[CML 035122] 常岡浩介さん(ジャーナリスト)の「良識」としての眼を再評価する ――常岡浩介さんの中田考さん論評と公安情報を鵜呑みにする知ったかぶりの天木直人氏の中田考さん論評の悲惨

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 11月 23日 (日) 20:49:07 JST


私が常岡浩介さんというフリージャーナリストを知ったのはいわゆる「北大生」事件関連で常岡さんが参考人として自宅の家宅捜索
をうける前のことですが、「イスラーム国」問題がメディアで騒がれ出した頃からのことですからいずれにしても最近のことです。「北
大生」事件に関しては私は公安の「私戦予備・陰謀」罪という事件のデッチアゲか、デッチアゲに近い事件という見方をしていました
から、当然、常岡さんの自宅の家宅捜索にも批判的な立場でした。ですから、その常岡さんが「参考人」から「被疑者」に「格上げ」
されて「逮捕近し」という状況になったときには、私は、この事態は「公安=権力の暴力」以外のなにものでもない、と強い憤りの思
いに変わりました。しかし、この私の「憤りの思い」はいわば「公憤」であって、別に常岡さんでなくとも私の「憤りの思い」は変わるも
のではありません。そういう性質のものでした。
https://twitter.com/shamilsh/status/532177192902348800

さて、常岡さんは昨日の22日付けで以下のようなツイットを発信しています。

「やっと!ハサン中田考先生に対するまともなインタヴュー記事が出たみたい。 今日発売の週刊ポスト12/5号50~53ページに、「外
務省はイスラム国の日本人人質を見捨てた」と題する記事が掲載されています。...http://dlvr.it/7bdpcR」(常岡浩介@shamilshTwitt
er 2014年11月22日)
https://twitter.com/shamilsh/status/536029445849493504

詳細は以下のようになっています。

「やっと!ハサン中田考先生に対するまともなインタヴュー記事が出たみたい。今日発売の週刊ポスト12/5号50~53ページに、「外
務省はイスラム国の日本人人質を見捨てた」と題する記事が掲載されています。ハサン先生はイスラム学の超人なのに、なにしろ、
日本の社会常識と、とりわけ、人を見る目が宇宙的に壊滅しているので、自分の周りに無能な異常者ばかりを集めているし、メディ
アも、「100万寄越せ」などといって、まともなものを全て追い払っておいて、IWJだの勝谷誠彦だのといったデマ専門家だけ相手にす
るという逆転対応なので、自分で自分をどんどん不利な状況に追い込んでいるのが、見ていられませんでした。今回のインタヴュー
は公安警察の対応でなく、主に外務省の対応を批判する内容になっています。まあ、外務省も領事部は警察公安部や公安調査庁
からの出向者で構成されていますから、関わりがないというのはおかしいわけで、領事部の無能には十分に責任があります。」
https://plus.google.com/+ShamilTsuneoka/posts/Exd6RCzaitn?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

私が標題で「常岡浩介さんの「良識」としての眼を再評価する」と言っているのは、上記の常岡さんの「IWJだの勝谷誠彦だのといっ
たデマ専門家だけ相手にするという逆転対応」という評価を指しています。IWJ(岩上安身氏)と勝谷誠彦氏については、その彼らの
デマゴギー性と右翼性について私もかねてから強い批判を持っており、また、強い批判も発信してきていますので常岡さんが言わ
んとする批判はここでは詳説しませんが私にはよくわかります。常岡さんが言わんとする批判をよくわからない人を私は「世俗」(人
を見る目が俗世間に流通している「俗の目」(「真実」を穿たない目)の域を出ないということ)とみなしますので、その逆説として「常
岡さんの眼は良識的」ということになります。

(中略)

対して、以下は、天木直人氏の本日付けの「日本とイスラム国の関係のカギを握る中田元教授に注目せよ」という記事。

天木氏は、上記の記事で公安情報のリーク記事にすぎない本日11月23日付けの読売新聞記事を「驚愕のスクープ記事」、「中田
考元教授が、イスラム国兵士から暗視スコープなどの調達を求められていたことが、捜査関係者への取材でわかった」などと無批
判に賞賛、引用していますが、この「事件」の当事者のひとりの常岡浩介さんは「『イスラム国』が暗視スコープ要求…元教授拒否」
という記事を紹介した上で、「今、事実関係を確認したけど、やっぱりデマだった。暗視スコープの件は北大生がゆく、ゆかないの話
以前に断り済みだったので、「北大生らに機材を運ぶよう依頼」などあるはずもない」「そもそも、「北大生ら」の「ら」ってなんだよ?
ぼくしかいないじゃん。ぼくにそんな話はないぞよ」と全面否定しています。また、もうひとりの当事者の中田考さんも「読売新聞の取
材に対し、要求を受けたことを認めた上で、『断った」」と話した」と全面否定しています。天木氏は当事者が否定している「事実」を
公安のリーク情報だけで「真実」のように決めつける天木直人氏の慢心からか、錆びついてしまっているのか、もともとなかったのか、
の人権感覚のなさとメディア・リテラシーの愚鈍に強い疑問符をつけざるをえません。 


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1074.html


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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