[CML 034234] チョスドフスキィ教授2篇:「イスラム国」(ISIL)は米国の構想したもの、国連は共犯(前)

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2014年 10月 2日 (木) 20:31:51 JST


みなさまへ   (BCCにて)松元

9・11以 来、一貫して「対テロ戦争」の内幕を暴露しイラク、イラン、シリア、
ウクライナなどの差し迫った問題に鋭い分析で警告を発し続けているグ ローバ
ル・リサーチ誌主宰のミシェル・チョスドフスキィ教授が、「イスラム国」
(ISIL)は米国に構想されたものだと的を射た発言をし ています。

ここでは、本年6月29日の「イスラム国」の樹立宣言直後に投稿されたものと、9
月24日の国連安保理会合の直後 に投稿されたもの2篇を紹介します。前者は7月2
日の《カリフ制イスラム国家プロジェクトと「対テロ世界戦争」》、後者は9月25
日の《「テロリストはわれ われだ」イスラム国の「大きな嘘」》。

つまり「イスラム国」(ISISまたはISIL)の樹立宣 言から米有志連合
がシリア空爆―いかなる国際法にも違反する―を実施し翌9月24日の国連安保理会
合で公式のスタートを切った米主唱の対「イスラム国」掃討作戦の展開 までの
約3か月を置いての2論 考で、定点観測し続ける著者の分析と警告意図が明瞭に
読み取れると思います。とくに米外交政策の中枢のひとつである国家情報会議
(NIC)が10年前に「カリフ制イスラム国」なる動きで主権国家の解体・再編
を 構想していたことは、イスラム世界をどこまでも混乱させ悪魔化し手段化し
て世界覇権を維持するという遠謀として重要です。拙訳ですが2篇紹介させてい
ただきます。(2014年10月1日、松元記)

【「イスラム国」の省略語例】ISIS(Islamic State in Iraq and Syria or
Islamic State of Iraq and al-Sham)。 シャームとはアラビア語でレバントの
意味でシリアを含むので、ISIL(Islamic State in Iraq and Levant)が多
く使われるようになっている。「ダーイシュ」はこのISIL のアラビア語の
頭文字読みのようだ。また、「イスラム国」樹立宣言後はISS(IslamicState
in Syria)、単にIS(Islamic State)の略語も使われている。

*The Islamic State Caliphate Project and the “Global War on Terrorism”*

*カリフ制イスラム国家プロジェクトと「対テロ世界戦争」***

Url of this article:
http://www.globalresearch.ca/the-islamic-state-caliphate-project-and-the-global-war-on-terrorism/5389530
<http://r20.rs6.net/tn.jsp?f=001rfp3YdlcxUDDzzEb2phvncgPLSv_p8D0I6mNJS01bGgGkFeYaGjjvi1XeZGx_n8Jw3M2PcKE2wk59Aar5SwAi5Dgg8JZCYjnP2h8nfxH49leWJGOr9NfLaoVJeQt1hUyz8t3IAaaPLvBpHYSkPYMQFYq8qlVAzTyAIfKksUQD1f5MYeEM9rT1IZaS-MDN04Dn1p0cTkXnCn6UO5tSAL8ftnRep2DgiQcy6ZwVQO9kKY2askSUMDDb4IKhfvYV0MHnNak5QsGDH9VltKJQcsrmrpyDIhXcLxM&c=x3oKjzifAu9aqN14HQbp7x3WVVqrzrtikgAxug2_d_QOkfAHSiO1jw==&ch=WgbWya4Qj1zh3B1BIiENfyKS_mAtGPne3kWcD1DxCxGQKMRfn4e6IQ==>__

__

ミシェル・チョスドフスキィ教 授(松元保昭訳)

2014年7月2日

グローバル・リサーチ誌

/アルカイダ伝説と「外部の敵」という脅威は、大規模なメディアと政府のプロ
パガンダに よって支えられる。///

/ポスト9・11時代には、アル//=//カーイダによるテロの脅威はUS//-
//NATO軍事ドクトリンに構築されたブロックの一部を成している。それは、
世界大の 「テロ対策作戦」の遂行を人道的委託というかたちで正当化する。///

//

周知でかつ記録されていることだが、アル=カーイダの提携実体はソビエ ト-ア
フガン戦争の最盛期からUS-NATO による諜報資産として多くの紛争で利用
されてきた。シリアではアル=ヌスラと ISIS反乱軍が西側軍事同盟の歩兵で
あり、それは順次、準軍事部隊のリクルートと訓練を監督し指揮している。

テロリストを匿っていると幾つかの国を非難する一方で、アメリカは正真正銘の
「テロ支援国家」である:―シリアとイラク双方で 作戦行動をする―*イラクとア
ル=シャーム*(レバント=シリア)*のイスラム国(ISIS)*は、トルコ、サ
ウジアラビアおよびカタールを含むアメリカとその同盟国によって密かに支援
され資金援助されている。さらに言うなら、イラクとアル=シャームのイスラム
国の スンニー・カリフ制プロジェクトは、イラクとシリア双方を三つの別個の
テリトリー―スンニー・イスラム主義カリフ制、アラブ・シーア共和 国、および
クルド共和国―に分割するという長年の米国アジェンダに一致する。 

米国主導の*対テロ世界戦争*(GWOT)は、米軍事ドクトリン の土台を成して
いる。「イスラム・テロリストの追跡」は、非=在来型戦争の重要部 分である。
根本的な目標は、世界中のテロ対策作戦の遂行を正当化することであり、米国お
よび同盟諸国に主権国家の問題に介入する権限を与 えることである。

オールタナティブなメディアを含む多くの進歩的な書き手たちは、最近のイラク
の展開に焦点を当てながら、「対テロ世界戦争」の 背後の関連にはほとんど理
解を欠いている。イラクとアル=シャームのイスラム国 (ISIS)は、しばし
ば欧米軍事同盟の手先というより「独立した実体」として見做される。さらに言
うなら、US-NATO軍事アジェンダの教義そのものに反対する献身的な多く
の反戦活動家たちは、にも かかわらずアル=カーイダに直接対決するワシントン
のテロ対策アジェンダを支持す るのだ:世界大のテロの脅威は、「われわれは
戦争には反対だが、対テロ戦争は支持する」というのが「現実」である。



CML メーリングリストの案内