[CML 034519] Re: もうひとりの福島の医師の報告~【報告】福島市で、講演会{甲状腺がん103人をどう見るか、低線量被ばくから健康を守る」が開催されました。

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 10月 17日 (金) 15:25:07 JST


もうひとりの福島の医師の報告。坪倉正治医師(南相馬市立総合病院非常勤医)の「『悲劇』を求める取材」。

この坪倉医師の話も「公表されているもっとも新しい福島県民健康管理調査のデーターを踏まえた」上での話であろう、と私は
思います。

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「悲劇」を求める取材(坪倉正治 朝日新聞・アピタル 2014年10月7日)
http://apital.asahi.com/article/fukushima/2014100700004.html

いまの浜通りの状況について、海外へ発信することが非常に難しいと感じています。インターネットの特徴なのでしょうけれど、
知りたいと思っている人以外にはなかなか届きません。テレビなどのメディアも、悲しい話やけしからん話など、人間の喜怒哀
楽に訴えかけるような内容とリンクする場合には強みがあるのでしょう。それに対して、淡々と事実を伝えるのは苦手(という
よりむしろ喜怒哀楽に伴うものにかき消えてしまう。)なことを感じます。もちろん受け手の協力も必要です。

私の勝手な感覚ではありますが、日本でも海外でも、いわゆる専門の先生や医療関係者の間では、住民の方の被曝量など
についての話が出ることはほとんどなくなってきたと感じます。学会でこうしたテーマが占める割合も減っています。住民と接
している先生についてはそのようなことはありませんが、そうでない先生からは「被曝の検査なんて、まだやってたの?過剰で
しょ。人件費と資源の無駄でしょ」といった声さえ聞かれます。確かに、国連やWHOからも線量評価に関する報告書が出てい
ますし、測定結果もごまんとあります。ただチェックは続けるべきだと思っています。こちらとしてはあまり気にせず、淡々とや
っていくだけだと考えています。

そんな一方、海外の方、そしてその知識を映す鏡であるメディアの方からの質問は、なかなか厳しいものが多いです。

とある韓国のテレビスタッフが相馬の病院にやってきて、インタビューをしたいと言ってこられました。植物の写った写真を10
枚ほど渡されました。何かと思いきや、「植物が放射線で奇形だらけだと聞いている。人間に関してもそうなんでしょ?」と言
い始めました。福島県ではそんな状況には全くないことを伝えますが、明らかに不満そうでした。取材する相手を間違えたと
いう感じ。

オーストリアのテレビは外来の風景を撮影していきました。質問は「南相馬にどうして人が住んでいるんですか?」といった類
いの内容でした。事故が起きたのは事実として、いまのこの場所での被曝量がどの程度か、ゆっくりと説明しますが、蔑(さげ
す)むようにニヤッと笑って終わりました。その表情は忘れません。

ドイツのテレビ局はBabyscanの取材に来ました。この器械が出来た経緯や、小さい子どもからはセシウムがまったく検出され
ていないことを説明しました。しかし、彼らは「悲劇」を求めているようでした。使いたいコメントを撮りたいのでしょう。繰り返し
同じ質問を5回も10回もしてきましたが、相手が求めるコメントをしようもありません。結果、彼らが必要とする悲劇には満たな
かったようでした。

こうしたことは、取材を受けたことのある多くの方が経験されていることと思います。まあ確かに、海外のどこかの国で、「こん
な問題があったけれども、だいぶ落ち着いてきました」という報道が日本であったとしても、ほとんどの人にとっては記憶に残
らないだろうなとも思います。

もちろん、そんな方々ばかりではありません。ちゃんと話を聞いてくださる方がいらっしゃることも確かですし、その様なメディア
の方に我々は何度も何度も助けていただきました。

そんな状況の中、やはり可能であれば、地元の方々一人一人が現状をご自分で説明できるようになって欲しいと思っています。
学校での知識などがその要です。そして多くの専門の先生方にもいま一度、周囲への発信をぜひ続けて欲しいと願っています。

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坪倉正治 (つぼくら・まさはる)

東京大医科研医師(血液内科)、南相馬市立総合病院非常勤医。週の半分は福島で医療支援に従事。原発事故による内部
被曝を心配する被災者の相談にも応じている。
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東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/

From: 山田敏正
Sent: Friday, October 17, 2014 2:50 PM
To: やまだ
Subject: [CML 034517] 【報告】福島市で、講演会{甲状腺がん103人をどう見るか、低線量被ばくから健康を守る」が開催されました。
山田@放射能から豊中の市民・子どもを守る会、です。

10/12、福島市内で放射能健康相談&講演会が開催されました。

その動画がこちら↓

★20141012 UPLAN 高松勇「甲状腺がん103人をどう見るか、低線量被ばくか
ら健康を守る」
https://www.youtube.com/watch?v=FmpWfE6wl9g

高松さんの講演は、10分頃から1時間23分までです。


主催は「放射能健康診断署名実行委員会・福島」のみなさん。講演は医療問題
研究会の高松勇医師でした。

公表されているもっとも新しい福島県民健康管理調査のデーターを踏まえた講演
です。
講演の終わりの部分で、今年3月にドイツ(フランクフルト)で開催された「国
際会議・原発事故がもたらす自然界と人体への影響について」に参加された時の
報告もあり、ヨーロッパ(ドイツ)の人々がいかに福島原発事故に大きな関心を
持っているかもわかります。
この国際会議を主催したIPPNW(核戦争防止国際医師会議)・ドイツ支部は、「日
本ががんばらないと、脱原発運動は厳しい。私たちの運動は日本の動きにかかっ
ている。」と述べています。

私が聞いたり読んだりした中では、福島原発事故による放射能健康被害に関する
最もトータルな且つ実践的な講演だったように思いました。

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山田敏正
toshi-y at kids.zaq.jp
http://nonuketoyonaka.blog.fc2.com/
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