり、具体性・客観性・実証性を
目の敵にして遠ざける勢力との闘いを忘れた科学は、似非科学、偽科学、非科学
へと堕落 する以外にはあるまい。コールはビデオの中で次のように指摘する。


 『も しあなたがある事柄の詳細 を理解できないなら、権威者たちとそのメ
ディアによって説明される公式の話に騙されてしまうでしょう。彼らの観点から
では、人々を戸惑うがままに、詳細を 隠されたままにすることが決定的に重要
です。それらの詳細が彼らのドグマにとって悪魔だからです。』


 そう。9・11だけではない。フクシマについて東京電力と 日本国政府が詳
しいデータを集めようとしない、公表しようとしない理由は、「人々を戸惑うが
ままに、詳細を隠されたままに することが決定的に重要」だからである。い
や、もっと進んで言うなら、人々が戸惑うことすらしなくなり自ら進んでドグマ
に従うことが、最 高に重要なのだ。
 締めくくりとして、このビデオの最後にコールが採り上げたアドルフ・ヒト
ラーの言葉を掲げておこう。
 『*民衆が何も考えないという事は、政府にとってなんと幸運な 事だろうか。*』

2014年10月14日 バルセロナにて 童子丸開

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(画像が見えない場合には下記のUrlへ)

http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence/Newton_vs_NIST_by_Jonathan_Cole.html

*ジョナサン・コールのビデ オ(日本語字幕付き)
**9・11と実験:ニュートンvsNIST*

 このジョナサン・コールの実験と説明は、WTCビル群崩壊 を合理的に説明
するための大前提になるニュートンの力学法則を、ふだん基本的な物理学に接す
ることの少ない人のために、実験を通して説明 したものである。
     https://www.youtube.com/watch?v=2fYU5-3bwgE
    Newton vs NIST by Jonathan Cole - Japanese
 このビデオの初めの方で、字幕の文字数に対して時間が短すぎ分かりにくい個
所や、字幕が文字化けして意味が分からなく なっている個所がある。
●0〜4秒の画面【http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence
/911experiments/Newton-vs-NIST-01.jpg】
●4〜7秒の画面【http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence
/911experiments/Newton-vs-NIST-02.jpg】
  「月が落下しつつあることを知るために、人は一人のニュートンにならねば
ならなかった。月は落ちないと誰もが思っているときにである。」とは、フラン
スの 詩人であり哲学者のポール・ヴァレリーの言葉。なお、月が地球の周りを
回る公転運動は、地球の重力によって引っ張られて常に「落下しつつ ある」運
動であ る。
●26秒〜31秒の字幕の2段目は、日本語訳原稿を字幕に焼き付ける際に文字
化けが起こったもの
【http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence/911experiments/Newton-vs-
NIST-03.jpg】
 2段目の「基魔オています。」は、「*基本法則を示すことを意図していま
す。*」の誤り。

*(1)このビデオでの実験が示す内容*
  このビデオにあるジョナサン・コールの実験は、運動する物体の加速度と力
との関係についてである。力学の基本法則を知っている人なら特に見るまでもな
いこ とだろうが、コールはあくまで非専門家のためにこのビデオを作ってい
る。特に運動法則(ニュートンの第2法則:力=質量×加速度)から、次のよう
なことが 分かるはずだ。


 ある物体が自由落下をしている最中には、その物体は周囲に 何の力も与えな
いし周囲から何の力も受けない。だからその物体が、その 周囲にある構造を
(あるいは自らを)破壊しながら自由落下することは、原理的に不可能である。
もし自由落下している物体の下にある構造が 破壊されているな ら、それは落下
とは無関係の力によってである。(『12年間放置された 9・11未解決事件
 *第1の鍵: 「WTC第7ビルはなぜ自由落下した?」*
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence/the_first_key_to_the_911.html>
』を参照のこと。)


 また、落下する物体の加速度が、自由落下の加速度(重力加 速度)よりも小
さいが同じ方向なら、少なくともその期間は、物体を支える構造が物体の 重さ
よりも小さな力で破壊され続けることになる。当然だが、加速度の大きさ(絶対
値)が重力加速度に近ければ近いほど、破壊に要する力は 小さい。したがっ
て、物体の周囲に物体の重さを支えることが十分に可能な構造があるにもかかわ
らず、物体が減速せずに落下を続けているような場合、その構造の破壊には外部
の力が作用したことになる。
 もし加速度ゼロ、つまり等速運動をしているのなら、物体の重さと、物体がそ
れを支える構造に与える力は等しい。


  次に、ある物体が重力とは逆の方向の加速度を持つ、つまり速度を落としな
がら落下するなら、少なくともその期間は、物体を支える構造に物体の重さより
も大 きな力が与えられることになる。ビデオの7分25秒前後で、減速したと
きにボーリングの玉をつるしていた糸が切れるのはこのような理由に よる。逆
に言え ば、もしある物体が落下している最中に、自分の重さよりも大きな力を
周囲に与えているのなら、その期間その物体は必ず減速する。つまり加速度は落
下の方向 に対してマイナスになる。
 このビデオでは、以上の原則と実際のWTCビル上層部分の落下の関係がやや
分かりにくいが、その点については、『*WTCツイ ンタワー上層階の落下が示
す真実(第1部)*
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence
/Downward_uniform_acceleration.html>』 で十分に説明されているだろう。


 また、このビデオでコールが行っている説明の中で、特に力 の方向について
少し分かりにくい個所があるかもしれない。たとえば、4分33秒〜4分40秒
で、コールは「合計の重さ、つまり上向きの力 (upward force)は同じでしょ
うか」とある。これ以降にも「上向きの 力(upward force)」という言葉がよ
く使われている。これは、はかりの上に物体を置くと、物体は重さつまり下向き
の力(downward force)をはかりに与えるが、同時にまた、はかりが物体に対し
て大きさの等しい上向きの力を与える(「作用・反作 用の法則:ニュートンの
第3法則)ことを意味する。はかりの針はその力の大きさ(絶対値)を示している。





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