[CML 034987] 「科学」的な議論を「政治」的に議論するおかしな作法について(3)――Re: 「避難者こども健康相談会きょうと」

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 11月 15日 (土) 14:19:36 JST


菊池さん

あなたの紹介される「低線量被曝の危険性に理解のある小児科医有志」の講演会のテーマの「福島での健康被害(甲状腺ガン
異常多発)!公表データからわかること!」は数日前に私の紹介した早野龍五東大教授(原子物理学)、坪倉正治医師(南相馬
市立総合病院非常勤医師)、宮崎真医師(福島県立大病院放射線医)の2医師1大学教師による「福島県内における大規模な
内部被ばく調査の結果」と明らかに矛盾しますね。

http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-09/ref01.pdf

こうした科学者、医師たちの調査結果を踏まえたものではなく(無視して)、「小児科医」という肩書のある人の講演会だとしても
従来の主観的な主張を繰り返すようではなんら「科学」的な講演会とはいえないでしょう。そのことを指摘しておきます。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/

From: 京都の菊池です。
Sent: Saturday, November 15, 2014 1:03 PM
To: cml at list.jca.apc.org
Subject: [CML 034985] 福島県および東日本から避難されたお子様を対象の健康相談会を行う「避難者こども健康相談会きょうと」
福島県および東日本から避難されたお子様を対象の健康相談会を行う「避難者こども健康相談会きょうと」


転送・転載歓迎


京都の菊池です。
きましたら、下記をぜひ多くの人にお伝えください。
よろしくお願いします。


「避難者こども健康相談会きょうと」のブログ
http://kenkousoudankaikyoto.blog.fc2.com/
より


「避難者こども健康相談会きょうと」の紹介


●「避難者こども健康相談会きょうと」について

京都では、福島からの避難者が中心となって、低線量被曝の危険性に理解のある小児科医有志のご協力を得て、「避難者こども健康相談会きょうと」を開催してきました。

避難者家族は、放射線被ばくによる健康不安を抱えていますが、「低線量被ばくが危険だ」という避難者と同一の認識で相談できる医療機関がほとんどないため、こども健康相談会は避難者家族が安心して相談できる場となっています。

また、この相談会は、避難生活にともなう家族の問題や社会的、経済的に困難な状況を相談でき、ともに悩み、ともに歩む仲間と知りあう場になっています。

健康相談会の必要性は1年や2年でなくなるものではありません。小さな子どもさんたちが大人になるまで、10年、20年と続けていかなければならない取り組みです。

● 健康相談会では、低線量被ばくの危険性に理解のある小児科医等が話を聞きます
直接医療機関を受診すると、十分に時間をとって話を聞いてもらえないばかりか、低線量被ばくの危険性を理解していない医師にかかると、「2次被害」すら受けてしまいます。

相談会では、協力医師が避難者家族に向き合ってしっかりと話を聞きます。
その上で、検査等が必要と判断される場合には、「紹介状」を発行します。その後、協力医師のいる医療機関で受け入れをしています。

● 「内部被ばくから命を守る」健康ノートをお配りしています

相談をされた方には、「内部被ばくから命を守る健康ノート」をお配りしています。資料編は家族で1部、カルテ編は相談者数を無償で配布しております。
避難時の行動記録や診療の記録を保存してことは、これからのことを考えると非常に大切です。

● 医療費の一部補助を開始しました
協力医師の「紹介状」の交付を受けた場合は、医療機関を受診することを前提に、一人につき3,000円の医療費(診察費、検査費)補助を開始しました。
医療保険が適用されたとしても、甲状腺などの検査をした場合は医療費の自己負担も増え、こどもが多いと大きな負担となるためです。
健康ノートや医療費補助の主な財源は、
「避難者こども健康相談会きょうと」のサポート会員の会費です。「放射能から子どもの命を守りたい」との思いで、相談会のサポート会員になっていただいております。

「避難者こども健康相談会きょうと」
は、明日11/16日曜日
京都府宇治市にある京都文教大学内で

第四回避難者こども健康相談会きょうと

を行います。

午前中は
福島県および東日本から避難されたお子様
を対象とした健康相談を行い
(これについては、
「避難者こども健康相談会きょうと」のブログ
http://kenkousoudankaikyoto.blog.fc2.com/
を参照ください)


そして午後から
講演会を行います。
案内を転載します。


皆さま
避難者こども健康相談会きょうと 事務局神田です。

「健康相談会」の午後、以下のとおり講演会を行います。
多数ご参加いただきますようご案内します。(転送歓迎)

8月、3年目検査の会津地方を含め福島県健康管理調査結果が公表されました。
福島県の子どもたち103人に甲状腺ガンが発見されてしまいました。
その意味することについて医師から講演いただきます。 今 私たちにできることは!? 



  「福島県小児甲状腺ガン103例の意味すること」(仮題)


福島での健康被害(甲状腺ガン異常多発)!公表データからわかること!

*講師:入江紀夫 Dr (小児科医
・医療問題研究会
ホームページ
http://ebm-jp.com/
)
*日時:2014年11月16日(日)午後1時30分から3時30分
*会場: 京都文教大学内 (宇治市槙島町千足80)
※「避難者こども健康相談会きょうと」のブログ
http://kenkousoudankaikyoto.blog.fc2.com/
を参照ください


*参加費500円 避難者無料


ぜひ、参加して、じかに、どんどんおたずねください。そしてどんどん意見交流いたしましょう。



関連して下記をお読みください。


10月12日福島市内で、上記の入江さんも会員である医療問題研究会の小児科医・高松勇さんを囲んで「放射能から健康を守る/医師のお話と懇談会」が開かれました。(放射能健診署名実行委員会・福島が主催したものです。)

それを

週刊MDS
週刊MDS新聞ホームページ
http://www.mdsweb.jp/
が

2014年10月24日発行 1351号
で
【福島市で放射能から健康守る懇談会 「本当のこと知らされていない」 若い世代へ働きかけを】
http://www.mdsweb.jp/doc/1351/1351_45f.html
と報じています。

その中では
・・・
福島県内からの参加者は7人。
高松さんの「甲状腺がん多発は今後の多様で広範な健康被害の発生を意味する。避難、保養、食の安全確保などの被曝軽減策、放射能健診、科学的な治療が必要」とのまとめを受け、
質問・意見が1時間半以上にわたり途切れることなく続いた。
・・・
や、
・・・
懇談の最後に、「データをとる。被曝手帳をつくらせる」「専門家も交えた“しゃべり場”を設ける」「同時進行で行政に働きかける」ことの大切さを確かめ合った。
・・・
など様子を伝えています。


また、
高松さんは、
2014年10月17日発行 1350号
に
【福島甲状腺がん103人(手術57)をどう見る/「たまたま見つかったがん」ではなかった/甲状腺がん異常多発―アウトブレイクは一層明らか/医療問題研究会・高松勇(小児科医)】
http://www.mdsweb.jp/doc/1350/1350_08t.html

を寄稿され、

その中で

・・・
甲状腺がんは今後さらなる多発が考えられる。それに備えた医療体制や検診体制の整備が急務である。福島近隣県、東日本での健康診断が必要である。また、現在は18歳までとしている年齢枠を設けず、成人年齢層でも健診を実施すべきである。
・・・
や
・・・
漫画『美味しんぼ』は被曝と鼻血の関係を投げかけたが、実際に多様な健康障害が生じている。
12年の疫学調査(放射線汚染地区の福島県双葉町、宮城県丸森町と非汚染地区滋賀県木本町の比較調査)では、鼻血、狭心症、心筋梗塞、吐き気、疲れやすさ、風邪をよく引くなどで有意に高くなっていた。チェルノブイリ事故調査からは、多くの健康被害が生じることが確認されている。
今後甲状腺がん以外にも、さまざまな健康被害が明瞭になると考えられる。甲状腺がん異常多発の実態の解明とともに、広範な健康被害の実態を明確にし必要な医療を求める健康診断要求が非常に重要になっている。・・・

など語っています。


上記二つの記事、全文も記事URLでぜひお読みください。


登録しているMLを通して、下記を教えていただきました。


「福島県民健康調査検討委員会」 第4回「甲状腺検査評価部会」 結果

・・・
さる11月11日に、「福島県民健康調査検討委員会」の第4回「甲状腺検査評価部会」が開催されました。下記がその関連サイトです。
・・・

●「県民健康調査」検討委員会 第4回「甲状腺検査評価部会」(平成26年11月11日開催) - 福島県ホームページ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-b4.html

(参考)「県民健康調査」 検討委員会について - 福島県ホームページ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai.html

● 当日の録画
(1)福島県民健康調査「甲状腺検査評価部会」OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 
アワープラネット・ティービー
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1853

(2)ユーチューブ ? 第4回「甲状腺検査評価部会」記者会見 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=60GS05OQccE

(参考)環境省_放射線健康管理 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01.html

(参考)インタビュー:福島のお母さんの心(香山雪彦福島学院大学教授(精神科医):朝日 201411.13)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11452230.html

草々


※朝日のインタビュー記事は文中に

聞き手
―福島市は原発から数十キロ離れており、避難指示も出ていません。
香山さん
「福島市で普通に生活していれば、原発事故後の追加被曝線量は、年間1ミリシーベルトに達しない状態になっています。これは、原発事故とは関係なく、自然に被曝する年間線量の半分以下です。それでも不安を感じる人はいます」
・・・
香山さん
「専門家や支援者は、相手を丸ごと受け入れ、いつも相手の味方である、という姿勢をとり続けることが大切です。科学的には健康に影響はないはずの被曝でも不安な人はいます。それを『科学的ではない』と否定しても、相手の不信感を招くだけです。科学的な知見について説明はしつつ、それとは関係なく、相手の人格や人生を受け入れる姿勢がぶれてはいけません」
・・・
という部分があります。
数字を示さずいうのでわからなくなってしまいます。

福島市では、事故前空間線量0.04マイクロシーベルト/時でしたので、追加の被曝線量が年間被曝線量が1ミリシーベルト
になるとしたら0.23マイクロシーベルト/時ですから
0.04と合わせて、
とりあえず、空間線量が0.27を超えなければ追加被曝線量は、年間1ミリシーベルトを超えないということでしょうか。

いま実際、福島市全域で0.27以下なのでしょうか。


原発事故と関係なく、自然に被曝する年間線量
とは、
そしてその半分以下という福島市で被曝する年間線量とは
具体的数値は、いくらなのでしょうか。

文中、不安という言葉は数え切れなく出てきますが、健康被害という言葉は、出てきません。

相手を丸ごと受け入れるとありますが、
そう言っている専門家や支援者が、自らに、

〇相手は原発事故当時どれくらい被曝したのか、そのうえで、日常今の低線量被曝が続いてきてそしてこれからも続けることで、健康被害は起こらないだろうか。
〇福島市の放射線汚染は土壌汚染も含めどれくらいなのだろうか、空気中にはどれくらい放射性物質が浮遊し、呼吸するとどれくらい取り込むのか、それらによって健康被害は起きないのだろうか
と
自らに問うことなく

相手を理解することができるのでしょうか。

相手に健康被害がある時、始めから原発事故の影響ではないと切り捨てて、(あらゆる可能性を考え進まないといけないのではないでしょうか。)適切に対応できるのでしょうかと
思ってしまいます。


菊池
ekmizu8791アットezweb.ne.jp
(菊池へ送信の場合、アットの部分を@に直して送信してください。菊池)





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